男性のスマートカジュアルってどんな服装?シーン別おすすめコーデ7選も紹介【ドレスコード】
男性のドレスコードの一つに「スマートカジュアル」があります。
結婚式の二次会や同窓会、会社のイベントなど、幅広いシーンで求められるスマートカジュアルですが、一歩間違えると場違いな印象を与えてしまうことも……。
着こなしのポイントを押さえ、おしゃれなスマートカジュアルコーデを目指しましょう。
この記事では、男性のスマートカジュアルの基本的な着こなし方やおすすめのコーデ7選などを紹介します。
この記事を監修した人鈴木 日出海|ANSWER 編集部
デザイナーズブランドからビジネスウェアまで、10年以上の接客経験を経て、現在ANSWERの記事を執筆。 わかりやすさを大切にしています。 趣味は70年代のロック。
1. 男性のドレスコードは基本的に4段階
分け方にもよりますが、男性のドレスコードは大きく4段階に分類できます。
- フォーマル
- セミフォーマル
- インフォーマル
- スマートカジュアル
ドレスコードによっては、普段着ているビジネススーツがマナー違反にあたる場合もあるので、注意が必要です。
ドレスコードごとのマナーを押さえ、TPOにふさわしい装いを心がけましょう。ここからは、男性の4段階のドレスコードについて解説します。
1-1. フォーマル
もっとも格式の高いドレスコードがフォーマルです。
「正礼装(せいれいそう)」とも呼ばれ、時間帯によってふさわしい服装が異なります。
フォーマルが指定されている場合、昼はモーニングコート、夜は燕尾服(えんびふく)を着るのが基本です。公的行事の参加者や、結婚式の新郎とその父親などがフォーマルの衣服を着用します。
燕尾服はテールコートとも呼ばれ、ジャケットの後ろの裾がツバメの尾のようにカットされているのが特徴です。
1-2. セミフォーマル
「セミフォーマル」はフォーマルに続いて格式の高いドレスコードで、準礼装(じゅんれいそう)とも呼ばれます。
結婚式の場合、新郎新婦の親族や上司などの服装がセミフォーマルに該当します。時間帯によって適した服が異なり、昼はディレクターズスーツ、夜はタキシードが正式な装いです。
セミフォーマルについては「男性必見!セミフォーマルな装いとは?基本スタイルやコーデを解説!」で詳しく紹介しています。あわせてご確認ください。
ドレスコードの「ホワイトタイ」は燕尾服を、「ブラックタイ」はタキシードを意味しています。
1-3. インフォーマル(平服)
略礼装(りゃくれいそう)にあたる「インフォーマル」は、フォーマルやセミフォーマルよりもリラックスしたスタイルです。
インフォーマルではブラックやチャコールグレーなど暗いトーンのダークスーツを着用します。
招待状に「平服」と記載されている場合、ダークスーツを選べば間違いないでしょう。結婚式の一般ゲストもインフォーマルで装います。
1-4. スマートカジュアル
「スマートカジュアル」はインフォーマルよりもさらにカジュアルな服装です。
厳密な定義はありませんが、スーツではなく「ジャケパンスタイル」が主流となっています。
高級レストランや結婚式の二次会、カジュアルな職場などでスマートカジュアルの服装が求められます。
2. 男性のスマートカジュアルについて徹底解説
スマートカジュアルは幅広いシーンで使えるスタイルなので、着こなしの基本を押さえておくと便利です。
ここからは、スマートカジュアルの着こなし方やスタイルについて詳しく解説します。
2-1. ジャケット
男性のスマートカジュアルでは、ジャケットスタイルが基本です。
まず、ウールやコットン、リネンなどのテーラードジャケットを用意しましょう。ジャケットの色は、ダークネイビーやチャコールグレーなどのダークカラーがおすすめです。
柄については無地が無難ですが、シャドウストライプなどそこまで目立たない柄物ならOK。もちろん、シーンによってはチェックのジャケットを着用しても失礼にはあたりません。
たとえば、華やかな結婚式の二次会などではガンクラブチェックなどのジャケットで華を添えてみてはいかがでしょうか。
2-2. シャツ
シャツはブルーやピンク、チェックやストライプなど、ビジネス用より華やかなものを選んでも構いません。
その際、ネクタイは着用しなくてもOK。普段ビジネスで着用するような白シャツにネクタイを合わせてしまうと、カジュアルさが薄れて仕事っぽさが出てしまうので避けるようにしてください。
ジャケットを羽織るのであれば、シーンによってはインナーをTシャツなどのカジュアルなアイテムにしても問題ありません。
2-3. パンツ
パンツはスラックスからチノパン、ジーンズまで幅広い選択肢があります。
きちんと感が求められる場合はウールのスラックスやチノパン、カジュアルでも許容されるならジーンズなどでもOK。ただ、ダメージデニムやオーバーサイズのパンツは避けるようにしましょう。
2-4. 靴
スマートカジュアルでは、場にふさわしい品格を求められることがあります。スニーカーではなく革靴を選ぶのが賢明です。
おすすめはブラウン系のローファーやタッセルスリッポン。上品さをキープしつつ適度にカジュアルダウンできるので、さまざまなシーンで重宝しますよ。
3. スマートカジュアルに関するよくある疑問Q&A
これまでスマートカジュアルについていろいろ解説してきましたが、聴き慣れない言葉だけにまだまだわからないことがありますよね。
ここではスマートカジュアルに関するよくある質問を紹介します。
3-1. ノーネクタイでもOK?
