Vol.14 | 小学校教員

「安達さん、スーツ12着どうしましょうか?」 小学校教員/TOKYO SUIT AWARD2019グランプリ

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撮影:上甲 尚弘 インタビュー:峯村昇吾(FABRIC TOKYO) 文章:森本 萌乃 (FABRIC TOKYO) 

 

 

「こんばんはー…」

閉店後のFABRIC TOKYO表参道に低姿勢で現れたのは、安達信豪さん、28歳。FABRIC TOKYO主催の「自分らしく働き、自分らしいスーツを着こなす人」を表彰するTOKYO SUIT AWARD2019において、数多くの応募者の中からお見事グランプリに輝かれました。

今年のTOKYO SUIT AWARD2019は、FABRIC TOKYO全社員、それぞれの1人一票によってグランプリが決定、賞品は個人スポンサーとしてスーツ1年間で最大12着をプレゼントするという内容でした。小学校の教師として、現在公立小学校で6年生の担任を受け持つ安達さん。カスタマイズの色使いやサスペンダーの小物使いなど独自の個性が光る着こなしと、生徒たちとのコミュニケーションの一つとしてスーツをご活用される考え方が、グランプリの決め手となりました。

“ほんとに私でいいんですか?”

FABRIC TOKYO:安達さん、グランプリおめでとうございます。僕たちも嬉しいです!グランプリ受賞されてみて、まずはどんな気持ちですか?

安達さん:まさか自分がと思いました。妻も他の候補者さんを見て「絶対ないね」って、笑。こういうのはかっこいい人が選ばれるんだろうと勝手に思っていました、笑。

FABRIC TOKYO:ご自身のスタイルを理解した着こなしがFABRIC TOKYOの社員からは好評でした。スーツ選びのポイントはありますか?

安達さん:サスペンダーはフジテレビの軽部アナをイメージしてつくりました、笑。子供ってすごく敏感で、少しの変化だけで気付くんです。そういうのを楽しんでもらいたいと思い、チーフとかサスペンダーとか、あえて色々遊ぶようにしています。

FABRIC TOKYO:カスタマイズにはそんな経緯があるんですね!だったら…安達さん、デニムのセットアップスーツとか似合うと思います!デニムのシャツ着て、ネクタイもネイビー系とか、カジュアルなスーツなら子供にも驚いてもらえそうな気がします。

安達さん:ほんとですか?じゃあ、せっかくだから作ってみようかな。

“スーツ12着、使い方は安達さんにお任せします。”

FABRIC TOKYO:今回グランプリに選ばれた安達さんには、個人スポンサーとしてFABRIC TOKYOがスーツの着こなしを1年間サポートさせて頂くのですが、僕たちも色々考えました。1人で12着って、正直なかなか多すぎますよね?

安達さん:そうなんですよね、嬉しいのですが…毎日スーツを着て動き回る職業でもないのでどうしようかなと思っています。

FABRIC TOKYO:ですよね、すみません、笑。そこで、今回安達さんがグランプリに選ばれたということで、12着分お作りする権利そのものを安達さんに贈呈しようと思うんです。

安達さん:ほんとですか?それは嬉しいです、そんなにご考慮いただけるとは…どうしよっかな、もっと悩むな、笑。

FABRIC TOKYO:安達さんご自身はもちろん、オーダースーツをお勧めしたい身近な人に譲渡など全部含めて、12着と言う形でスポンサーさせていただきます。どうしましょうか?

安達さん:そうですねえ…でもまず一着は、先ほど勧めていただいたデニム作ってみようかな?あとは父親への親孝行と、先生仲間かな。どうしよう、いきなりもらった権利なので。とりあえずわくわくします、笑!

“態度で伝えていきたい、洋服の楽しさ。”

FABRIC TOKYO:FABRIC TOKYOのこと、どこで知っていただきましたか?

安達さん:2年前くらいかな?横浜でポップアップストアをされている時に初めて採寸しました。オーダースーツを初めて作ったのがFABRIC TOKYOだったので、届いた時は嬉しかったですね。自分の体は小さくてガタイもいいし、昔既製服メーカーの定員さんに、「スーツで楽しむのは難しい」って言われたことをなんとなくずっと覚えていたんです。そのトラウマを払拭してくれたのが、FABRIC TOKYOでのオーダー体験でした。

FABRIC TOKYO:撮影時はダークブラウンのスーツでしたが、今日のライトベージュのスーツのポイントは?

安達さん:はい。これが、FABRIC TOKYOで最初に作ったスーツです。私の職業の話をコーディネーターさんにしながら、一緒に選んでもらいました。子供にとって一番身近に感じる触れる大人って、親の次に私じゃないですか。だから私がファッションを楽しんでいることが、子供に後々影響していけばいいなと思って、明るい色のカジュアルなスーツを作りました。私結構凝り性で、色々調べちゃうんですけど、ヨーロッパってスーツの着こなしを父親から学ぶらしいんです。そういう意味でも、学校の先生がスーツ着て楽しそうに働いているって大切だなと。きっと私のクラスの半分以上の子が、将来スーツを着て働くと思うから。

 

働き方が多様化する中で、安達さんのように“あえてのスーツ”を楽しむ方も増えているのではないでしょうか。生き生きと教育現場で働かれる安達さんに、FABRIC TOKYOとして初めての個人スポンサーができること、大変嬉しく思います。

TOKYO SUIT AWARD2019の授賞式の日は、ちょうど小学校の卒業式直前のタイミングでした。「6年生の送り出し、泣いちゃうかもなあ」と感慨深げに話す安達さん、小学校の節目のイベントのタイミングにも、今後FABRIC TOKYOのスーツを着ていきたいと話してくださいました。安達さん、改めてTOKYO SUIT AWARD2019の受賞、おめでとうございます!

Fit Your Lifeをブランドコンセプトに掲げるFABRIC TOKYOにとって、主人公はお客様一人一人。これからも十人十色のライフスタイルに沿ったオーダースーツを通じて、皆様の「働く」を応援したいと思っています。

安達信豪
小学校教員
小学校教員、神奈川県の市立小学校にて現在小学6年生を指導。FABRIC TOKYO主催の「自分らしく働き、自分らしいスーツを着こなす人」を表彰するTOKYO SUIT AWARD2019にてグランプリを獲得。