低身長ならオーダースーツがおすすめ!視覚的に身長が高く見えるおすすめの色柄・カスタマイズとは?
「低身長だからスーツをかっこよく着こなせない」
「既製品のスーツだとサイズが合わない……」
低身長の人のなかには、こんな悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。スーツをはじめとした既製品の衣類は、標準体型をベースにデザインされているので、低身長の人がおしゃれに着こなすのは至難の業……。
そんな人におすすめなのが「オーダースーツ」です。オーダーなら自身の体型に合わせて仕立てるのでジャストフィットのサイズ感を実現。結果として、既製品のスーツよりもおしゃれに着こなせるのです。
この記事では、ビジネスウェアのオーダー専門店「FABRIC TOKYO秋葉原店」のコーディネーター・鈴木悠也さんにインタビュー。自身も159㎝と低身長ゆえ、スーツの着こなしに悩んだ経験があるとのこと。低身長でもスーツをかっこよくおしゃれに着こなすコツをお聞きしました。
この記事を監修した人ファブリック トウキョウ
オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。
1.低身長だと既製品のスーツをおしゃれに着こなせない!?
スーツをおしゃれに着こなすためには、何よりもサイズ感が重要です。しかし、低身長の人の場合、既製品のスーツではサイズが合わないどころか、そもそもぴったり合うサイズがないこともしばしば……。なぜ、低身長の人は既製品のスーツをおしゃれに着こなせないのでしょうか。
1-1.低身長用のサイズはほぼ存在しない
厚生労働省が発表している資料によると、日本人男性の平均身長は20代が171.5㎝で、30代が171.5㎝、40代が170.9㎝。低身長に明確な基準はなく、165㎝以下を低身長ととらえる人もいれば、160㎝以下を低身長ととらえる人もいます。
「自分は159㎝・48kgで低身長に分類されると思いますが、既製品のスーツだとビシッと着こなせないんですよね。低身長の人こそスーツがよく似合うはずなのに……」
既製品のスーツは、多くが標準体型をベースにサイジングされています。低身長だけでなく、高身長やマッチョの人が既製品のスーツを着こなすのは物理的に難易度が高くなります。
「そもそも低身長の人に向けた衣類のサイズがあまりないんです。私服を買うときもほとんどがSサイズまでなので、XSサイズを見つけたらテンションが上がりますね(笑)。スーツも同じで、ぴったり合うサイズがないので、お直しをするのが前提なんです」。
1-2.お直しをするとシルエットが崩れる
お直しをすればかっこ良く着こなせると思ったら大間違い。これこそが低身長の人がスーツをかっこよく着こなせない最大の理由だと教えてくれました。いったい、どういうことでしょうか。
「低身長の人は最適なサイズがなく、大きめのサイズを選ぶことがほとんど。そこで一番の悩みとなるのが“丈”なんです。パンツの丈はもちろん、ジャケットの着丈や袖丈が基本的にはどれも長くなってしまう。なのでお直しをするのですが、たとえばパンツの裾上げは10㎝以上切らないといけないんです。そうなるとシルエットが崩れ、かっこよく着こなせないんです」。
「たとえばスラックスには、スリムやテーパードなどといったシルエットがありますよね。でも、10㎝以上も裾上げするとそのシルエットが台無しになってしまう。つまり、お直しの限度を超えている。せっかくテーパードになっているスーツを買っても、裾上げしすぎてストレートっぽいシルエットになってしまうんです。裾だけでなく、ももや膝の位置も適正な位置とはずれてしまうので、結果としてかっこよく着こなせないんです」。
「お直しでも対処しようがない部分もあって。パンツの股上ってありますよね。身長に対してスーツのサイズが大きいと、それに伴って股上が深くなってしまうので、腰パンをしているように見えてしまうんです。裾上げして丈をジャストサイズにしても、スーツで腰パンっぽく見えたらかっこよく着こなせないのは想像できますよね」。
ジャケットも同様で、ぴったり合うサイズがなく、大きめサイズを着こなす必要があることから、かっこよく着こなせないとのこと。
「ジャケットの丈が長くなりすぎるので、ボタンが本来の位置よりも下に来るんです。結果、くびれの位置がずれて胴長に見えてしまう。ロングコートを着ている感じになっちゃうんです」。
2.低身長の人はジャケパンよりもスーツがおすすめ
ビジネスウェアが多様化したことで、スーツだけではなくジャケパンスタイルで働く人が増えてきました。ジャケパンはコーディネートの幅が広く、おしゃれを楽しめるのが魅力です。しかし、鈴木さんいわく「低身長の人はジャケパンよりもスーツのほうが身長が高く見えるのでおすすめ」とのこと。どういうことでしょうか。
「ジャケパンは基本的に上下の色が違いますが、スーツは上下の色が同じですよね。上下同じだと縦長に見えるので、視覚的に身長が高く見えるんです。ジャケパンは低身長向けのサイズが結構あるのでジャケパンに走りがちなんですが、低身長をカバーするコーデは難しい。ジャケパンとスーツで悩む低身長の人は、スーツがおすすめです。低身長をごまかせますよ!」。
3.低身長こそオーダースーツがおすすめ
低身長の人にぴったり合う既製品のスーツはほとんどないだけでなく、お直しをしてもシルエットが崩れてしまう……。ゆえに、鈴木さんがたどり着いたのがオーダースーツでした。
