ミラノファッションウィーク2026 |秋冬の最新トレンドを徹底解説 #4

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2026年1月13日から開催中の、「ピッティ・ウオモ」と「ミラノファッションウィーク」のレポートをシリーズで全9回にわたってご紹介します。

取材は現地在住ライターの田中美貴さんにご協力いただきました。

ビジネスファッションをより楽しんでいただけるような、メンズドレスのトレンド情報をお届けします。


Dolce&Gabbana ドルチェ&ガッバーナ

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ドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナによって1985年に創立されたイタリアを代表するラグジュアリーブランドの老舗ながら、常に革新的で時代の先端を行く「ドルチェ&ガッバーナ」。

今回のコレクションのテーマは「THE PORTRAIT OF MAN(ザ・ポートレート・オブ・マン)」。グローバライズされるによって均質化が進む現代において、一人ひとりが持つ個性を尊重するかの如く、すべてのルックのテイストが全く違うコレクションを発表した。

「情熱や記憶、内面の揺らぎを内包した“ひとつの世界”として捉え、ランウェイを生きた肖像画が並ぶ現代的なギャラリーとして表現」したのだとか。

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同ブランドがお得意とするテーラリングをコレクションの中心に置き、ダブルとシングルのスーツスタイルやテーラードコートで表現。パワーショルダーの構築的なラインに広めのラペルが特徴的だ。トラウザーはタックが入り、ゆったりしたシルエットを描いている。素材もベルベット、ウール、マットなシルクからブロケードまで様々。

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カジュアルアイテムではブロークンデニムやコクーンシルエットのボリューミーなアウター類、パジャマスーツやロゴ使いのトラッキングスーツなどが登場。「ドルチェ&ガッバーナ」お馴染みのポルカドットやアニマル柄も使われている。それぞれの男性が持つ自分らしさを大事にすることを提案すべく、多彩な男性像を表現した。

Paul Smith ポール スミス

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1970年、英国・ノッティンガムにてわずか3m x 3mの小さなショップからスタートし、現在では60以上の国や地域でおよそ130の店舗を展開する、英国を代表するブランド「ポール・スミス」。

前回のミラノ初登場に続き、今回もミラノ本社にてショーを開催した。

コレクションは「マグパイ・ドレッシング(magpie dressing)」というテーマで、カササギの習性である「宝物を集める喜びから着想を得た」という。

80年代と90年代を中心とした、ポール自身の55年以上にわたるキャリアの中で生み出された約5,000点ものガーメントアーカイブと、英国の書物愛好家たちの世界観、さらには芸術家ジャン・コクトーのボヘミアンな美意識までを集めて再構築し、現代的な視点で再編集。

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クラシックにあえて随所にひねりを加えており、ブートニエールにバツ印のステッチを施したり、ライニングには、ポールが長年親しんできた日本の色彩理論から着想を得た配色を使ったり。

ポールの父が遺した膨大な写真アーカイブをプリントとして使ったシャツや、手描きの洋梨モチーフを使ったアイテムも各所に登場する。

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また芸術家ジャン・コクトーの世界観からも着想を得た、着込まれた雰囲気も演出。コクトーの洗練されたパリジャン・スタイルに、レイヤードされたカフスやシアー素材、ボタンカバーといった新たなサルトリアル・ディテールを加え、また小物類にも揉み革を用いたバッグやベルト、チャームを使ってその雰囲気を反映している。

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カラーは、グレーやネイビー、ブラウンなど落ち着いた色味を中心とし、ニット類に使われるノルディック柄や英国らしいウィットのあるハリスツイードやドネガルといった素材が温かみを全体にもたらしている。

取材・文/田中 美貴

大学卒業後、雑誌編集者を経てイタリアへ。現在ミラノ在住。ファッションを中心に、デザイン&インテリア、カルチャー、食、旅などの記事を有名紙誌、WEB媒体に寄稿。コレクション取材歴は20年。TV、広告などの撮影コーディネーションや、イタリアにおける日本企業のイベントオーガナイズやPR、カタログ作成や翻訳なども行う。

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