オックスフォードシャツとは?コーデのポイントやおすすめ商品を紹介!

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スーツに合わせたり一枚で着用したり、ビジネスシーンで活躍するワイシャツ。ワイシャツの生地はオックスフォード以外にも、ブロード、シャンブレーなどさまざま。なかでもオックスフォードシャツは、通気性が良くシワになりにくいなどのメリットがあります。

今回は、オックスフォードシャツの由来や特徴、コーディネート方法、おすすめ商品などについて幅広く紹介します。


この記事を監修した人赤川 圭|ANSWER 編集部(FABRIC TOKYO 有楽町)

有楽町店の赤川と申します。スーツに限らず、カジュアルやジャケパンの着こなし全般について、自信を持ってご案内させていただきます!FABRICTOKYOのオーダーを通して、今までと違う自分を発見するお手伝いができればと思います👔

1. オックスフォードシャツの特徴

オックスフォードシャツには、生地の特性によって二つの大きな特徴があります。それぞれの特徴を詳しく説明します。

1-1. シワになりにくく丈夫

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オックスフォードシャツの「オックスフォード」とは、生地の名前のこと。オックスフォードシャツには、オックスフォードクロスという生地が使用されています。

オックスフォードクロスは、タテ・ヨコの綿糸(めんし)を2本ずつまとめて織った平織りの生地です。比較的厚手で丈夫なので洗濯機で洗ってもシワになりにくく、アイロンがけが苦手な人にもおすすめです。

1-2. 通気性がよく快適

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オックスフォードシャツに使用される平織りの生地は、経糸(たていと)1本と緯糸(よこいと)1本を交互に交差させた織り方です。糸が交わる部分に隙間ができるため、通気性が良く夏向けの洋服に多く利用されます。

通気性に優れたオックスフォードシャツは、暑い夏でもシャツが肌に張り付きにくく、快適に過ごせます。一方、秋冬はニットやジャケットなどのインナーとしても着用でき、一年を通して活躍する利便性の高さも人気の秘密です。

2. オックスフォードシャツの種類

オックスフォードシャツは、生地に使用される糸の太さによってさらにいくつかの種類に分けられます。主な3種類の特徴と、比較されやすいブロードシャツとの違いについて説明します。

2-1. オックスフォードシャツは主に3種類

オックスフォードシャツには、「オックスフォード」「ピンポイントオックスフォード」「ロイヤルオックスフォード」の3種類があります。それぞれの特徴を確認していきましょう。

①オックスフォード

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およそ20~40番手の糸を組み合わせた生地を使用しているのが「オックスフォード」です。ボタンダウンシャツの代表的な生地で、比較的厚地で光沢感がありカジュアルな印象です。

「番手」とは?

糸の太さを表す単位で、番手の数字が高いほど糸が細くなります。番手が高くなるにつれて光沢感が増す、柔らかい、シワになりやすいといった特徴があります。一方で番手が低くなると生地が厚い、透けにくい、シワになりにくいという特徴を持ちます。

②ピンポイントオックスフォード

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「ピンポイントオックスフォード」はおよそ80~100番手の糸を組み合わせており、針の頭のように小さい目が生地に見られることから名づけられました。①の「オックスフォード」と比べると光沢感があり、滑らかな風合いが特徴です。

③ロイヤルオックスフォード

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100番手ほどの細い糸を使用しているのが「ロイヤルオックスフォード」です。光沢感があり、サラリとしていて滑らかな風合いなので、ビジネスシーンにおすすめのオックスフォードシャツです。

FABRIC TOKYOのロイヤルオックスフォードシャツは、形態安定性が高くシワにも強い点が特徴です。アイロンなしでもシワがほとんど目立ちません。

2-2. 「オックスフォードシャツ」と「ブロードシャツ」の違いは?

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(左)オックスフォード (右)ブロード

オックスフォードシャツとよく比較されるのがシャツの定番の生地「ブロードシャツ」です。オックスフォードシャツは生地の表面に凹凸がありますが、ブロードシャツはツルツルしていて織り目が目立ちません。

オックスフォードシャツはカジュアルからビジネスまで幅広く対応でき、チノパンやカジュアルパンツとも合わせやすいシャツ。一方でドレッシーな印象のブロードシャツは、スーツスタイルやスラックスとの相性がいいシャツです。

冠婚葬祭や面接、ビジネスでの大事な局面などのかしこまったシーンにはブロードシャツが適しています。

3. オックスフォードシャツの由来

現在でも親しまれているオックスフォードシャツの起源は、19世紀までさかのぼります。続いては、オックスフォードシャツの由来について説明します。

3-1. 名門大学の名前が由来

オックスフォードシャツは、名門オックスフォード大学の名前が由来です。19世紀にスコットランドの紡績会社が、名門大学の名前を生地に名付けて売り出したことがきっかけとなりました。

当時はハーバードやケンブリッジ、イェールなどの大学名の生地も販売されていましたが、現在も主流として残っているのがオックスフォードシャツです。

3-2. 「ボタンダウンシャツ」との深い関係

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ボタンダウンシャツ

オックスフォードクロスを使って作られるシャツの代表が「ボタンダウンシャツ」です。したがって、「オックスフォードシャツといえばボタンダウン」といえるほど深い関係があります。

