シワができたコートも簡単に元通り!原因と取り方・伸ばし方を紹介します
冬の必需品のコート。「寒くなってきたので着ようと思ったらシワになっていた」という経験をしたことのある方も多いのではないでしょうか。
コートのシワは放置しておくと、シワが深くなって取れにくくなります。でも実は、コートのシワは意外と簡単に取れるのをご存じですか?
今回はコートのシワの原因や取り方、防止法、おすすめのコートをご紹介します。お気に入りのコートを長持ちさせるためにも、この記事を参考にチャレンジしてみてくださいね!
この記事を監修した人ファブリック トウキョウ
オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。
コートにシワができる原因とデメリット
コートを着ていると、必ずつきまとうシワ。「気づいたらシワができていた」なんてこともよくありますよね。できると厄介なシワの原因と、シワができたコートを着るデメリットを解説します。
シワの原因
コートは基本的に「ウール」「コットン」「ナイロン」「ポリエステル」などの繊維が使われています。腕や方など、よく動く箇所に「圧力」や「重力」がかかることで繊維が崩れてしまい、生地にシワができてしまいます。
シワができるデメリット
シワができたコートをそのまま着ていると、だらしない印象を持たれてしまいます。
見た目だけでなく、シワができた箇所は「摩擦」が起きやすく、ダメージの原因にもなるので早めの対策が必要です。
コートにシワができやすい箇所
コートにシワができやすい箇所は3箇所あります。それは「袖」「裾」「背中」の3箇所です。
部分ごとにシワができやすい理由をご紹介します。「知らないうちにシワができていた……」なんてこともあるかもしれないのでチェックしてみてくださいね。
袖
通勤時にスマホを見たり、バッグから荷物を取り出したり、ちょっとした動作をする時にも腕を動かしますよね。腕を動かすと袖も同じく動きます。その結果、脇や肘の関節などに癖がつきシワができてしまうのです。
コートの袖はほぼ必ずシワができてしまう箇所なので、シワができているか確認する場合は、最初に袖をご覧になってくださいね。
裾
椅子に座る時もコートを着ている方は要注意です。コートの裾に体重がかかり、コートの生地に癖がつくことでシワができてしまいます。
裾のシワが気になる方は、コートを脱いでから椅子に座るようにしてくださいね。
背中
コートを着て椅子に座っている方は、裾だけでなく背中もシワになりやすいのでご注意ください。椅子の背もたれに寄りかかることで、背中の生地に圧力がかかってシワが発生してしまいます。
コートのシワの取り方3選
「コートのシワの取り方がわからない……」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
シワだらけになってしまったコートも意外と簡単に元通りにできるので、ぜひ試してみてくださいね。
霧吹きをする
部分的にコートにシワができている場合におすすめなのが霧吹きを使った方法です。手軽にシワを取れるので、ぜひチャレンジしてみてください!
用意するもの
- スプレーボトル
- 水
手順
- スプレーボトルに水を入れる。
- コートのシワができている箇所に霧吹きをする。
- 霧吹きをした箇所が軽く湿ったら、手で軽く叩く。
スチームアイロンをかける
部分的にできたシワは、スチームアイロンを使った方法でも取れます。
強く入ったシワもスチームアイロンを使えば元通りにできます。ぜひ試してみてくださいね。
用意するもの
- スチームアイロン
- 水
- 洋服ブラシ
手順
- スチームアイロンに水を入れる。
- シワができている箇所にスチームアイロンのスチームを少し離して当てる。
- スチームを当てた箇所に洋服ブラシで上から下にブラッシングする。
- スチームを当てた箇所を乾かす。
- 1〜4を繰り返す。
スチームを当てる際はスチームアイロンをコートに押し付けず、少し離して当てるようにしてくださいね。コートの生地を傷める原因になります。
ハンガーで浴室につるす
「コート全体がシワだらけになっていた……」「袖、裾、背中にできたシワをまとめて取りたい」。そんな方におすすめなのが、コートを浴室につるす方法です。
コートを浴室に放置しておくだけで、簡単にシワを元通りにできるお手軽な方法なので、広範囲にシワができている方は試しに浴室につるしてみてくださいね。
用意するもの
- プラスチック製ハンガー
手順
- コートをハンガーにかけて浴室につるす。
- 50℃くらいの温度に設定し、コートにかからないようにシャワーを出す。
- シャワーを止め、浴室の扉を閉め、蒸気を浴室に充満させる。
- 2時間ほど放置する。
- コートを浴室から取り出し、乾かす。
浴室に蒸気を充満させる必要があるので、換気扇はかけないようにしてください。コートを乾かす際はカビの原因にもなるので、しっかりと乾かしてくださいね。
