成人式のスーツの正解は?「おしゃれ」と「ダサい」が分かる着こなしを徹底攻略
成人式は大人の第一歩となる大切な節目です。成人式に着ていくスーツは「何色を着ていくべきなのか」「どんなデザインがおしゃれに見えるのか」「着こなしにマナーがあるのか」など気になりますよね。
今回は、成人式のスーツの選び方やおしゃれに着こなすポイント、マナーについて解説します。この記事を読んで、思い出に残る成人式に花を添えられるようなスーツの着こなしをしてくださいね。
この記事を監修した人ファブリック トウキョウ
オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。
1. 成人式のスーツ「色」の選び方
成人式のスーツを選ぶときにまず気になるのが「色」。スーツにはブラックやネイビー、グレー、ブラウンなどさまざまな色がラインアップしています。前提として、成人式では絶対にNGというスーツカラーはなく、「どういう印象を与えたいか」「周りからどう見られたいか」を踏まえて決めると、自分に合ったスーツカラーを選べますよ。
1-1. 【ネイビー】定番かつ人気
成人式のスーツの定番色であり、人気色でもあるネイビー。ビジネスシーンでも人気のカラーなので、今後、仕事でも着用できるスーツが欲しい人はネイビーが選択肢に入ります。
ネイビーは濃淡によってライトネイビー、ネイビー、ダークネイビーの3パターンに大別されます。成人式だけでなく仕事用としても着用したい場合は、なかでも「ダークネイビー」を買っておくとさまざまなシーンで重宝しますよ。何色のスーツか迷った場合はダークネイビーがおすすめです。
一方、多少の花を添えたい場合は「ライトネイビー」を選ぶのもあり。定番カラーのネイビーの範囲内ゆえ悪目立ちすることなく、周りとはまた違った印象を与えられます。同じネイビーでも濃淡によって印象が変わるので、「周りからどう見られたいか?」を考えながら選ぶようにしてくださいね。
1-2. 【グレー】落ち着いた印象
ネイビーと同じく、成人式のスーツの定番色といったらグレー。ビジネスでも定番かつ人気のカラーで、多くのビジネスパーソンがグレーのスーツを着ています。しかしネイビーが多数派のため、グレーのスーツなら少なからず周りとの違いをアピールできるでしょう。
グレーも濃淡によってライトグレー、グレー、チャコールグレーの3パターンに大別できます。仕事でも着たい場合や、より無難に着こなしたい場合はチャコールグレー、少し派手さを演出したい場合はライトグレーがおすすめです。
1-3. 【ブラック】汎用性高く着まわせる
もっとも汎用性の高いスーツカラーがブラック。ブラックなら成人式はもちろん、就活や冠婚葬祭などでも着まわせます。より幅広いシーンで着まわしたい場合は、ブラックの無地スーツを選んでおけば間違いありません。
しかし、ブラックのスーツには「ビジネス用」と「冠婚葬祭用」の2パターンに分けられます。その根拠となるのが生地の質感や光沢です。冠婚葬祭用はビジネス用のブラックスーツよりもさらに深い黒で、「漆黒」や「墨黒」といわれるほど濃い黒に染められています。さまざまなシーンで着まわしたい場合はビジネス用のブラックのスーツがおすすめです。
1-4. 【ブラウン】個性の演出に◎
「個性的なスーツで周りとは一線を画したい」「せっかくの成人式だからおしゃれに着飾りたい」──そんなときにおすすめのスーツカラーがブラウン。ブラウンはネイビーやグレーほどメジャーではないため、成人式に着用すれば目立てること間違いなし。
しかもブラウンは暖かみを感じられるカラーで、季節としては秋冬によく用いられます。冬に開催される地域が多い成人式とも相性のいいカラーです。ブラウンも濃淡によって印象が異なり、ライトブラウンはより個性的でおしゃれな印象を、ダークブラウンは落ち着いた印象を与えられます。
2. 成人式のスーツ「柄」の選び方
スーツの「色」が決まったら、お次は「柄」を決めていきましょう。スーツには無地だけでなく、ストライプやチェックなどさまざまな柄があります。
