失敗しないクールビズのポロシャツ選び|夏を快適に過ごすコーデ6選
多くの企業で取り入れられているクールビズ。服装の軽量化に伴い、ポロシャツスタイルも一般化してきました。
一方で「仕事で着用するにはカジュアルすぎる……」とポロシャツを躊躇してしまう人もいるのではないでしょうか。
今回は、クールビズに合ったポロシャツの選び方や着こなしのポイント、誰でもまねできるおしゃれなポロシャツコーデを紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
- オーダーポロシャツを1着9,800円から
- ワイシャツのようなきちんと感のある襟型
- 汗ばむ季節でも涼しい生地をご提案
この記事を監修した人ファブリック トウキョウ
オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。
1. クールビズでポロシャツを選ぶべき2つの理由
ここでは、ポロシャツがなぜクールビズにおすすめかの理由を解説します。
ラクなのに「きちんと感」がある
ポロシャツは、ワイシャツと比べるとスポーティでカジュアルな印象です。
しかし、襟やボタンが付いていて「きちんと感」を演出できるため、ビジネスシーンでも使いやすい仕様となっています。
Tシャツほどカジュアルすぎず、ワイシャツほどフォーマルすぎない。このバランスの良さが魅力といえます。
通気性や速乾性がありケアが簡単
もともとポロシャツは、馬に乗って行われる「ポロ競技」で着用されていたアイテムです。他にも身近な例としてはテニスやゴルフなどがあり、主にスポーツ用として作られているため、通気性や速乾性に優れているのが特長です。
加えてワイシャツに比べてシワにもなりにくく、アイロンなどの手間がかからないのも魅力のひとつ。ポロシャツは機能と手入れの両面で優れているアイテムです。
2. クールビズに最適なポロシャツの選び方
ポロシャツにはさまざまな種類があり、ビジネスで着用するには多くのポイントを見極める必要があります。ここでは選ぶ際のポイントをご紹介します。
2-1. プルオーバータイプと前開きタイプがある
左がプルオーバータイプ、右が前開きタイプ
プルオーバータイプはいわゆるポロシャツとして一般的な型。ボタンが3〜4つ付いていて、首元だけが開き、Tシャツのように頭から被って着用できます。
一方の前開きタイプは、ワイシャツのように上から下までボタンがあり、羽織るようにして着用が可能。ネクタイを締めても違和感がなく、プルオーバータイプに比べて、より「きちんと感」が演出できるのが特長です。フォーマルな印象にしたい方はこちらがおすすめです。
2-2. 襟の選び方
ポロシャツには「台襟」があるものとないものがあります。台襟とは、ワイシャツにも用いられる襟の土台となる部分で、襟を美しく立たせるためのパーツです。
台襟ありのタイプ
一方で台襟のないポロシャツは、少しカジュアルな印象。
台襟なしのタイプ
また、ポロシャツにもワイシャツ同様に襟のデザインがあります。
「ショートワイド」や「ボタンダウン」を選べば、第一ボタンを外してもスッキリした印象になるのでおすすめです。
2-3. 色の選び方
色はお好みで選べますが、使いやすいのはネイビー、ブラック、濃いめのグリーンなどのダークカラーです。
暗めの色はフォーマルな印象を強めてくれるので、カジュアルに見えすぎず、ビジネスで使いやすくなります。
加えて、薄い色に比べて汗染みが気になりにくいのもポイント。汗は暗めの色の方が目立ちにくくなるので、特に汗かきの方はダークカラーを選ぶようにしましょう。
2-4. 生地の選び方
ポロシャツに適した生地も様々な種類があります。ここではFABRIC TOKYOで取り扱いのある生地を用いて、それぞれの特徴をご紹介します。
鹿の子編み
JOB POLO SOFT 機能性鹿の子を使用した上品POLO
鹿の子編みはポロシャツの代表的な生地。文字通り「鹿の子どもの模様」に似ているため名付けられました。
表面に凹凸があるため、アンダーウェアや肌との接点が少なくサラッとした着心地が魅力です。印象としてはややカジュアル寄り。
天竺(てんじく)
SMOOTH COTTON JERSEY
天竺の中でも、特に目の詰まった密度の高い生地は、きれいな見え感があり、フォーマルよりな印象を持たせたい方におすすめです。
トリコット
NON IRON QUICK DRY JERSEY
経編みにすることで、寸法安定性が高く、型崩れしにくくなるのがメリットです。一方でストレッチ性に関しては天竺の方が高め。
ハニカムメッシュ
ALBINI CORCORAN PREMIUM JERSEY
立体的で凹凸が強いため、汗をかいてもベタつかず、サラッとした着心地が続きます。鹿の子と同じく、ややカジュアル寄りの印象になります。
2-5. サイズの選び方
ポロシャツのサイズは、バストやウエストの実寸に対して10〜15cmプラスしたサイズが適正とされています。両脇を軽くつまめる程度が目安なので、覚えておくと便利です。
