ワイシャツの襟型9種類をプロが解説!与える印象&コーディネートも紹介
ワイシャツの襟は一見どれも似たような形ですが、ディテールが少しずつ異なり、与える印象を左右するほど重要なパーツです。
着用シーンによっては、その場にふさわしくない襟もあるため気をつけたいところ。
今回は、ワイシャツの襟の種類やそれぞれの特徴、着用シーン、おすすめコーディネートなどを紹介します。
この記事を監修した人ファブリック トウキョウ
オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。
1. ワイシャツの襟・9種類と特徴を解説
ここでは、FABRIC TOKYOのオーダーシャツでカスタマイズ可能な9種類の襟の形について、デザインの特徴とおすすめの着用シーンについて解説します。
1-1. スタンダードな襟型「レギュラーカラー」
レギュラーカラーは、最もスタンダードな襟の形です。
利用シーンを問わず、ビジネスから冠婚葬祭まで幅広く着用できる万能な襟型といえます。
襟の開きの角度は75~90度程度のものが定番です。たくさんある襟の形のなかでは開きが狭く、カッチリとしていて真面目で誠実なイメージになります。
就活の面接やビジネスの商談シーンでも好印象です。
- ビジネス
- 面接
- 冠婚葬祭
レギュラーカラーの着こなしイメージ
1-2. 首回りがすっきり「ワイドカラー」
レギュラーカラーよりも襟の開きが広いワイドカラー。襟の開きの角度は100~140度くらいです。
広めに襟が開いているので、首周りがすっきりして見えます。
首周りがすっきりと見えるため、肩幅が広めの人やがっちり体型の人にもおすすめです。
ビジネスや結婚式はもちろん、少しカジュアル寄りのスタイルにも取り入れやすい襟といえます。
ワイドカラーについて詳しくは「ワイドカラーとは?おしゃれな着こなし方についても徹底解説!」も参考にしてください。
- ビジネス
- ビジネスカジュアル
- 結婚式や披露宴
- カジュアルシーン
1-3. 襟の開きがほぼ水平「ホリゾンタル」
ワイドカラーよりもさらに角度が広く、ほぼ180度に開いた襟をホリゾンタルといいます。
ノーネクタイで着用するときれいなアーチ型を描くため、シャツ1枚でも、ジャケットと合わせてもスタイリッシュに着こなせます。
襟の開きが大きいため、細いネクタイの小さな結び目では逆にアンバランスな印象に。
ホリゾンタルに合わせるネクタイは、太めで大きめの結び目がおすすめです。シャツの色柄によって、上品にもカジュアルにも見せられるのがホリゾンタルの特徴の一つです。
ホリゾンタルについて詳しくは「ホリゾンタルシャツの魅力とは?カッタウェイとの違いやネクタイの結び方も紹介」を参考にしてください。
- ビジネスカジュアル
- 結婚式や披露宴
- カジュアルシーン
1-4. 襟の開きが大きい「カッタウェイ」
襟の開きが水平よりも広く190度程度あり、少し後ろにカットされた襟をカッタウェイといいます。
ホリゾンタルよりも開きが大きく、少し小さめな襟がポイント。
第一ボタンを外しても立体的できれいに見えるため、カッタウェイの場合はノーネクタイがおすすめです。
ネクタイを合わせるときは、幅が太いデザインのネクタイを選ぶとバランスが良くなります。
- ビジネスカジュアル
- カジュアルシーン
1-5. 襟が小さい「ナローショート」
ナローショートは短くて小さい襟が特徴のスタイリッシュなデザインです。
「ショートポイントカラー」や「スモールカラー」とも呼ばれています。
小さく控えめな印象なので、色柄によってはカジュアルシーンで使われることも多い襟型です。ドレッシーな印象もあり、結婚式の二次会などの気軽なフォーマルシーンにもぴったり。