柄によって与える印象も変わってくるので、色と同じく慎重に決めたいところ。このパートでは成人式のスーツの柄について紹介します。与えたい印象などを踏まえて決めるようにしてくださいね。
2-1. 【無地】迷ったらこれ
定番かつ王道といえば無地のスーツ。たとえば、ダークネイビーの無地スーツなら就活はもちろん、ビジネスのどんなシーンでも着用できます。
成人式だけでなく、就活や入社後も着用することを想定している場合は、ダークネイビーやチャコールグレーの無地スーツがおすすめ。
2-2. 【ストライプ柄】存在感をアピール
ストライプは無地に続いて定番の柄で、多くのビジネスパーソンが着用しています。ただ、ストライプもさまざまな種類があって、それぞれ与える印象が大きく異なります。
またストライプの線が細く、間隔が狭いものはシンプルで落ち着いた印象に。ストライプの線が濃く太いもの、線の間隔が広いものほど華やかな印象になります。
たとえば「シャドーストライプ」は、遠目からだと無地に見えるため、さり気なく個性を演出したい人におすすめ。一方、個性を演出したい人には線の太い「ワイドストライプ」がおすすめです。
2-3. 【チェック柄】おしゃれな印象
チェック柄のスーツは英国らしいクラシカルなイメージがあり、定番の無地やストライプにはないおしゃれな印象を与えられます。周りと違った個性を出したいときはチェックがおすすめです。
スーツで使われるチェックは、色や大きさによって派手な柄からさりげない柄までさまざまです。「他の人と違ったスタイルで目立ちたい!」という人は、「ウィンドウペーン」などの大きめのチェック柄を選びましょう。「ウィンドウペーン」とは、窓の格子のような単色の縦横の細い枠のラインで四角形をつくる格子柄のこと。
カラーは、ライトグレーやライトブラウンなど明るめがおすすめです。チェックが際立ち、おしゃれな着こなしになりますよ。
3. 成人式のスーツおしゃれに着こなすポイント
スーツは色と柄だけでおしゃれさが決まるわけではありません。スーツにはさまざまなデザインや仕様があり、それぞれで印象がまったく異なります。成人式におすすめのスーツのデザインを紹介します。
3-1. 個性を演出するなら【スリーピーススーツ】
スリーピーススーツはジャケット、パンツ、ベストの3点セットになっているスーツのこと。ベストを着用することで、さりげなく個性を演出できますよ。
スリーピーススーツは「スーツの正式な着こなし」とされているので、成人式の式典にふさわしい“きちんと感”も備えられます。ジャケットの中にベストを1枚着ることで防寒対策としても効果的。寒い時期の成人式にもおすすめです。
スリーピーススーツについて詳しくは、「スリーピーススーツのマナーやメリットは?シーン別おすすめコーデ3選も!」で紹介しています。合わせてご確認ください。
3-2. 大人っぽく見せるなら【ダブルブレスト】
色柄だけでなく、ジャケットのデザインによっても雰囲気が変わります。スーツのジャケットの主なデザインは、大きく分けて「シングルブレスト」と「ダブルブレスト」の2種類あります。
シングルブレストは、ジャケットのボタンが縦1列に並んでいるもの。最もオーソドックスなデザインです。一方、ダブルブレストは、ジャケットのボタンが縦2列に並んでいるもので、ボタンの数は4つか6つが主流です。
定番のシングルブレストを選ぶ人が多いなか、ダブルブレストを選べば大人っぽく個性的な印象を与えられますよ。FABRIC TOKYOのオーダースーツは、好きな生地を選んでダブルブレストに仕立てることもできます。
4. 成人式のスーツ着こなしのマナーやポイント
成人式のスーツを着こなすために知っておきたいマナーやポイントについて解説します。マナーを知らないだけでダサい着こなしになってしまうこともあります。ここでしっかりと確認しておきましょう。
4-1. 着こなしのマナーを守る