「袖丈や着丈までお直しをするとプラスで5,000円〜1万円くらいはかかってしまうんです。それでいてシルエットが崩れて違和感が残る。たとえば3万円のスーツに1万円のお直しをしたら4万円になりますよね。4万円もあればオーダーできるので、最初からオーダーしたほうがいいんです。自分の体型に合わせて仕立てるので、シルエットも崩れないしまったく違いますよ」。
オーダースーツ専門店の「FABRIC TOKYO」では、スーツ1着38,000円からオーダーできます。店舗で30分ほどの採寸をしたら、あとはECサイトからオーダーするだけ。「採寸したら買わないといけない……」という不安もないため、20〜30代のオーダー初心者からも多く選ばれています。
EASY ORDER LITE
ビジネスシーンで利用できるエントリーモデルのスーツです。ポリエステルにウールを混紡した素材で、ポリエステルの防シワや耐久性などの優れた機能が特徴です。
4.低身長におすすめのスーツ。NGなスーツ
ひと口にスーツといっても、色や柄などさまざまな種類があります。どれがより縦長に見え、低身長をカバーできるのでしょうか。
4-1.色は「ダークカラー」を選ぶ
淡い色から濃い色まで、スーツにはさまざまな色があります。たとえばネイビーは、濃淡によってライトネイビー、ネイビー、ダークネイビーの3種類に分けられます。
「低身長の人はなるべく濃いめのカラーのスーツを選ぶようにしてください。ダークネイビーやチャコールグレー、ダークブラウンなど。ライトグレーなどの膨張色だと横に膨らんで見えてしまう。なので、縦長に見せるにはダークカラーがおすすめです」。
4-2.柄は「ストライプ」を選ぶ
スーツの柄は無地とストライプ、チェックの3つに大きく分けられます。中でも、低身長の人が選ぶべきは「ストライプ」とのこと。
「低身長の人はできるだけ縦長に見せたいところ。幅広のストライプだと横長に見えてしまいます。なので、幅が狭くて線が細いストライプを選ぶと縦長に見せられるのでおすすめです」。
4-3.襟は「スリム」を選ぶ
色柄だけでなく、スーツのディテールにも気を配るのがベター。たとえば襟は、よりスリムなものを選ぶと縦長に見えて視覚的に身長が高く見えるとのこと。
「おすすめはノッチドスリム。FABRIC TOKYOでは4種類の襟から選べて、どれも無料です。ノッチドスリムは通常のノッチドよりも1㎝細いデザインです」。
4-4.パンツは「ノータック」を選ぶ
タックはパンツのウエスト部分から下に入っているヒダのことをいいます。そのヒダの数によって「ノータック」「ワンタック」「ツータック」に分けられます。最近はタック入りのパンツを履いている人も増えてきましたが、低身長の人には「ノータック」がおすすめとのこと。
「ノータックだとすらっと足長に見せられるんです。ワンタックやツータックだとどうしても横長になってしまう。身長をカバーしたいならノータックがいいと思います」。
5.低身長におすすめのオーダースーツ3選
オーダースーツ専門店「FABRIC TOKYO」では、スーツ用の生地を300以上ラインアップしています。なかでも、低身長の人におすすめのスーツを鈴木さんが3つ厳選してくれました。
5-1.FABRIC TOKYO MODEL X ブラウンツイル
オーダーでありながら1着44,800円を実現した「FABRIC TOKYO MODEL X」。定番のネイビーやグレーもラインアップしていますが、鈴木さんのおすすめはブラウンツイル。
「FABRIC TOKYOのラインアップのなかでも、濃いめのブラウンなのでビジネスでも使いやすい。ダークカラーなので縦長に見えるのもおすすめする理由です」。
掲載の商品は販売を終了しました。
5-2.AUTHENTIC ネイビーピンストライプ
FABRIC TOKYOの王道にして人気ナンバーワン。光沢があって仕立て映えする生地なので、ビジネスはもちろん、結婚式などのパーティーシーンでも活躍する1着。
「なかでも線の細いピンストライプを採用しているので、縦長に見えるんです。線もそこまで目立たないので、ビジネスにも取り入れやすいと思います」。
5-3.ENTRY WOOL チャコールグレー千鳥
ウール100%なので、ポリエステル混の生地と比べると艶や滑らかさがあるのが特徴です。上質な雰囲気をまといつつ5万円台のため、はじめてのウールスーツにもおすすめです。
「ダークカラーのチャコールグレーなので、縦長に見えるのが推しポイント。千鳥格子はチェックなんですが、柄が小さくて細かいので細長く見える。視覚的に身長を大きく見せられる色柄なんです」。
6.低身長の人にもジャストフィットなスーツが1着38,000円からオーダー可
既製品のスーツだと自身に合うサイズがなく、お直しをしてもシルエットが崩れるのでおしゃれに着こなせない低身長の人も多いですよね。そんなときはオーダースーツがおすすめです。オーダーなら自身の体型をベースに仕立てるので、身長に関係なくジャストフィットなサイズ感のスーツが手に入ります。
オーダースーツ専門店「FABRIC TOKYO」ならスーツ1着38,000円からオーダーできます。店舗で30分ほどの採寸を済ませたら、あとはECサイトからご購入いただけます。「採寸したら買わないといけない」という不安も一切なく、20代〜30代のオーダー初心者の人にも多くお選びいただいています。お気軽にお越しください。お待ちしております。