かっこいいスーツの着こなし方が、誰でもすぐ分かる11個のポイントとは?

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かっこいいスーツ姿に憧れる男性も多いでしょう。スーツ選びのポイントや着こなし方を知ることで、普段よりもスーツをスタイリッシュに着こなせます。かっこいいスーツの着こなし方を押さえ、おしゃれ度をワンランクアップさせてみてください。

今回は、スーツを買うときに心がけたいポイントや着こなしのコツ、おすすめのコーデ11例を紹介します。


この記事を監修した人ファブリック トウキョウ

オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。

1. かっこいいスーツを買うときに心掛けるべきポイント6つ

スーツをかっこよく着こなすためには、まずスーツ選びを慎重に行う必要があります。ここからは、スーツを買うときに心掛けるべきポイントを6つ紹介します。

【Point1】定番の「シングル」。重厚感のある「ダブル」

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(左)シングル (右)ダブル

スーツのジャケットには大きく分けてシングルとダブルの2種類があります。ジャケットのフロントボタンが縦1列のものをシングル、縦2列のものをダブルと呼びます。

シングルはビジネスシーンでも定番のデザイン。シンプルでスタイリッシュな印象があります。一方、ダブルスーツは重厚感があり、ドレッシーなデザインが特徴です。役職がついていて貫禄を出したい30代や40代の人におすすめのデザインです。

【Point2】スリーピースでほかとの違いをアピール

スーツにはツーピースとスリーピースの2種類があります。ツーピースは「ジャケット+パンツ」の組み合わせ、スリーピースは「ジャケット+パンツ+ベスト」の組み合わせです。

はじめてスーツを買う人や慣れていない人に最適なのがツーピースです。もっともオーソドックスなスタイルで、初心者が着ても悪目立ちしません。デザインがシンプルな分、合わせる小物が選びやすいこともおすすめする理由の一つです。

一方、こなれ感を演出したいならスリーピースがおすすめ。スーツはもともとスリーピースで構成されていたこともあり、最も伝統的なスタイルと言えます。スーツをかっこよく着こなせるだけでなく、防寒対策のひとつとしても重宝します。

【Point3】無地やストライプ柄は初心者にもぴったり

初心者におすすめのスーツの柄は無地やストライプです。シンプルな無地はあらゆるシーンに対応できるため、1着は用意しておくといいでしょう。

ストライプはスタイリッシュでおしゃれな印象を与えられます。ピンストライプやペンシルストライプ、チョークストライプなど、ストライプには多くの種類があります。ラインの質感や幅によってフォーマル度が変わるため、選び方には気を付けましょう。

スーツ初心者におすすめなのは、遠くから見ると無地のように見えるピンストライプです。ストライプのなかでももっとも控えめで、無難なストライプと言えるでしょう。

【Point4】定番なら「ネイビー」か「グレー」

ビジネススーツの定番カラーはネイビーとグレーです。ネイビーのスーツには清潔感があり、若手らしいフレッシュさをアピールできます。

グレーはネイビーよりも落ち着いた雰囲気で、中堅のビジネスマンに選ばれやすいカラーです。1着目のスーツはネイビー、2着目はグレーといった順番で買いそろえるのが王道といえます。

ブラウンやベージュなどもありますが、カジュアルな印象を与えるだけでなく、着こなしの難易度が上がるため避けるのが無難です。ただ、シーンによってはダークブラウンでかっこよく着こなすのもあり。シーンに応じて使い分けてみてくださいね。

【Point5】ジャケットのカスタマイズにこだわってみる

オーダースーツであれば、好みに合わせてカスタマイズできます。ラペルやベント、ポケットの仕様を選んだり、ボタンホールの色を変えたりすることが可能です。

◎ボタンの数

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左から1つボタン、2つボタン、3つボタン、ダブルブレスト

ビジネス用なら2つボタン、結婚式用なら1つボタンなど、シーンに応じてカスタマイズできるのもオーダースーツの魅力。ダブルはビジネスでも冠婚葬祭でもOK。

◎ラペル(襟)

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左からノッチド、ノッチドスリム、ピークド、ピークドスリム

意外と印象が変わるのがラペル(襟)のデザイン。スーツのジャケットにはさまざまなラペルがあり、デザインによって与える印象が変わります。ここにもこだわってみてくださいね。

◎ベント

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左からサイドベンツ、センターベント、ノーベント

ベントとはジャケットの中央やサイドに入った切れ込みのこと。センターに1本の切れ込みが入ったデザインをセンターベント、両サイドに計2本の切れ込みが入ったデザインをサイドベンツといいます。