スーツの着こなしには基本的なマナーや注意点があります。まず知っておきたいマナーが「アンボタンマナー」です。アンボタンマナーとは、スーツのジャケットの1番下のボタンを留めずに外しておくこと。1番下のボタンまで留めてしまうとジャケットのきれいなシルエットが崩れ、シワが寄ってしまうためです。
ジャケットのポケットのフラップにもマナーがあります。フラップとは、ポケット口の上に付けられたフタのこと。フラップの本来の目的は、ポケットに雨やほこりなどが入るのを防ぐこと。屋内ではフラップをポケットの中にしまい、屋外ではフラップをポケットの外に出すのが基本です。
スーツを着慣れていない場合はここまで気にする必要はありません。ただし、左右のポケットのフラップは中にしまうのか外に出すのか統一することが大切です。
スーツのポケットのマナーについて詳しくは「スーツのポケットはフタを出す?入れる?種類についてもおさらい!」も参考にしてください。
4-2. 自分のサイズに合ったスーツを選ぶ
スーツをかっこよく着こなすには「サイズ感」が何よりも重要です。どれだけおしゃれな色柄のスーツを着ていても、サイズが合っていないだけでダサい着こなしになってしまいます。自分の体型に合ったスーツを選ぶようにしてください。スーツのサイズは基本的に身長、胴囲(ウエスト)、胸囲を測ります。肩幅はひとつまみできる程度、着丈はお尻が9割程度隠れるなど目安を知っておくこともポイント。
スーツの正しいサイズについて詳しくは、「スーツのサイズ表ってどう見るの?正しい測り方や自分に合ったスーツを手に入れる方法も紹介」を参考にしてください。
4-3. スーツに合わせるアイテムも重要
スーツスタイルをよりおしゃれに着こなすためには、シャツやベルト、靴などのアイテム選びも重要なポイント。シャツもスーツと同様、自分の体型に合ったサイズのものを選ぶことが大切です。汚れやシワがないかどうかも確認しておきましょう。
ネクタイは色柄だけでなく結ぶ長さや幅も大切です。長さは、ネクタイの先端がベルトのバックルの中央付近にくる程度、ネクタイの幅はジャケットのラペル(下襟)と同じ幅にすることでバランス良く見えますよ。ネクタイの結び方について詳しくはこちらの動画も参考にして下さいね。
成人式のスーツに合わせる靴の色は、黒で光沢感がありすぎない革素材を選べば間違いありません。デザインは内羽根式(うちばねしき)のストレートチップを選ぶと冠婚葬祭にも活用できますよ。成人式で目立ちたい場合は、ブラウンの革靴を選んでもおしゃれです。いずれにしても、ベルトと靴のカラーは合わせるようにしてください。
羽根とは、紐を通す部分の革のことです。この部分が甲と一体、もしくは内側に入り込んでいる状態の靴を内羽根式(うちばねしき)といいます。 ストレートチップは、つま先の革の切り替えが横一文字になっているデザインです。
4-4. 防寒対策も万全に
地域によって異なりますが、成人式は成人の日に合わせて行われることが多いですよね。
スリーピーススーツやコートなどを着用して防寒対策をしておきましょう。ただし、普段着ているカジュアルなアウターやダウンジャケットはスーツスタイルには合いません。スーツスタイルに合わせるアウターは、チェスターコートやステンカラーコートなどがおすすめです。
チェスターコートやステンカラーコートについて詳しくは「スーツと相性のいいアウターはこの7種類! 選び方や着こなし方を徹底解説」も参考にして下さい。
5. 成人式のスーツおすすめコーディネート
成人式におすすめのスーツのコーディネート例を紹介します。ぜひ参考にして、一生に一度の成人式を思い出の日にしてください。
5-1. ネイビー × スリーピースでこなれたスタイル
質感にこだわった光沢感のあるネイビースーツは晴れの日にぴったり! ベストつきのスリーピーススーツにシンプルなサックスのシャツ、小紋柄のネクタイを合わせることで、新成人にぴったりのフレッシュ感を演出しています。
5-2. グレー × グレンチェックでおしゃれに
グレーのグレンチェックスーツがクラシカルでおしゃれな印象の成人式コーデ。
