メンズスーツにカーディガンはあり?選び方のポイントやコーディネートを紹介
冬や冷房が効きすぎた真夏のオフィスでは、スーツだけでは肌寒く感じるときがあります。そんなときに合わせるアイテムとして、ベストやセーターを思い浮かべる人もいるでしょう。
じつは、カーディガンもスーツに合わせやすい優秀なアイテムです。カーディガンで個性的なおしゃれを楽しんでみませんか。
今回は、スーツにカーディガンを合わせるメリットや選び方のポイントなどを紹介します。おすすめコーディネートもぜひ参考にしてください。
この記事を監修した人ファブリック トウキョウ
オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。
1. スーツにカーディガンを合わせる3つのメリット
ビジネスカジュアルスタイルでは、ジャケットのインナーにベストやセーターを合わせることがあります。スーツにベストやセーターを合わせることで、「ジャケパンスタイル」よりもカジュアル感を抑えられます。
ベストやセーターは頭から被るタイプがほとんどで、人前で脱いだり着たりするのをためらってしまう人もいるでしょう。ヘアスタイルも乱れがちですが、カーディガンなら着脱も簡単です。
また、ベストのボタンを留めれば、スーツのジャケットを軽く羽織るだけでもきちんとした印象になる便利なアイテムです。その他にも、スーツにカーディガンを合わせるメリットがあります。以下で具体的に見ていきましょう。
1-1. 簡単に防寒対策ができる
簡単に着脱できるカーディガンが1枚あると、冬はもちろん、少し肌寒いときなどにも重宝します。
たとえば真冬の外出時にカーディガンを着用し、スーツの上からコートを羽織れば防寒対策もばっちり。ニットのカーディガンが中に暖かい空気の層を蓄えてくれるため、スーツとコートだけの組み合わせとは暖かさが格段に違います。
また、夏の冷房対策にもカーディガンは有効です。サラリとした夏向き素材のカーディガンを羽織れば冷房による体の冷えを防いでくれます。
1-2. TPOに合わせて調整できる
カーディガンの最大のメリットは、TPOに合わせてスムーズに着脱できること。日常の業務中にカーディガンを着用していても、簡単に脱げるので会議や取引先の対応などの改まった場でも即座に対応できます。
また、ジャケットからのぞくカーディガンが差し色となり、着こなしの幅を広げてくれるのもメリットの1つ。同じような印象になりがちなビジネススーツに、変化をもたらしてくれますよ。
1-3. ジャケットを脱いでもサマになる
オフィスではジャケットを脱いでワイシャツ姿のまま、ベストやセーター姿など、それぞれのスタイルで仕事をしているのではないでしょうか。
ラフに見られがちなスタイルでも、ボタンのあるカーディガンを着用するだけでジャケットを着ていなくてもきちんと感が出せます。ジャケットを脱いだときに、シャツ姿よりも様になり、洗練された印象になるでしょう。
2. スーツに合わせたいおすすめのカーディガン
カーディガンとひと口に言ってもデザインの種類が豊富で、それぞれかなり印象が異なります。ここでは、スーツに合わせやすいおすすめのカーディガンのタイプを紹介します。
2-1. カーディガンの主なタイプは4種類
カーディガンは、大きく分けて4種類のデザインがあります。
なかでも「Vネック」は、シャツとネクタイのVゾーンをすっきりとシャープに見せてくれます。
昔からあるスタンダードなタイプで、シンプルながら活躍の幅が広い万能なデザインです。
メンズの「クルーネックカーディガン」は、前を開けても上まできっちりボタンを閉めてもトレンドっぽく着こなせます。ただし、スーツのジャケットのVゾーンと合わせるのは避けたほうがいいでしょう。
襟にボリューム感のある「ショールカラー」も男性的なイメージの強いデザインです。
編み地も厚手のものが多く、1枚で着るならまだしも、スーツの中に合わせる場合は襟が小さめでよほど薄手でないと難しいでしょう。
羽織るタイプで、かつ「ボタンレス」のカーディガンもあります。これは前を開けてインナーを見せて着るタイプのカーディガンです。カジュアルでラフな印象が強いためビジネスには不向きです。
2-2. スーツに合わせるならVネックがおすすめ
ビジネスカジュアルでは、ジャケパンスタイルに丸襟のクルーネックセーターを合わせるスタイルもあります。一方、カーディガンをビジネススーツの下に着用するならVネックタイプがおすすめです。
Vネックなら、ジャケットから見えるVゾーンのラインになじみやすく、ネクタイが見えるためラフな印象になりません。Vゾーンから見えるニットのボリュームも抑えられ、すっきりとした印象を与えられます。
スリーピーススーツのベストとも見た目の雰囲気が似ているため、スーツ姿に違和感なくコーディネートできるでしょう。
3. スーツに合わせるカーディガンの選び方3つのポイント
スーツスタイルにはVネックタイプのカーディガンが一番おすすめと紹介しました。
ただし、スーツのインナーとして着る場合、注意したいポイントがいくつかあります。「素材」と「色柄」「サイズ感」の3つに絞って紹介します。
3-1. 素材をチェックする
スーツに合わせるカーディガンは、Vネックであれば何でもいいわけではありません。デザインやタイプだけでなく素材にも注目する必要があります。おすすめの素材は、秋冬なら「メリノウール」「カシミア」「アクリル」など。
メリノウールは羊、カシミアはヤギの毛からとれる動物性の天然素材です。暖かいだけでなく、柔らかいため肌触りがよくチクチクしません。カシミアは高級繊維として人気があります。アクリルは人工の化学繊維ですが、柔らかく肌触りが良いことと、保温性がありながら安価に入手できる点も魅力の1つです。