既製品のスーツのジャケットはセンターベントが多いので、もしスーツをオーダーするならサイドベンツにチャレンジしてみるのもあり。切れ込みのないノーベントは冠婚葬祭向けと言われています。

【Point6】スラックスのカスタマイズにこだわってみる

オーダースーツであれば、ジャケットだけでなくスラックスのカスタマイズも可能です。裾(カフス)やタックなどのデザインを自分好みに変更し、かっこいいスーツスタイルを目指しましょう。

◎裾(カフス)

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(左)シングル (右)ダブル

ダブルは裾を折り返したデザイン。足元に重厚感を出したいときにおすすめのデザインです。ただ、カジュアルな印象を与えるため、シーンによっては失礼にあたることも。とくに葬儀では、「重なる」「ダブル」などを連想させてしまうため避けるようにしてください。

◎タック

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左からノータック、シングルタック、ツータック

タックはパンツのウエスト部分に入っているヒダのこと。タックの数によって「ノータック」「ワンタック」「ツータック」の3種類があります。すっきりとした印象のノータックも人気ですが、クラシカルな印象のツータックも人気です。

タックの数によっても印象がかなり変わるので、こちらもこだわって選んでみてくださいね。

2. スーツのかっこいい着こなし方ポイント5つ

スーツの選び方を押さえたら、次に、かっこよく着こなすためのポイントを知っておきましょう。まずは、スーツ姿がかっこいい着こなし方のポイントやコツを紹介します。

【Point7】ぴったりなサイズ感はマスト

スーツをスマートに着こなすうえで、ぴったりなサイズ感は欠かせないポイントです。スーツが大きすぎれば野暮ったく、小さすぎれば窮屈な印象を与えます。サイズが合っていればそれだけでスタイリッシュに見えるので、スーツはジャストサイズを心がけましょう。

◎肩幅

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スーツのジャケットは肩で着るともいわれています。肩の生地を指でひとつまみできる程度のサイズ感がちょうどいいでしょう。

◎着丈

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着丈はヒップが8〜9割隠れる程度の長さにしてください。お尻がほとんど見えていたり、逆に全部隠れていたりするとかっこいい着こなしとは言えません。8〜9割隠れるくらいを目安にしてください。

◎袖丈

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袖丈は、腕を下ろしたときに親指の先から11~13cm程度の位置にあるのが理想です。シャツがジャケットの袖口から1~1.5cm程度のぞくように調節しましょう。

◎カフス(裾)

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スラックスの裾丈は靴の甲に軽く当たる程度が基本ですが、トレンドはやや短めのサイズ感です。

【Point8】シャツとネクタイのバランスに気を付ける

スーツをかっこよく着こなしたいなら、シャツとネクタイのバランスも重要です。

シャツとネクタイで構成されるVゾーンは、スーツの印象を大きく左右するポイントです。柄物同士で合わせない、同系色で揃えるなど、ごちゃごちゃした印象にならないように工夫しましょう。

スーツの色や柄によっても相性のいいシャツ、ネクタイのデザインは変わってきます。

【Point9】靴とベルトの色を揃える

スーツスタイルでは靴とベルトの色を揃えるのが鉄則です。黒の靴には黒のベルトを、茶色の靴には茶色のベルトを合わせるようにしましょう。また、茶色はトーンによっても印象が変わるため、靴とベルトのトーンまで統一することが大切です。

【Point10】スーツを着るときのマナーを守る

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スーツを着るときのマナーを守ることも重要です。ジャケットのフロントボタンは、二つボタンでも三つボタンでも一番下は外しておきます。これを「アンボタンマナー」といいます。

ジャケットの袖口からシャツがみえるように、スーツには必ず長袖のシャツを合わせましょう。

腰ポケットのふたであるフラップは、屋外では外に出し、屋内では中に入れるのが本来のマナーです。

【Point11】小物やアクセは最小限に抑える

スーツスタイルでは、小物やアクセサリーなどの装飾を最小限に抑えるのがおすすめです。パーティーなどでは例外ですが、ビジネスシーンなどではポケットチーフを入れないようにしましょう。ネクタイはピンで固定せずに軽やかさを保つのがトレンドの着こなしです。

