
ピッティウオモ2025秋冬|現地取材で見えた最新トレンドを解説 #3|MM6
2025年の1月に開催された、「ピッティ・ウオモ」と「ミラノファッションウィーク」のレポートをシリーズで全9回にわたってご紹介します。
取材は、今回も現地在住ライターの田中美貴さんにご協力いただきました。
ビジネスファッションをより楽しんでいただけるような、メンズドレスのトレンド情報をお届けします。
※全シリーズをご覧になりたい方はこちら。
Courtesy of:MM6 Maison Margiela
去る1月14日から17日まで開催された第107回「ピッティ・イマージネ・ウォモ(以下ピッティ・ウオモ)」。
見本市会場での展示だけではなく、毎回、大物デザイナーや旬のブランドによるショーやプレゼンテーション、特別イベントなども開催されるが、今回はゲストデザイナーとして「エムエム6 メゾン マルジェラ」と「セッチュウ」を招聘した。そこでレポート第三弾では、1月15日に行われた「エムエム6 メゾン マルジェラ」のショーについてレポートする。
マルタン・マルジェラが設立した「メゾン マルジェラ」から派生したライン「エムエム6 メゾン マルジェラ」。「メゾン マルジェラ」のコレクションにはコンセプトごとに0から23の番号が振られているが、その中のライン6「女性のための衣服」が独立する形で誕生したのがこのラインだ。つまり、元々はウィメンズ用として生まれた「エムエム6 メゾン マルジェラ」だったのだが、今回初めてメンズに特化したコレクションを発表した。
Courtesy of:MM6 Maison Margiela
ショーの会場となったのは、オルティコルトゥラ庭園の中にあるガラス張りの温室。ちょっと高い位置にランウェイを設置し、来場者たちは全員スタンディングでショーを見る仕組みになっている。
コレクションでは、メンズウェアの祭典である「ピッティ・ウオモ」という舞台らしく、スーツ、テーラードジャケットやトラウザーなどのテーラーリングをメインに、ボマージャケット、トレンチコート、タクシードライバージャケット、マックコート、デニムなど、メンズのエッセンシャルなワードローブを「エムエム6 メゾン マルジェラ」らしく表現した。
Courtesy of:MM6 Maison Margiela
黒を主役に、バーガンディやダークブラウンを交えたドラマティックなカラーパレットで、光沢のあるレザーやプラスチック加工が施されたニット、ラバーやテープの加工、スポットライトフェードが施されたデニムなど、素材のインダストリアルな質感や陰影を加えたテクスチャーに、コンテンポラリーな官能性が漂う。
Courtesy of:MM6 Maison Margiela
そして、このコレクションのインスピレーション源となったのが、“モダンジャズの帝王”と呼ばれたマイルス・デイヴィスだ。彼が愛用していた、パゴダショルダーや星のプリントが象徴的に生かされている。また、フェイクファーのコートやルーレックスのきらびやかなスーツなど、ウィメンズに使われるような要素をメンズスタイルとして展開し、「エムエム6 メゾン マルジェラ」らしいジェンダーレスな側面も見せた。
Courtesy of:MM6 Maison Margiela
そして、ブランドのアーカイブを彷彿させるベルクロストラップのハイトップ、トランペットバッグ、バイカーケースやバイカーヘルメットなどアクセサリーでひねりを利かせている。また「アニェル」とのコラボレーションによるモジュラーグローブが各所に登場し、テーラードスタイルとのコントラストを放っていた。
大学卒業後、雑誌編集者を経てイタリアへ。現在ミラノ在住。ファッションを中心に、デザイン&インテリア、カルチャー、食、旅などの記事を有名紙誌、WEB媒体に寄稿。コレクション取材歴は20年。TV、広告などの撮影コーディネーションや、イタリアにおける日本企業のイベントオーガナイズやPR、カタログ作成や翻訳なども行う。
「FABRIC TOKYOでオーダーしませんか?」
FABRIC TOKYOはビジネスウェアのオーダー専門ブランドです。フォーマルからビジネスカジュアルアイテムまでオーダー可能です。
一度採寸すれば、あとはスマホでオーダーできるので、まずは採寸だけしてみたいという方も大歓迎です。
ぜひ一度、お近くの店舗へお越しください。