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FABRIC TOKYOに関する最新情報をお知らせいたします。

2019年2月4日

【新作】作り手全員の顔が見える、究極のトレーサビリティスーツ発売

■2019年最初の新商品は「FALKLAND to TOKYO 作り手全員の顔が見えるスーツ」。

FABRIC TOKYOは、仲介業者をはさまず直接工場とやりとりをすることで、コストを抑え良品質な商品をお届けするD2Cのものづくりを展開しております。日々工場と直接やりとりが発生するD2Cのビジネスモデルを展開するFABRIC TOKYOだからこそ、究極のトレーサビリティに挑戦できるのではと考えたのが、今回FALKLAND TO TOKYO製作の始まりでした。

トレーサビリティとは、商品の生産過程を可視化することで追跡可能性のことを差します。可視化の精度は企業やサービスによって異なり、アパレル業界でも「生地から製品化までの作り手を記載する」トレーサビリティ、「製糸から発送までの工場を記載する」トレーサビリティなど様々です。今回FABRIC TOKYOは、今私たちにできる最大限のものづくりの追跡(=トレーサビリティ)を実現しようと、羊毛牧場の主人まで遡りました。

日本の裏側、アルゼンチンのフォークランド諸島で羊毛牧場を営むブルビーチファームのヒュー氏。フォークランド諸島には羊の天敵であるハエがいないため、羊たちが豊かでのびのび生活できる点が特徴だと話します。ヒュー氏によって大切に育てられた羊たちの羊毛はインドに送られ、その後海を渡り、日本各地の工場を通じて生地から縫製までの工程を経た後、千葉県印西市の流通拠点よりお客様の元へと発送されていきます。

FABRIC TOKYOとしてのトレーサビリティを突き詰めてみると、壮大なストーリーを持った旅人のようなスーツが出来上がりました。一見すると極めてスタンダードでシンプルな見た目、シーンを選ばず通年で使える万能スーツですが、オーナーであるお客様にとっては、職人の一人一人の確かな仕事と旅の思い出に包まれる、とっておきの一着になればと願いを込めました

FALKLAND特設サイト:https://ad.fabric-tokyo.com/lp/falkland/

【商品詳細】

・名称 :FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウール

・価格 :2ピーススーツ ¥59,800~ (税込)

・種類 :

  1. FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウールダークネイビーピンストライプ

  2. FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウールチャコールグレーピンストライプ

  3. FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウールダークネイビーペンシルストライプ

  4. FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウールライトグレーペンシルストライプ

  5. FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウールダークネイビーウィンドウペイン

  6. FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウールグレーウィンドウペイン

  7. FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウールライトグレーウィンドウペイン

  8. FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウールダークネイビーホップサック

  9. FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウールグレーホップサック


    ※上記イメージ写真は「FALKLAND 自然な光沢とハリ・コシのあるサスティナブルウールチャコールグレーピンストライプ」を着用。



    ■「FALK LAND TO TOKYO 作り手全員の顔が見えるスーツ」が歩む、お届けまでの旅の道のり。

    牧場    アルゼンチン      フォークランド諸島 Blue Beach Farm/Hew Griersson氏

    紡績    インド      Jaya Shree/Mr.Swastick Chatterjee

    編み    愛知県       恒川織物株式会社/恒川 治基氏

    整理加工 愛知県    株式会社ソトー/松村 一男氏

    縫製   青森県    オリジナルテクノロジー株式会社/中村氏

    発送   千葉県    ダイワ ジーエフ ロジ株式会社堺佳彦氏



    ■FABRIC TOKYO商品開発代表・峯村より

    2013年、バングラデシュ・ダッカのラナ・プラザという縫製工場が倒壊し、1,100人以上の死者、負傷者2,500人以上の大惨事となりました。原料の現場では、ウールに関しては羊への非人道的な扱い、ウジの発生を抑えるために羊に施すミュールズ手術という、苦痛をともなう慣行がまだあります。コットンに関しては、インドの農家における農薬による健康被害や借金苦による自殺が後を絶ちません。その他にも、染色による汚水処理問題や二酸化炭素問題など、アパレル産業の背景にはまだ多くの社会的問題が潜んでいます。

    そんな中、洋服に私たちが袖を通すまでの間に、その洋服がどんな道のりを通じ、誰によって作られているのか、そのプロセスを知る機会はまだまだかぎられてい。誰が作っているのか、どんな想いで作っているのかはなおさらです。ファッションはその人の内面の一番外側にあるものです。その服を着る事で、世界への関わり方を表明することができるし、自分がどう生きて行くかを表現することだってできるものだと思っています。誰によって作られたかを「知る」ということは、自分がどう生きるかということに繋がるはずだと考えました。

    決して社会問題に取り組んで欲しいという訳ではありません。このご飯は誰が料理してくれたのか、この家は誰が建ててくれたのか、この洋服は誰が作ってくれたのか、それがわかるだけで受け取る時の気持ちは変わると思うのです。誰が作ってくれたかが分かるスーツだったら、朝、袖を通す時に気持ちいい一日を迎えられるかもしれません。当たり前のことをただ当たり前に、そう考えて、つくり手全員の顔が分かるスーツをリリースしました。