3. おしゃれでかっこいい! おすすめのスーツのコーデ集

ここからは、おしゃれでかっこいいスーツのコーディネートを11例紹介します。

3-1. 【ネイビー】ネクタイがワンポイントの定番の着こなし

やや光沢があるダークネイビーのスーツに、独特な色合いのレジメンタルタイを合わせた着こなしです。

ライトブルーのシャツを選び、シャープで清潔感のある雰囲気を演出しています。全体をネイビー系でまとめつつ、ネクタイに華やかなイエローを配して個性を加えているのがポイントです。

3-2. 【ネイビー】存在感をプラスしつつも上品な雰囲気

ネイビーのスーツにサックスブルーのシャツを合わせた定番のコーディネート。Vゾーンにはネイビー×カーキのレジメンタルタイを合わせることで、存在感はありつつも上品な雰囲気に仕上げています。

3-3. 【ネイビー】定番のネイビーでもスリーピースで個性をプラス

定番のネイビーながら、スリーピースにすることでほかとの違いをアピールできるかっこいい着こなしに。ネクタイはもちろん、ギンガムチェックのシャツもネイビーで統一。全体的にまとまりのある印象に仕上がりました。

3-4. 【グレー】ニットタイで遊び心をプラス

グレーのなかでも汎用性の高いチャコールグレーのスーツに、ビジネスの定番である白シャツを合わせた間違いないコーディネート。明るいブラウンのニットタイを合わせて遊び心をプラスしてみました。小物使いでほかと差をつけたい人におすすめです。

3-5. 【グレー】サックスブルーのネクタイで爽やかコーデ

グレーブルーのスーツに合わせたのは、ネイビーのロンドンストライプのシャツ。さらにサックスのネクタイを合わせて爽やかな雰囲気に。

こちらのスーツは一般的なウール100%のスーツに比べて14倍の強度を誇るため、自転車通勤などによる擦れも気にせずに着用できる点が魅力のひとつです。

3-6. 【グレー】ワイドストライプ × ダブルブレストで貫禄を演出

ライトグレーのストライプスーツをダブルにカスタマイズ。インナーにはライトブルーのシャツにペイズリー柄のネクタイをセット。明らかに定番とは違った、モダンでクラシカルなかっこいい雰囲気に仕上がりました。

3-7. 【ブラウン】ブラウン × ダブルで簡単におしゃれ見え

貫禄や威厳をプラスしたいときに重宝するのがブラウンスーツ。落ち着いた雰囲気のブラウンなので、ビジネスでも着用できるのが魅力です。定番のシングルではなくダブルにカスタマイズすることで、重厚感のあるスタイルに仕上がっています。

3-8. 【ブラウン】こだわりを演出できるチェックスーツ

ウィンドウペーンの3ピーススーツは、英国紳士のような品格のあるスタイルに仕上がるコーディネート。ベストを着用していることで、シャツ1枚よりもおしゃれな印象を与えます。

合わせたシャツもポイント。ファッショナブルな印象を与えるブラウンのスーツには、馴染みのいいライトグレーのニュアンスカラーがおすすめです。

3-9. 【ブラウン】光沢のあるシルクウールで大人の色気をプラス

光沢が魅力のシルクウールスーツをまとったコーディネート。落ち着いたブラウンを選ぶことで、大人の色気を感じるおしゃれな雰囲気に仕上がりました。

ネクタイは同じく暖色のオレンジペイズリーをセット。よりモダンなスタイリングの完成です。

3-10. 【ブラック】ブラックフォーマルはジャストサイズで差別化

冠婚葬祭用のブラックフォーマル。ビジネス用の黒いスーツと黒の深さが明らかに異なるため、知らずにビジネス用のスーツを着て結婚式や葬式に参列したら恥をかくことも……。そうならないためにも余裕のあるときに揃えておきたいですね。

オーダーならジャストサイズの1着を仕立てられるので、それだけでかっこいい着こなしができますよ。

3-11. 【デニム】パーティシーンではデニムスーツで違いをアピール

カジュアルな結婚式などにおすすめなのが、ウールデニムのスリーピーススーツ。一見、ネイビーにも見えるので誰でも簡単におしゃれ見えする着こなしができます。

ウール100%なので、スタイリッシュできれいな印象を与えられるのも魅力。パーティシーンだけでなく、職場でのおしゃれスーツとしてもおすすめです。

4. FABRIC TOKYOならかっこいいスーツを1着38,000円でオーダーできる

スーツをかっこよく着こなすためにはジャストサイズを選び、マナーに基づいた着こなしをすることが求められます。また、シャツやネクタイ、靴などのアイテムの取り入れ方もスマートな着こなしには重要です。

この記事を参考にかっこいいスーツの着こなし方を押さえ、おしゃれを楽しんでみてくださいね。

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