コートのシワを防止する方法4選
コートのシワは保管方法や普段のちょっとした心がけで防げます。その方法をご紹介します。
適正サイズのハンガーにかける
コートのサイズと合っていないハンガーにかけると型崩れの原因になります。型崩れが起きると、コートに癖がついてシワが発生してしまいます。
型崩れはシワだけでなく、毛玉ができる原因にもなるので、必ず適正サイズのハンガーにかけるようにしましょう。
同じコートを続けて着ない
同じコートを何日も続けて着ると、その分「腕」や「脇」などの可動する箇所にシワができます。
深くなったシワは対処しづらくなってしまうので、1度着たら1〜2日休ませるためにも、2〜3着のコートをローテーションで着回すようにしてくださいね。
湿度が高い場所ではコートを脱ぐ
電車の中など、屋内でコートを着ていると蒸れやすく、汗をかいてしまうこともありますよね。汗をかくと、コートの内側は蒸れて湿度が高くなります。
湿度が高くなると、癖がついてシワにつながるので必ずコートを脱ぐようにしてくださいね。
シワになりにくい素材のコートを着る
コートのシワを防止するには、「ウール」「ポリエステル」「ナイロン」などのシワになりにくい素材のコートを選ぶのも手ですよ。はじめからシワになりにくい素材のコートを選ぶことで、ケアにかかる時間を短縮できます。
反対に、「コットン」「リネン」「レーヨン」「キュプラ」などの繊維は、形状記憶性があってシワになりやすいので、シワに悩んでいる方はこれらの素材が使われたコートを避けておけば安心ですよ。
ぴったりサイズのコートを着る
コートのシワが気になる方は、自分の体型に合ったサイズのコートを選ぶのが何よりも重要です。自分の体型にぴったり合ったコートなら、「肩」や「背中」に負荷がかかりにくくシワ予防にもつながります。
サイズが合っていないコートを着ていると、だらしない印象を与えることもありますので、必ずサイズの合ったコートを着るようにしてくださいね。
シワになりにくいコートはサイズ選びが重要
「かっこよくコートを着たいけど、シワのメンテナンスがめんどくさい……」。そんな方はFABRIC TOKYOのオーダーコートがおすすめです。オーダーコートなら自分の体型に最適なサイズに仕立てられるので、シワ予防にも効果を発揮します。
FABRIC TOKYOのオーダーコートは4種類のコートから自分のサイズに合わせて仕立てられます。見た目はもちろん、ケアのしやすさも譲れない方にはピッタリですよ。
ステンカラーコート
FABRIC TOKYOのステンカラーコートは、軽く羽織れるように少し薄手の仕立てにしています。薄手の仕立てですが、スーツの上にステンカラーコートを羽織れば真冬でも通用する暖かさです。
襟を立てた時にボタンで襟を止められる「チンフラップ」というフラップがついています。マフラーを忘れてしまった時も、首元が寒くなりづらいようになっているので寒い冬も安心です。
トレンチコート
ビジネスコートの定番「ステンカラーコート」よりも、少しカジュアルに着こなせるのがトレンチコート。元々軍で使われていたコートで、無骨な雰囲気が特徴です。
FABRIC TOKYOのトレンチコートは伝統的なデザインはそのままに、シルエットやデザインを少し調整して「無骨さ」を少し抑え目にしてあります。普段使いしやすいトレンチコートなので、オンオフどちらも着たい方にはピッタリですよ。
チェスターコート
コートの中でもフォーマルシーンで使われることが多いチェスターコート。スーツと合わせるとドレッシーな雰囲気が漂います。
オフの日に使いづらいチェスターコートですが、FABRIC TOKYOのチェスターコートは「肩パッド」を排除しているので、肩が張らず、少しカジュアルダウンした装いが楽しめます。オフの日に軽く羽織っても肩が張らず、コートだけ浮く心配がないので安心して使えますよ。
フーデットコート
フードがついていて少しカジュアルなので、休日に着るコートとして活躍するフーデットコート。通常のフーデットコートはフードが取り外しできず、完全にカジュアル用として販売されている物が一般的です。
FABRIC TOKYOのフーデットコートはフードがボタンで着脱式になっているので、フードを取り外せばステンカラーコートのような着こなしに。
カジュアルにビジネスに、シーンに合わせてコーディネートを楽しめる2wayコートなので、「オンオフ分けずにコートを着たい」という方にはおすすめです。
まとめ
コートのシワは普段着用しているだけで必ずつきまといます。シワの原因を理解した上で正しいケアをすることが大切です。特に抑えておくべきポイントは3つです。
- シワを放置しておくとダメージの原因になってしまう。
- 同じコートを連続で着用しない。
- 見た目とケアの楽さの両方を取る場合はオーダーコートがおすすめ
ぜひ参考にしてお気に入りのコートを長持ちさせてください。ケアを最小限に抑えたい方は、ぴったりサイズでシワができにくい「オーダーコート」を検討してみてくださいね