ボタンダウンシャツとは襟先にボタンが付いたデザインのシャツです。紳士服で有名な「ブルックスブラザース」が開発しました。

ポロ競技観戦の際、選手のユニフォームの襟が風でパタパタしないように、ボタンでとめたことがデザインのきっかけとされています。ボタンダウンシャツについて詳しくは「ボタンダウンシャツとは?ボタンの意味やおしゃれな着こなしポイント・選び方を解説!」も参考にしてください。

4. 【ビジネスシーン】オックスフォードシャツの選び方

カジュアルにも使われる、ラフな印象のオックスフォードシャツ。一歩間違えると、ビジネスシーンではカジュアルになりすぎてTPOにふさわしくない着こなしになることもあります。ビジネスシーンで着こなすにはどんなものを選べばよいのでしょうか。3つのポイントを紹介します。

4-1. 着回しやすいシンプルな色柄を選ぶ

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ビジネスシーンで選ぶオックスフォードシャツは、シンプルで清潔感のある色柄がおすすめです。柄は合わせやすい無地をチョイスしましょう。

オックスフォードシャツにはさまざまなカラーがありますが、ビジネスシーンでは主張しすぎない「ホワイト」「グレー」「ブルー」がおすすめです。夏場の着用で汗ジミが気になる場合は、「ホワイト」なら汗ジミが目立ちにくいのでおすすめですよ。

4-2. まずは「ボタンダウン」を選ぶのもおすすめ

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オックスフォードシャツ選びとして、まずはボタンダウンシャツをチョイスするのがおすすめ。オックスフォード生地とボタンダウンシャツの相性は抜群。まさに王道のアイテムです。

ボタンダウンシャツは、ビジネスシーンでスーツにも合わせられます。ネクタイを着用してもノーネクタイでもどちらでもOK。上品すぎずラフすぎないスタイルを目指しましょう。

4-3. タックインしても動きやすいジャストサイズを選ぶ

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(左)タックイン (右)タックアウト

ビジネスシーンでシャツを着用するなら、タックイン(パンツの中に裾を入れて着る)がマストです。
カジュアルな着こなしならタックアウト(パンツの外に裾を出して着る)がおすすめですが、ビジネスシーンではきちんと感を出すことも大切。タックインでスッキリと着こなしましょう。

タックインしても動きやすい丈の長さは、お尻が半分隠れる程度です。肩やウエストのシルエットもぴったりしすぎず、程よくゆとりのあるサイズを選びましょう。

オーダーシャツなら自分の体に合ったサイズで仕立てられます。既製品のシャツではサイズが合わない場合はオーダーも検討してみてくださいね。

5. オックスフォードシャツコーデのポイント

オックスフォードシャツはさまざまな着こなしができてコーデの幅が広がる反面、着こなし方に悩む人も多いのではないでしょうか。コーディネートのポイントを3つ紹介します。

5-1. ボタンの留め方で雰囲気をチェンジする

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オックスフォードシャツは、ボタンの留め方によって大きく雰囲気を変えられます。前ボタンを全部留め、すっきりしたシルエットのパンツとコーディネートすれば、さわやかで誠実な印象に。

こなれ感を演出するなら、ボタンを全部開けてインナーにシンプルなTシャツを合わせるのがおすすめです。ビジネスシーンで前ボタンを全部開けたスタイルを選ぶときは、時と場所、目的に合わせましょう。

5-2. ニットなどのインナーとして合わせる

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秋冬は、カーディガンやニットのインナーにオックスフォードシャツをコーディネートしてみましょう。ボタンダウンシャツを選べば、首元からのぞくボタン付きの襟がアクセントになっておすすめです。

季節を問わず活躍するのがオックスフォードシャツの魅力の1つです。1枚もっていれば着こなしの幅が広がりますよ。

5-3. ジャケットのインナーとして合わせる

きちんと感を保ちつつ、カジュアルダウンした着こなしができる点もオックスフォードシャツの魅力です。カジュアルなジャケットからスーツスタイルまで、さまざまなコーディネートに合わせられます。

ビジネスシーンでは、ジャケットの色柄は落ち着いたものにするのがポイント。オックスフォードシャツが持つカジュアルさとバランス良くまとまり、ビジネスでも通用するおしゃれな着こなしになります。きちんと感をプラスしたいときには、ジャケットにチーフを入れるのもおすすめですよ。

6. オックスフォードシャツが1着6,500円からオーダーできる

適度にラフな印象を演出できるオックスフォードシャツは、ビジネスシーンでも着回しやすい万能アイテム。

通気性も良くお手入れしやすい生地でありながら、コーディネート次第では季節を問わず着用できるのも魅力です。ぜひ、毎日のコーディネートに活用してみてくださいね。

FABRIC TOKYOでは、自分のサイズにぴったりのシャツを1着6,500円からオーダーできます。好きな生地や色柄を選んでお好きなデザインにカスタマイズ可能です。ぜひ一度ご来店下さい。お待ちしております。

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着心地やサイズ感に違和感がある場合は、お届けから50日間は無料で1回までサイズのお直しをさせていただきます。オーダー初心者でも安心してオーダーできます。

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