【クールビズ】通年用シャツなのに暑い夏も快適!その秘密は「吸湿性」「速乾性」「通気性」にあり

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夏は汗が服にべっとりついて不快感が増し、仕事の集中力を失ってしまうことも…。

そこで重要なのがシャツ選びです。FABRIC TOKYOのシャツ生地には、通年向けでありながら夏に適した生地があります。

この記事では、夏に適した通年向けシャツの生地選びのポイントと、おすすめ生地を紹介します。ぜひ参考にして、夏を快適に過ごしてくださいね!

この記事を監修した人鈴木 日出海|ANSWER 編集部

デザイナーズブランドからビジネスウェアまで、10年以上の接客経験を経て、現在ANSWERの記事を執筆。 わかりやすさを大切にしています。 趣味は70年代のロック。

1. 夏も快適な通年向け生地を選ぶポイント

1-1. 「吸湿性」で選ぶ

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夏に感じる不快感の原因のひとつは「蒸れ」です。日本の夏は湿気が多く、じめじめしがち。大量にかいた汗が吸収されずに肌に残ってしまい、それが不快感の原因になります。

吸湿性の高い生地なら、汗を吸収するのはもちろん、吸い込んだ湿気を素早く蒸発してくれます。汗で体が蒸れてじめじめするのを防いでくれるので、爽やかな肌ざわりを維持できます。

「吸湿性」と「吸水性」の違いは?

「吸湿性」が水蒸気を吸収してくれるのに対し、「吸水性」は水分を吸収するのが特徴です。


1-2. 「速乾性」で選ぶ

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暑い日に体を動かすと体力を消耗しやすく、汗で体が冷えて体温を奪われてしまいます。

体を動かしている最中は暑く感じても、汗が乾くときに熱を奪われるため、徐々に寒さを感じて夏風邪の原因にもなってしまいます。

速乾性の高いシャツなら汗を素早く吸収して乾かしてくれるため、体温の低下を抑えてかつサラサラな着心地を維持できます。さらに洗濯しても早く乾くので、お手入れがラクになるのも嬉しいポイント。


1-3. 「通気性」で選ぶ

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夏を快適に過ごす大事な要素が通気性です。

ビジネス用のシャツ生地は一般的にコットン×ポリエステル混紡の織物が主流ですが、こちらは価格に優れる反面、熱がこもりやすいといったデメリットも...

そこでおすすめなのが「編み物(ジャージー)」の生地や「ウール100%」の生地です。

「織り物」と「編み物」の違い

「織り物」はタテ糸とヨコ糸を密に交差して作った生地。丈夫な一方、伸縮性に乏しいのが特徴です。一般的なシャツ生地やハンカチが代表的。

「編み物」は1本の糸を編み棒を用いて作った生地。糸の連結が緩い作りのため、通気性はもちろん、ストレッチ性も高いのが特徴。ニットやTシャツなどが代表的。

編み物であるジャージーシャツは、通気性が良い上に、吸湿速乾、ストレッチ、形態安定などの優れた機能を持っているので、夏を快適に過ごす心強い味方となります。

また天然繊維である「ウール」の生地は、価格は高めながらも、一般的な衣料の中でも特に通気性に優れた生地。

上質な肌ざわりに加えて、防シワや防臭という優れた特性を持っているので、ここぞの一着に使用するのがおすすめ。


2. おすすめの生地ラインナップ

ここから夏におすすめのシャツ生地を紹介します。補足の情報もお伝えするので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

2-1. 白シャツならこれで決まり!快適なジャージーシャツ

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NON IRON QUICK DRY JERSEYは、接触冷感性と吸水速乾性に優れているため、汗をかいたときや湿気の多い日であってもべたつきにくく、サラッとした肌触りが継続します。

加えて、ポリエステル100%の生地は防シワ性に優れており、洗濯してもほとんどシワが目立ちません。見栄えと機能を高い次元で両立させた、バランスの良い生地です。

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後述する同じジャージー生地の ALBINI CORCORAN PREMIUM JERSEYと比べると、「編みの密度」が細かく、よりフォーマルに見えるところが特徴。スーツジャケットとの相性も良い仕上がりです。