スマートカジュアルではネクタイを締める必要はありません。
もし締める必要があっても、ビジネスシーンで着用するよりも少し華やかな色柄を選ぶのがおすすめ。もしくは、ニットタイをつけるのもあり。カジュアルでありながら、こなれ感を演出できますよ。
シャツはノーネクタイでも違和感のない、ホリゾンタルカラーなどを選ぶといいでしょう。
ポロシャツやカットソーを合わせるスタイルもおすすめです。
3-2. スマートカジュアルとカジュアルエレガンスの違いは?
ホテルに併設する高級レストランなどでは、ドレスコードに「カジュアルエレガンス」を指定している場合もあります。
スマートカジュアルとカジュアルエレガンスはほぼ同意ですが、厳密にはカジュアルエレガンスのほうがスマートカジュアルよりもすっきりとした装いのことを指します。
もし、カジュアルエレガンスを指定されたら、ジャケットにシャツ、ネクタイ、スラックス(チノパン)、革靴できれいめにまとめたコーデがおすすめです。
カラーもダークカラーを選んでおけば間違いないでしょう。
4. 失敗しないスマートカジュアルの着こなし7選
4-1. ネイビーとブラウンで大人っぽく演出
ネイビーのジャケットにブラウンのチノパンを合わせた王道のコーディネートです。
インナーにはサックスブルーのシャツを選び、爽やかさを演出しています。誰でも簡単にスマートカジュアルを実現できる、初心者にもおすすめの着こなしです。
- ホテルディナー、高級レストラン、会社の祭典・パーティ、同窓会
4-2. ダークトーンで落ち着いた雰囲気に
全体をダークトーンでまとめた、色気を感じさせるスマートカジュアルスタイルです。
チャコールグレーのジャケットにカーキのチノパンを合わせ、結婚式の二次会や会社のイベントなど、さまざまなシーンで着用できます。
- ホテルディナー、会社の祭典・パーティ、同窓会、結婚式の二次会
4-3. 遊びゴコロのあるカラーでおしゃれ感をプラス
ベージュのジャケットに明るいブラウンのチノパンを合わせた大胆なコーディネートです。
インナーにホワイトを取り入れて清潔感を演出しつつ、ギャップのある配色で遊び心を感じさせるスマートカジュアルコーデです。
- 会社の祭典・パーティ、同窓会、結婚式の二次会
4-4. 黒コーデで引き締まった印象に
デニム風のパンツに黒のジャケットとインナーを合わせて雰囲気を引き締めています。
スニーカーではなく黒のタッセルローファーを取り入れ、カジュアル度を抑えているのもポイントです。
- 会社の祭典、パーティ、同窓会、結婚式の二次会
4-5. ブルーとブラウンで春らしさアップ
ブルーのニットにブラウンのチノパンを合わせた、春らしい軽やかな着こなしです。
ブルーとブラウンの組み合わせは、イタリアで「アズーロ・エ・マローネ」と呼ばれています。相性がいい色を大胆に取り入れ、洗練されたおしゃれを楽しみましょう。
- 会社の祭典・パーティ
4-6. 起毛素材で作る秋冬スマートカジュアルスタイル
チャコールグレーのジャケットにオフホワイトのチノパンを合わせたスマートカジュアルコーデ。
起毛感のあるジャケットにコーディロイのチノパンなので、季節感を取り入れたスタイルをしたい人におすすめ。
もし、ホテルディナーなどを想定している場合は、足元をスニーカーから革靴に変えればOK。シーンによってアレンジしてみてくださいね。
- ホテルディナー、高級レストラン、会社の祭典・パーティ、同窓会、結婚式の二次会
4-7. ノーカラージャケットで抜け感をプラス
シーンによってはジャケットスタイルだと堅苦しくなることも……。
そんなときは、襟のないノーカラージャケットでカーディガンっぽく着飾ってみてはいかがでしょうか。
ブラックとグレーのモノトーンコーディネートでシックな雰囲気もプラスできますよ。
- ホテルディナー、高級レストラン、会社の祭典・パーティ、同窓会、結婚式の二次会
5. 困ったときには、まず定番から集める
もし組み合わせに困ったときは、定番のアイテムから集めるのがおすすめです。
ネイビーのセットアップ、チャコールグレーのジャケット、グレーのパンツがあれば、着回しがかなり効きますよ。
詳しくは「【簡単・高コスパ】3着だけでビジネスカジュアル1週間コーデ術!」をご覧ください。
6. スマートカジュアルは「適正なサイズ」が重要
コーディネートと同じくらい重要な要素が「サイズ感」です。
ゆるすぎるサイズやタイトすぎるサイズを選んでしまうと、カジュアルの要素が強すぎて悪い印象になってしまいます。スマートカジュアルは華やかな場面での着用となるので、きちんと自分にフィットしたサイズを選びましょう。
ぴったりのサイズを見つけるのでしたら、オーダーがおすすめです。オーダーというとスーツのイメージもありますが、近年ではスマートカジュアルの服も手軽にオーダーすることができます。
自分の体型にフィットするサイズを選べば、着心地もよくて自然と自信が湧いてきますよ。
7. スマートカジュアルのジャケットが22,000円からオーダーできる!
スマートカジュアルはプライベートからビジネスまで、幅広い場面で活躍してくれるのが魅力です。
今回紹介したコーディネートを参考に、自分だけのスマートカジュアルを探してみてください。
FABRIC TOKYOならスマートカジュアルに使えるジャケットが22,000円からオーダーできます。自分の好みにあった色や柄から生地を選べるので選択肢も豊富です。
シャツは6,500円、カジュアルパンツは16,500円からオーダーできますので、お気軽にチェックしてみてください。
FABRIC TOKYOはビジネスウェアのオーダー専門ブランドです。スマートカジュアルはもちろん、スーツやシャツ、チノパン、セットアップなどもオーダー可能です。20代〜40代のオーダー初心者の方にも多くご利用いただいています。
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