襟の主張が控えめなので、スリム体型や小柄な人にもおすすめです。ただし、細い幅のネクタイを合わせるのが定番の襟型のため、披露宴などのフォーマルシーンでは控えてください。
- 結婚式の二次会
1-6. 襟先のボタンが特徴「ボタンダウン」
ボタンダウンは襟先の小さいボタンがポイント。
1950年代に大人気となったアメリカのアイビーファッションでもおなじみの襟型です。以来、日本でも根強い人気ですが、もともとはイギリスのポロ競技からヒントを得ています。
第一ボタンを外してノーネクタイで着用することが多く、ネクタイなしでも襟元をボタンで留めることで襟が左右に開きません。
比較的カジュアルな印象でクールビズにも人気です。着用の際は襟先のボタンは必ず留めてくださいね。
ボタンダウンについて詳しくは「ボタンダウンシャツは便利なビジカジアイテム!着こなしのポイントや選び方を解説」も参考にしてください。
- ビジネスカジュアル
- クールビズ
- 結婚式の二次会
1-7. 立て襟が特徴「スタンドカラー」
スタンドカラーは襟の折り返しがないデザインで、首回りに沿った立て襟が特徴です。
ノーネクタイで着ることを前提に作られたシャツなので、首回りはシンプル。
1枚で着ればすっきりした印象に、ジャケットと合わせればこなれた印象になるなど、着こなしの幅の広さが魅力の一つ。カーディガンと合わせてカジュアルに着こなすのもおすすめです。
スタンドカラーについて詳しくは「スタンドカラーシャツの魅力とは?おしゃれな着こなし方やコーデを紹介」も参考にしてください。
- 結婚式の二次会
- カジュアルシーン
1-8. 立ち襟の先が折れたデザイン「ウイングカラー」
ウイングカラーは首を包み込むように襟が立ち上がり、襟先だけが前に折れた襟型です。
小さく折り返した襟先が「鳥の翼」のように見えるためウイングカラーと名付けられました。
夜の正礼装である「タキシード」や「燕尾服(えんびふく)」と合わせるのに欠かせないシャツであり、ボウタイとコーディネートすることも多い襟型です。
華やかなお祝いの席にぴったり。ボリュームのあるアスコットタイと合わせてもおしゃれな印象になりますよ。
ウイングカラーについて詳しくは「ウイングカラーシャツとは?ネクタイの合わせ方や着こなしを解説」も参考にしてください。
- 結婚式や披露宴(新郎)
- 二次会
- 記念式典
1-9. 2つ並んだ第一ボタンが特徴「ドゥエボットーニ」
ドゥエボットーニは、第一ボタンが縦に2つ並んだ襟型です。
台襟が高くデザインされていて、襟先までの長さも長くなっています。襟が高く自立しているため、ノーネクタイでも襟元がきれいに見えるのが特徴です。
ネクタイを締めてもエレガントで華やかな雰囲気になりますよ。首の長さが気になる人でも、首の露出が少ないため目立ちにくくなります。
また、しっかりと襟が立って形をキープしてくれるため、首が細い人でも首元が開きすぎず細さが目立つこともありません。
ドゥエボットーニについて詳しくは「ドゥエボットーニとは?おしゃれを楽しみたい人におすすめ!着こなし方や特徴を解説」も参考にしてください。
- ビジネス
- ビジネスカジュアル
- 結婚式の二次会
2. ワイシャツの襟型|種類別おすすめコーデ4選
ビジネスウェアのオーダー専門店「FABRIC TOKYO」がおすすめするコーディネートを紹介します。
襟型の特徴や素材、合わせるアイテムなどにも注目してくださいね。
2-1. ワイドカラー × ネイビースーツ
ネイビースーツは何着あっても困らない定番アイテム。周りと同じような着こなしにならないように、自分なりのおしゃれを楽しみたいですよね。
シャツの襟型をワイドカラーに変えるだけで、いつもとはまた違ったイメージになりますよ。襟と身頃の色が異なる「クレリックシャツ」なら、さらにこなれた着こなしに。