アクセントカラーのネクタイは、華やかさや暖かさ、親しみやすさなどを演出しています。無地のシャツを選ぶことでスーツやネクタイの色柄が引き立ちますよ。
5-3. グレー無地で都会的な雰囲気に
どこか都会的な雰囲気を持つグレー無地のスーツ。明るいサックスシャツにネイビーのネクタイを合わせることで、全体が引き締まった印象に。
こちらのスーツはSOLOTEX THERMOという帝人の新素材ポリエステルとウールを組み合わせた、蓄熱性とストレッチ性に優れているのが特徴。蓄熱性に優れているため、冬に開催されることが多い成人式にも最適な1着です。
5-4. ブラウンストライプ × スリーピースで個性的に
成人式で周りとの違いをアピールしたいときにはかなりおすすめのコーディネート。
グレーをベースに、やや明るめのブラウンのストライプが入ることで個性的な印象をプラス。インナーにはカジュアルな素材のシャンブレーのシャツをイン。全体的にはクラシックな装いながら、シャツによって抜け間のある現代的なスタイルの完成です。
5-5. グレーストライプ × ダブルブレストで貫禄のあるスタイルに
成人式メインで華やかなスーツを探しているなら、グレーストライプにダブルブレストのこちらのスーツコーデはいかがでしょうか。
ダブルの重厚感に艶っぽいグレーの柔らかさと甘さがミックスされることで、成人式にも着ていける絶妙なバランス感のコーディネートが完成。ほかと違いを出したい人にはおすすめです。
6. スーツをオーダーして成人式を一生の思い出にしませんか?
一生に一度の成人式。思い出に残るお気に入りのスーツを準備したいですよね。FABRIC TOKYOのオーダースーツでサイズやデザインにこだわった自分だけの1着を作りませんか。
38,000円からのお手軽価格で成人式用のスーツをオーダーできます。成人式のスーツ選びに迷ったら、まずはFABRIC TOKYOにご相談ください。余裕を持ってスーツをオーダーするためには、10月中には一度、店舗で採寸するのがおすすめです。生地によっては、11月中でも年内にお届けできます。
オーダー初心者の20代〜30代にとくに多くご来店いただいています。ほとんどの店舗が商業施設のなかにあるので、入りやすい点もFABRIC TOKYOの特徴のひとつです。お気軽にご来店ください。お待ちしています。
FABRIC TOKYOはビジネスウェアのオーダー専門ブランドです。スーツはもちろん、シャツやカジュアルジャケット、カジュアルパンツ、チノパン、セットアップなどもオーダー可能です。20代〜40代のオーダー初心者の方にも多くご利用いただいています。
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店舗で採寸したサイズデータはオンライン上に保管されます。その後はPCやスマホからいつでもオーダーできます。「採寸したら買わないといけない」という心配も必要ありません。
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「FABRIC TOKYO」では中間業者を介すことなく最短ルートで工場とお客さまをつなぐことで、品質にも妥協することなく、スーツ1着38,000円から体験できるオーダーメイドを実現しています。
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着心地やサイズ感に違和感がある場合は、お届けから50日間は無料で1回までサイズのお直しをさせていただきます。オーダー初心者でも安心してオーダーできます。
「FABRIC TOKYO」のカスタムオーダー商品をご購入いただくには、採寸とサイズ登録が必要です。採寸にかかる時間は約30分。「まずはサイズ登録だけして、家でじっくり商品を検討したい」というご要望も承っております。
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