チェスターコート着こなし| 外さないポイントをスーツのプロが解説
チェスターコートは、オンやオフでも兼用される方が多い印象ですよね。
しかし、チェスターコートはサイズ感や色柄が豊富なので、コーディネートの仕方に悩まれたことはありませんか
そこで今回は、ビジネスでもプライベートでもかっこよく決めることができるコーディネートをご紹介します。
また、チェスターコートの素材感や、色柄別でどのような印象を与えるのかなども、オーダースーツのプロである、FABRIC TOKYOのスタッフが解説していきます。
FABRIC TOKYOとは
オーダースーツの専門店で、お客様のサイズデータをクラウド上に保存する事で、必要になった時にいつでもどこでもネットで注文することができます。
オーダーの流れは、アカウントを作成してその後採寸。
シャツやスーツだけでなく、コートも自分の身体に合ったサイズでオーダーすることが可能です。
FABRIC TOKYOでは自社で企画したオリジナルの生地から、インポート生地まで幅広く用意し、200種類以上の生地を用意しており、価格としてはオーダーコートは68,000円(税込)からあります。
1.そもそも、チェスター コートとは?
コートの中でも様々な種類がある中で、チェスターコートはビジネスシーンでも、カジュアルシーンでも利用されている汎用性の高い人気のコートです。
シンプルなデザインが特徴で、使いやすい色柄が多く、寒い冬の季節にさらっと着こなせることができるため、コーディネートの幅も広がる優秀なアイテムです。
2.チェスターコートをビジネスでも今っぽく着こなす3つのポイント
2-1.適度にゆとりのあるサイズを選ぶ
チェスターコートはサイズ感により、印象が変わります。
フォーマルな着用シーンで使用するチェスターコートは、スーツの上から着用することを想定し、やや身幅がルーズに作られています。
自分の身幅に合っていない、大きめのシルエットを着用すると、着せられている印象になりますので、野暮ったく見えてしまいます。
近年では、スーツでもスリムなシルエットが流行っているように、チェスターコートもスリムに着こなす方や、自身の体にフィットしたコートを選ぶことで、かっこよく決まります。
2-2.着丈が短すぎないものを選ぶ
チェスターコート は、ロングコートの代表的なコートです。
着丈は、「ひざが見える丈」のサイズ感が良いでしょう。
着丈が長すぎると、歩いている時に広がる可能性や、カジュアルシーンで使用される印象を与えてしまう恐れがありますので、全体的にスッキリとした印象を与える「ひざが見える丈」がおすすめです。
2-3.柔らかい仕立てのものを選ぶ
チェスターコートの生地の素材には様々ありますが、仕立て方でデザイン性や、着心地は大きく変わります。
肩パッドが入っているコートや、毛芯や裄綿という補強材が多く混入しているコートは生地が固くなります。
そのような補強材が少ないチェスターコートであれば、柔らかく自然なシルエットで仕上がるため、着心地が楽になります。
3.今日から真似できる、チェスターコートの着こなし例12選
3-1.ビジネススタイル3選
ネイビースーツに、濃紺のチェスターコートの着こなしです。
明るいネイビーの色でも、濃紺のチェスターコートを羽織ることで秋冬にふさわしい季節感を取り入れた雰囲気を作ることができます。
グレースーツに、黒のチェスターコートの着こなしです。
ベストを着用し、ネクタイをグレーと黒のチェック柄で合わせることで、全体の統一感を作り出すことができます。同系色の組み合わせで誠実な印象を与えます。
ブラウンスーツに、グレーのチェスターコートの着こなしです。
発色の良いグレーのチェスターコートであるため、シャツをサックスブルーでフレッシュさを取り入れ、スーツと同系色のネクタイをすることで落ち着きのあるコーディネートができます。
3-2.ビジネスカジュアルスタイル3選
グレーのチェスターコートはビジネスとしても、ビジネスカジュアルとしても併用できる万能なお色味です。コーディネートの幅を広げたい方にはおすすめです。
ネイビーのジャケットとデニムのワントーンのコーディネートに、グレーのチェスターコートを合わせた着こなしです。
ノーネクタイでも白のワイシャツでカジュアルに見せることができます。
ティーシャツに、スーツセットアップとチェスターコートの着こなしになります。
中はネイビーのスーツを着用しておりますので、リモート時の会議やカジュアルに着こなす日には楽なコーディネートです。
3-3.きれいめカジュアルスタイル3選
明るいグレーのタートルニットに、グレーのチェスターコートを合わせた着こなしです。
デニムの色合いとコートの色合いを同じ系統に合わせることで統一感もあり、明るめのタートルニットで清潔感も増します。
先ほどのコーディネートから、インナーを黒に変えたコーディネートです。
全体的にシックな色味を使った仕上がりにすることで、大人らしさを演出できます。
インナーに白の長袖モックネックを着用し、カーキのチノを合わせた着こなしです。
挿し色に白を活用することで、全体的に清潔感が増し、スッキリとした印象を与えます。
3-4.カジュアルスタイル3選
先ほどのコーディネートから、インナーを黒のニットに変えたコーディネートです。
敢えてタックインをすることで、コートのスッキリとした印象を着崩さないカジュアルさが出せます。
もちろん、デニムに白のワイシャツでも決まりますよね。
秋が始まる涼しい季節にぴったりのコーディネートです。
デニムシャツを用いたチェスターコートの着こなしです。
シャツをインすることでスッキリとした印象を与えます。
デニムシャツとチェスターコートのお色味を近づけることで、統一感のあるスタイルを作ることができます。
4.まとめ
この記事ではチェスターコートの着こなしについてご紹介しました。
この記事のポイントは、下記の3点です。
・チェスターコートは自分の体に合ったサイズ感を選ぶ
・適度にゆとりのあるサイズと、「ひざが見える丈」のサイズに注目する
・チェスターコートはビジネスでもカジュアルでも着こなせることができる
皆さんもチェスターコートを着こなし、その季節でしか味わえないコーディネートでお出かけされてみてはいかがでしょうか。
text by 細井進太郎(事業推進グループ コーディネーター)