また、袖口は大きすぎると余計なたるみが生まれ、だらしない印象になってしまうことも。
コンパクトですっきりとした着こなしを意識しましょう。
3. 【クールビズ】ポロシャツの着こなし方Q&A
いざポロシャツを着てみようと思うと、意外に着こなし方がわからない部分も多いですよね。ここでは、よくある疑問を紹介しながら着こなしポイントを解説します。
Q. ポロシャツの裾はパンツに入れる?入れない?
A. クールビズでポロシャツを着用する場合は、状況に応じて「タックイン」にしましょう。
トップスの裾をボトムスに入れることを「タックイン」といい、ボトムスから出すことを「タックアウト」といいます。
ポロシャツをタックアウトするとカジュアルな雰囲気になります。シーンに応じて使い分けるようにしましょう。
- 印象:ややフォーマル、大人っぽい
- シーン:外回り、プレゼン、オフィスワーク
- 印象:カジュアル、軽快
- シーン:リモートワーク、WEB会議
Q. 前ボタンは開ける?閉める?
A. ポロシャツ着用時はネクタイを付けないため、ボタンをすべて閉めなくてもOKです。
ただし、ボタンを開ける場合は、1番上の第1ボタンだけにしましょう。第2ボタン以下を開けると肌の露出が多くて、だらしない印象を与えてしまうので、あまりおすすめできません。
ボタンをすべて閉めるとかっちりした印象になります。時には試してみるのもおすすめです。
Q. インナーは着用する?しない?
A. ポロシャツは素肌に直接着用せず、必ずインナーを着用しましょう。
インナーを着用することで、肌が透けるのを防止するとともに汗の吸収対策にもなります。蒸れや臭いを防ぐ効果もあります。
- 吸水速乾性のあるものを選ぶ
- 腕周りのサイズがスリムなものを選ぶ
- 肌が透けないように白やベージュを選ぶ
- 深めのVネックタイプを選ぶ
4. クールビズにおすすめのポロシャツコーデ6選
ここからは、クールビズで着用するポロシャツのおすすめコーディネートを紹介します。ぜひ参考にしてください。
爽やかできちんと感もあるネイビー
ネイビーは爽やかさがありつつ、ダークカラーできちんと見えするというバランスの良さが魅力です。
トップスの色が暗くなったので、ボトムスはいつもより明るめの色を持ってきてもOK。グレーベージュのような少しニュアンスのある色も映えます。
ベルトと靴の色は合わせておくとコーディネート全体が引き締まります。
フォーマルな印象のブラック
ブラックのポロシャツにグレーのチノパンを合わせたコーディネート。
ブラックはフォーマルな見え感になるので、ポロシャツのカジュアルさが緩和されて、きちんとした印象になります。
合わせたチノパンはグレーをチョイス。モノトーン同士の合わせなので、カジュアルながらもシックな印象を与えられます。子供っぽく見せたくない方におすすめです。
リラックス感のあるグリーン
グリーンのポロシャツにダークネイビーのスラックスを合わせたコーディネート。
グリーンは自然をイメージさせる色なので、ネイビーやブラックに比べてリラックスした雰囲気が魅力です。
合わせたスラックスはダークネイビー。グリーンとネイビーは同じ寒色系の色なので相性の良い組み合わせです。
ほどよいカジュアルさを出すため、台襟のない襟型をチョイスしています。
清涼感のあるサックス
サックスのポロシャツにホワイトのパンツを合わせたコーディネート。
サックスブルーは爽やかな印象を出すのにぴったり。晴れた空のようにきれいな色なので、夏らしい清涼感が出ます。
合わせたチノパンはホワイト。上下ともに明るい色を選ぶことで、より開放感のあるスタイルが完成します。ホワイトパンツが難しいと感じる方は、ネイビーやブラックのパンツを合わせてもOK。
ポロシャツは前開きタイプにすることで、フォーマル感を演出。きちんと見せたい時は前開きタイプがおすすめです。
ナチュラルな雰囲気のベージュ
ベージュのポロシャツにネイビーのパンツを合わせたコーディネート。
ベージュはナチュラルで優しい印象の出る色なので、柔らかい雰囲気を出したい方にぴったりです。
合わせたネイビーパンツは少し明るいニュアンスの色をチョイス。上下の色なじみをよくしていることがポイントです。
ポロシャツはボタンを全て閉じることで、少しかっちりしたニュアンスも出せるので、コーディネートによって使い分けてみましょう。
都会的な印象のグレー
グレーのポロシャツにブラックのパンツを合わせたコーディネート。
グレーは都会的で洗練された印象を与える色なので、スタイリッシュに見せたい方におすすめです。
同じモノトーンであるブラックのスラックスと合わせると、全体の雰囲気がシックにまとまります。
かっちりしすぎないように、襟は台襟なしをチョイス。さらにポロシャツの裾をタックアウトすることで、カジュアルさを加えています。
5. まとめ
ポロシャツは、クールビズのトップスに最適なアイテムです。
シャツと比べてラフに着こなせるだけでなく、きちんと感も演出できるのでビジネスシーンでも大活躍。この記事を参考に、自分に合ったポロシャツを選んでみてください。
- オーダーポロシャツを1着9,800円から
- ワイシャツのようなきちんと感のある襟型
- 汗ばむ季節でも涼しい生地をご提案