上質なダークネイビースーツはあらゆるシーンに応用できます。
ダークネイビーの色合いが全体のコーデを引き締めてくれるので、明るい色柄のネクタイと合わせやすいのも高ポイント。
2-2. ボタンダウン × カジュアルジャケット
ボタンダウンのデニムシャツは、少し崩した着こなしを楽しめるためビジネスでもプライベートでも幅広く活用できますよ。
ノーネクタイでも着こなせますが、ネクタイと合わせれば、カジュアルななかにもきちんと感がプラスされます。
コーディネートに遊び心をプラスしたい場合は、ネクタイをニットタイにするのがおすすめ。定番のコーデでも一気にこなれた印象になります。
ベーシックなネイビージャケットなら、合わせるアイテム次第でビジネスにもプライベートにも幅広く活躍してくれますよ。
2-3. スタンドカラー × ニット
スタンドカラーは在宅勤務にもぴったり。第一ボタンを外してダーク系のカーディガンを羽織れば、自宅でも頑張り過ぎないビジネスモードに。
一方、一番上までボタンをきっちり締めれば、カジュアルななかにもきちんとした雰囲気を醸し出してくれるのでWeb会議にも対応できますよ。
ただし、スタンドカラーシャツはオーバーサイズだとカジュアルを超えてリラックスウェアっぽく見えてしまいます。必ず体型にフィットしたものを選びましょう。
2-4. ウイングカラー × スリーピーススーツ
ウイングカラーシャツは、ここ一番の華やかなシーンでおしゃれにキメたいときにぴったりの装いです。
上質な光沢感のスリーピースと合わせれば、周りと差をつけられること間違いなし。
スリーピーススタイルを一層引き立てるのが、シルクのようなしなやかな生地のウイングカラーシャツです。
パーティーなどのフォーマルシーンでは、ジャケットを脱いだベストスタイルも華やかにキマリますよ。
3. FABRIC TOKYOならシャツ1枚6,500円からオーダーできる
今まで何気なく選んでいたワイシャツでも、襟の形の特徴を知ったからには、こだわって選んでみませんか。
FABRIC TOKYOなら、自分の体型にぴったりのシャツを1枚6,500円からオーダーでき、好きな襟型にカスタマイズすることもできます。
ぜひ一度、体に合ったシャツの心地よさを体感してみてください。一度サイズ登録を済ませば、その後はECサイトから簡単にオーダーできますよ。
FABRIC TOKYOはビジネスウェアのオーダー専門ブランドです。シャツはもちろん、スーツやカジュアルジャケット、カジュアルパンツ、チノパン、セットアップなどもオーダー可能です。20代〜40代のオーダー初心者の方にも多くご利用いただいています。
1.スマホでオーダー
店舗で採寸したサイズデータはオンライン上に保管されます。その後はPCやスマホからいつでもオーダーできます。「採寸したら買わないといけない」という心配も必要ありません。
2.シャツが1着6,500円〜
「FABRIC TOKYO」では中間業者を介すことなく最短ルートで工場とお客さまをつなぐことで、品質にも妥協することなく、シャツ1着6,500円から体験できるオーダーメイドを実現しています。
3.お届けから50日間は無料でお直し
着心地やサイズ感に違和感がある場合は、お届けから50日間は無料で1回までサイズのお直しをさせていただきます。オーダー初心者でも安心してオーダーできます。
「FABRIC TOKYO」のカスタムオーダー商品をご購入いただくには、採寸とサイズ登録が必要です。採寸にかかる時間は約30分。「まずはサイズ登録だけして、家でじっくり商品を検討したい」というご要望も承っております。
首都圏や関西エリア、名古屋、福岡にも店舗がございますので、お気軽にお近くの店舗までお越しください。