春夏なら「コットン」「リネン」がおすすめです。サマーセーターなどに使われるコットンやリネンは、綿や麻から作られる植物性の天然素材です。吸水性と速乾性が高く、肌触りも良いため夏向きの素材として適しています。
3-2. 色柄を選ぶ
ビジネスシーンで着用するなら、色や柄も選ぶポイントになります。スーツの色でもおなじみのネイビーやグレー、ブラックは落ち着いた印象を与える無難な色です。
色味により、濃い薄い、明るい暗いなどがありますが、総じて手持ちのビジネススーツやネクタイに合わせやすくコーデに悩むこともないでしょう。
一方、ワインレッドやオレンジなどは、華やかな印象を与える色です。暗めの色合いのビジネススーツに差し色として存在感を発揮してくれます。カーキやブルーは、知的な印象を与えてくれるため、スマートな印象を演出したいときにおすすめです。色選びに迷ったときは、スーツとカーディガンの色をそろえると洗練されたイメージになり失敗しません。
柄は、無地かワンポイント程度のシンプルなものがビジネスシーンではおすすめです。シャツやネクタイとも合わせやすいでしょう。
3-3. サイズ感を確かめる
ジャケットのインナーとして着るには、サイズ感も重要です。カジュアルに着崩すのではなく、体にフィットした動きやすいものがいいでしょう。サイズが合っていないと着用感だけでなく、見た目もよくありません。
若干細めのシルエットで、ジャケットを無理なく着脱できるサイズのカーディガンを選びましょう。
自分にぴったり合った1着を選ぶなら、肩幅や着丈からおすすめのサイズを判定してくれるFABRIC TOKYOのカーディガンがおすすめです。
4. スーツに合わせるカーディガンおすすめコーデ
ここではビジネスシーンで着用するスーツの定番色に絞って、おすすめのカーディガンコーデを紹介します。
4-1. ネイビースーツ × チャコールグレーのカーディガン
ネイビースーツはどんな年代にも似合う定番色として人気があります。インナーには、黒に近い濃いめのチャコールグレーのカーディガンを合わせましょう。落ち着いた色味同士で全体的にまとまり感が出ます。
編み目の細やかな上質素材のニットは、表面がなめらかでシルキーな光沢感があります。濃い色味のチャコールグレーでも、光沢があることで暗すぎず、上品なイメージにまとまるでしょう。
JOB KNIT クルーネック (2020)
糸の加工により、毛玉になりにくいニットが仕上がりました。程よい艶を持ち、肌触りの柔らかいエクストラファインメリノを使用しています。
4-2. グレースーツ × ダークネイビーカーディガン
通常、グレーのチェックスーツはカジュアルな印象になりがちです。
しかし、インナーにダークネイビーのニットを合わせることで、まとまりのあるモダンな装いに仕上がっています。
JOB KNIT クルーネック (2020)
糸の加工により、毛玉になりにくいニットが仕上がりました。程よい艶を持ち、肌触りの柔らかいエクストラファインメリノを使用しています。
4-3. チャコールスーツ × ダークネイビーカーディガン
チャコールスーツとネイビーカーディガンの組み合わせは、チャコールの色味が薄いほど、インナーのネイビーが強調されます。
ジャケットのボタンを外せば縦のラインがスッキリと細身に見せられ引き締め効果があります。スーツのジャケットを脱いだカーディガンスタイルでも、ネイビーのブレザーを着ているかのようなきちんと感が出せるでしょう。
FABRIC TOKYO JOB KNIT カーディガン
糸の加工により、毛玉になりにくいニットが仕上がりました。程よい艶を持ち、肌触りの柔らかいエクストラファインメリノを使用しています。
5. スーツにカーディガンで洗練された大人のおしゃれを!
スーツスタイルにもぴったりのVネックカーディガン。デイリーで着るなら自宅で洗っても、毛玉がつきにくく型崩れしないものがおすすめです。もちろん、サイズも自分の体にちょうどいい物を選びたいですよね。
FABRIC TOKYOの「JOB KNIT」シリーズは、ウール本来の柔らかさや保湿性、光沢感を保ったまま、自宅で洗っても毛玉になりにくく、縮みにくいのが特徴です。
また、サイズデータに合わせて自動的に判断、提案してくれるのでサイズを選ぶ手間もなく、自分にぴったりの1枚がみつかります。お手入れ簡単! 自分に合ったカーディガンで洗練された大人のおしゃれを楽しんでみませんか。
FABRIC TOKYOはビジネスウェアのオーダー専門ブランドです。スーツはもちろん、シャツやカジュアルジャケット、カジュアルパンツ、チノパン、セットアップなどもオーダー可能です。20代〜40代のオーダー初心者の方にも多くご利用いただいています。
1.スマホでオーダー
店舗で採寸したサイズデータはオンライン上に保管されます。その後はPCやスマホからいつでもオーダーできます。「採寸したら買わないといけない」という心配も必要ありません。
2.スーツが1着38,000円〜
「FABRIC TOKYO」では中間業者を介すことなく最短ルートで工場とお客さまをつなぐことで、品質にも妥協することなく、スーツ1着38,000円から体験できるオーダーメイドを実現しています。
3.お届けから50日間は無料でお直し
着心地やサイズ感に違和感がある場合は、お届けから50日間は無料で1回までサイズのお直しをさせていただきます。オーダー初心者でも安心してオーダーできます。
「FABRIC TOKYO」のカスタムオーダー商品をご購入いただくには、採寸とサイズ登録が必要です。採寸にかかる時間は約30分。「まずはサイズ登録だけして、家でじっくり商品を検討したい」というご要望も承っております。
首都圏や関西エリア、名古屋、福岡にも店舗がございますので、お気軽にお近くの店舗までお越しください。