【第4回】ファッションバイヤーのMBさんが解説〜ビジカジ3つの原則
「仕事で着る服だっておしゃれにしたいけど、何をすればいいのかよくわからない──」。
そこで、ファッションバイヤーで人気ブロガーのMBさんをアドバイザーに迎え、明日からできるビジネスウェアのコーディネートやワンポイントを紹介する連載「BIZFIT MAG」をスタート。
お気に入りの服が、仕事の気分も少し前向きに変えてくれる。そんなビジネスライフのヒントを全8回に分けてお届けします。
第4回目の今回は、MBさんにビジカジの基本原則を解説していただきました!ビジネスウェアが多様化する一方で、「ビジネスカジュアルって結局何を着ればいいんだ…」とお悩みの方は必見です!
1.遊びすぎずシンプルに〜色柄の極意とは〜
基本原則の1つめは、ずばり「遊びすぎない!」です。ビジカジには、カジュアルという言葉が入っているため、さまざまな解釈ができます。しかし、あくまでフォーマルに近いビジネスの場と考えることで、選ぶアイテムや色柄などもある程度決まってきます。
例えば、冠婚葬祭などのフォーマルなシーンでは、色や柄を多用しません。色柄が多い装いは、それだけで、だらしなく見えてしまう事もあるため、ビジネスカジュアルでも色や柄で遊びすぎないことが基本原則の1つめとなります。
また、アイテムの形も、シャツやジャケット、センタープレスの入ったパンツなど、あくまでスーツスタイルで使われている服がオススメです。
2.シルエットで見え方に180度差が出る!?
基本原則2つめは「シルエット」です。アイテムやデザインがシンプルだからこそ、大きく差別化できる点は、シルエットにあります。想像してみてください、仕事やちょっとしたパーティーなど、同じスーツ姿が集まる場でも「かっこいい…」と感じる人がいますよね。なぜかっこいいのか──その違いは、シルエットにあります。
例えば、パンツの裾には視線が集まるため、シワが出すぎない「ハーフクッション」や「ワンクッション」ですっきり見せるのがオススメです!
スラックスの裾のお直しは、さまざまなお店で対応してもらえますが、裾以外の部分や、全体のシルエットに気をつけたい場合は「オーダー」するのも1つの選択肢です。
3.意外と知らない!?差が出る靴選びのポイント
基本原則3つめは「色合わせ」です。色合わせとは、言葉を変えると「色の差をつけないこと」。
特に効果が大きく、気をつけたいのがパンツと靴です。パンツと靴の色の差をつけず、同系色でまとめると、パンツと靴がひとつながりに見えることで、脚長効果が生まれます。
具体的には、ネイビーのパンツと黒の靴や、ベージュのパンツと茶色の靴が、相性の良い組み合わせです。黒と茶色の靴があればどのパンツにも応用が効きますので、ぜひ揃えてみてください!
動画では、MBさんからビジカジスタイルの基本原則について、より詳しく解説いただいています。
「職場の服装がビジカジスタイルに変わったけど、何を着ればいいのかわからない」「毎回同じパターンで着ている」などの悩みは、多くの方が持っているのではないでしょうか?
MBさん直伝の、すぐに実践できるビジカジの基本原則をさらに詳しく知りたい方は、ぜひ動画をご覧ください!
◎BIZFIT MAG目次
【第1回】ファッションバイヤーのMBさんがFABRIC TOKYOでスーツをオーダー
【第2回】FABRIC TOKYOが本気でつくったTシャツを、MBさんがレビュー
【第3回】ファッションバイヤーのMBさんが考える、オーダーメイドのチノパンがカッコよく見える理由
【第4回】ファッションバイヤーのMBさんが解説〜ビジカジ3つの原則
【第5回】MBさんがFABRIC TOKYOでオーダーしたスーツの仕上がりは?
【第6回】ファッションバイヤーのMBさんに聞いた、セットアップに合う 大人が履くべき靴とは?