夏のベーシックな無地の白シャツ、サックスシャツをお探しでしたら、こちらをぜひ試してみてください。

NON IRON QUICK DRY JERSEY

見栄えと機能を高い次元で両立させた生地。ジャージー生地ながらも編みの密度が細かく、フォーマル見えするのが特長。加えて「ストレッチ性」「接触冷感性」「吸水速乾性」に優れているため、湿気の多い日でもサラッとした肌触りが継続します。

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2-2. 見栄えと機能性を備えたプレミアムシャツ

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ALBINIは、1876年にイタリアのアルビノで創業した老舗生地メーカーです。

ALBINI CORCORAN PREMIUM JERSEYは、コーコランと呼ばれるコットン糸とポリエステル糸を混紡した生地を用いることで、ストレッチ性だけでなく、吸湿速乾性に優れているのがポイント。湿気の多い日本の春夏のビジネスシーンにもピッタリです。

また復元力が高いので、ノンアイロンシャツと同じく手入れが簡単なのも魅力です。

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色バリエーションも多く、爽やかなサックス、ライトグレー、ネイビーなどもご用意しています。半袖を選択すると、ポロシャツのような着こなしも可能です。

ALBINI CORCORAN PREMIUM JERSEY

イタリアの老舗メーカーの生地を使用。素材感はカジュアルながら、ドレッシーな艶があるので、ビジネスでも使いやすいのが魅力です。ストレッチ性や吸湿速乾性も高いため、湿気の多い日本のビジネスシーンにぴったり。半袖でポロシャツのように使用するのもおすすめです。

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2-3. 自宅で洗える高級ウールシャツ

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REDAは、1865年に北イタリアのビエラ地方で創業した名門生地メーカーです。REDA ACTIVE WASHABLE PREMIUM WOOLは天然素材の高級ウールを100%使用しているため、柔らかい風合いが特徴。ストレッチ性があり、かつ通気性が非常に優れています。

加えて着心地も軽く、防シワに優れ、ウールでありながら自宅洗いも可能。高級感をまといながらも日常使いしやすいのが魅力です。ウール本来の抗菌防臭効果も備わっているので、匂いなどが気になる方にもおすすめです。

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無地、チェック、ストライプと生地のバリエーションも多いので、ビジネス用からカジュアル用まで対応可能。人と違いを出したい方、夏に1枚で着映えするものが欲しい方にはオーバーペーンのチェックがおすすめです。

REDA ACTIVE WASHABLE PREMIUM WOOL

REDAは、1865年に北イタリアのビエラ地方で創業した名門生地メーカー。天然素材の高級ウール100%のシャツは柔らかい風合いが特徴で、通気性に優れています。さらに防シワ性もあり、自宅洗いも可能。高級かつ高機能な生地となっています。

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番外編【もしランキングで人気の生地から選ぶなら】

100以上あるFABRIC TOKYOのシャツ生地のなかで一番人気なのが、通年向けのEASY CARE JAPAN SHIRT by BANSHUです(2023年5月4日現在)。

夏向けの生地ではありませんが、オックスフォードの織りでしたら、比較的快適に過ごせるのでおすすめ。

オックスフォードは数本の糸をまとめて織るので通常の平織りシャツよりもすき間が多く、通気性が良くなるだけでなく、軽く柔らかい肌触りが特徴です。

EASY CARE JAPAN SHIRT by BANSHU

播州織の老舗生地メーカーである東播染工と協業開発。肌当たりが良く、手入れのラクな形態安定性を持つ生地となっています。基本要素がおさえられた、コストパフォーマンス最高のシャツ。

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3. 夏を快適に過ごして仕事に集中しよう!

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夏を快適に過ごす通年向けのシャツ生地をご紹介しました。夏のシャツは「吸湿性」「速乾性」「通気性」が大切なポイントです。

今まで試したことがない方も、ぜひジャージー系のシャツやウールのシャツを試してみてください。快適な着心地が、あなたの夏の仕事の生産性を上げてくれるでしょう。

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