もう静電気に悩まされない|おすすめの組み合わせをご紹介
「シャツの上に着ているニットを脱いだ時にバチバチする静電気が生じて不快に感じる。」
「ドアノブを触る時に静電気が起きるのが嫌に感じる。」
特に冬は乾燥時に発生する静電気に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、気温が低い冬の時期は、防寒対策にニットを重ね着していらっしゃる方も多いと思います。
本日はそんな静電気にお悩みの方におすすめのコーディネートの組み合わせや、ビジネスウエアでは、どのような素材や裏地を選べば良いのかをご紹介していきます。
そもそも静電気ってなぜ起きるの?
その原因は、湿度と摩擦にありました。
1年のうち、湿度が低くなる秋から冬にかけて静電気を感じるようになります。12月上旬には静電気を感じる人の数がピークを迎えます。
本来、静電気は空気中の水分を通して外に逃してくれますが、10月頃から冬にかけて、空気中の湿度はどんどん落ちていきます。
そして最も空気が乾燥する時期になる12月上旬〜1月の下旬までが静電気を感じる方はピークを迎えると言われているんです。
摩擦ってどうしたら防げるの?
みなさん、小さい頃に髪の毛に下敷きを擦り合わせて髪の毛を逆立たせて遊んだ記憶はございませんか。
まさしくあれが摩擦により発生した静電気です。
その摩擦は日々の生活では至る所で発生しています。
座っていて足を組み替えたとき、ソファーに腰掛けてらいせいを変えた時、歩いている時の摩擦でも発生してしまいます。
そうです。摩擦をなくすというのは不可能に近いです。
そこで知っておきたいのは静電気は異なる性質の物が擦れあうとバチバチと音を立てながら、生じます。
実はこの「異なる性質」に静電気軽減のヒントがありました。
異なる性質の生地と生地がこすれると、一方はプラス、もう一方はマイナスの電気を帯び、これを「帯電」といいます。
洋服は天然素材から化学繊維まで様々な種類の素材からできています。
そしてその素材によってプラスの電気を帯びやすいものと、マイナスの電気を帯びやすいものとがあり、プラス素材とマイナス素材がこすれあったときに静電気が発生しやすくなります。
プラス帯電とマイナス帯電の性質
素材の性質について
素材によって異なる帯電の性質は表の通りです。
プラス帯電同士、マイナス帯電同士など、同じ性質の電気を帯電する素材同士で組み合わせるコーディネートをすると静電気を抑止できるという事になります。
静電気になりにくいコーディネート例
例えば、ウールのニットに、ウールのコートの組み合わせ。
これだとプラス帯電同士のウールの組み合わせとなり、静電気は発生しにくくなります。
普段のお買い物の時から少し意識していただくだけで、未然に防ぐことができますのでぜひお試しください。
ビジネスウエアでもできる静電気予防策
静電気に悩まされない高機能素材
ANTISTATICという生地は、親水性ポリマーを用いて帯電を防止する帯電機能繊維を織り込んでいる技術が施されています。
この素材によって、帯電せずにしっかりと外に静電気を逃してくれるので安心して着用できます。
静電気の特性は発生することで引きつける性質があるため、埃や花粉が吸着しやすくなるのですが、そんな生活でのストレスを軽減できる、新感覚のビジネスウェアです。
実際の着用に関しても、4方向に伸びる高ストレッチ性により、長時間の着用でもストレスを感じさせませんし、洗える素材なのでアフターケアをしやすい特徴も備えています。
ANTISTATIC JERSEY
ジャケット:22,000円(税込)〜
Polyester 100%
ウール100%のビジネスウエア
ウール100%の生地は、しなやかで綺麗な光沢があるため、お取引先など大事なお客様に会われるときに着用していただくのにおすすめです。
ですが、大事な名刺交換の時に「バチッ」と静電気が発生すると気まずい思いをされたことはありませんか。
確認していただきたいのは裏地です。
既製品などでも多く使用されているのがポリエステルの裏地なのですが、こちらはマイナス帯電の素材
です。プラス帯電のウールの生地に、マイナス帯電のポリエステルが擦れ合って静電気が発生してしまってい為に静電気が発生しているケースが多く見られます。
そこでおすすめの裏地はキュプラという素材です。ウールと同じプラス帯電の素材であるため、静電気の発生を防いでくれます。
キュプラはとても滑らかで、袖通りも良くなるメリットもあるのでとてもおすすめです。FABRIC TOKYOではプラス3,000円でキュプラの裏地に変更することができます。
AUTHENTIC
2ピーススーツ:66,000円(税込)〜
Wool 100%