
結婚式の靴下は何色が正解?マナー・選び方・NG例を徹底解説
結婚式の装いでスーツやシャツ、ネクタイに気を配る方は多いものの、実は「靴下」こそマナーが問われるアイテムです。
立ち姿では隠れていても、着席した瞬間や歩いたときにふと目に入るのが足元。色や丈を誤ると、格式ある場にそぐわない印象を与えてしまいます。
本記事では、フォーマルシーンにおける靴下の基本マナーを整理し、正しい色・柄・丈の選び方から避けるべきNG例までを解説します。初めての参列でも安心して臨めるよう、押さえておくべきポイントをまとめました。
意外と大切な、「結婚式の靴下選び」の参考にしてください。

この記事を監修した人鈴木 日出海|ANSWER 編集部
デザイナーズブランドからビジネスウェアまで、10年以上の接客経験を経て、現在ANSWERの記事を執筆。 わかりやすさを大切にしています。 趣味は70年代のロック。
1. 結婚式の靴下マナー3つの正解
結婚式にふさわしい靴下を選ぶうえで、押さえておくべき基本は「色・柄・丈」の3点です。いずれもフォーマルシーンならではのマナーが定められており、守ることで安心して式に臨むことができます。
まずは、結婚式や披露宴で履く靴下の選び方やマナーについて解説します。
1-1. 色は黒が基本|結婚式向け靴下の正解カラー

靴下の色は、スーツや靴に合わせて黒を選ぶのが原則です。冠婚葬祭においてもっとも格式が高いカラーであり、迷ったときには黒を選べば間違いありません。
結婚式や披露宴で着るスーツや靴は基本的に黒なので、靴下もスーツに合わせて黒を選ぶのが正解です。もし、黒色以外のスーツを着用する場合は、スーツの色に合わせて濃紺やこげ茶など濃い色の靴下であれば問題ありません。
初心者の方は、何色にするか迷った時は「黒」を選びましょう。
1-2. 柄は無地でシンプルに|フォーマルな靴下の選び方
装飾的な柄や派手なデザインは避け、無地または極めて控えめなパターンを選ぶのが基本です。視線が集まりやすい足元だからこそ、落ち着いた印象を与える靴下を選びましょう。
もしワンポイントのロゴが入った靴下を選ぶ場合は、できるだけ柄が小さいものを選びましょう。その他にも無地に近いストライプやリブ編みの靴下であれば問題ありません。
フォーマル用の靴下には、白と黒のストライプ柄が入ったものがあります。これらはモーニングコートなどに合わせて着用するもので、ゲストが着用するものではありませんので選ばないようにしましょう。
昼の正礼装。黒い上着とベストやコールズボンと呼ばれる「縦じま」入りのグレーのスラックス。主に新郎、新婦の父親が結婚式で着用するもの。
1-3. 素肌を見せない丈を選ぶ|結婚式向け靴下の長さマナー
着席時や歩いたときに素肌が見えるのはマナー違反とされています。ミドル丈以上を選び、裾から足首が覗かないようにしましょう。椅子に座った状態でもパンツの裾から足首や素肌が見えない長さがポイントです。
パンツの裾や靴下のズレ落ち方によっては、ミドル丈の靴下だと素肌が見える場合もあります。その際はロング丈の靴下を選んで素肌が見えないようにしましょう。パンツの裾と靴下の間に素肌が見えてしまうと、下品な印象になってしまうため注意が必要です。






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2. 結婚式でNGな靴下をチェック!
結婚式や披露宴に参列する場合、避けたい靴下のタイプがあります。恥をかかないためにも、しっかりと確認しておきましょう。
2-1. 色柄のNGポイント
「オフホワイト」の靴下は新郎が身に着ける色なので、結婚式のゲストとしてはふさわしくありません。また、赤や黄色、オレンジなど派手な色の靴下もNGです。
柄に関しては、キャラクターものや動物柄、ポップな水玉模様などはカジュアルすぎる印象なので避けるようにしましょう。
2-2. 素材のNGポイント
モコモコした毛糸素材など厚手の靴下は履かないようにしましょう。寒い時期は履きたくなるアイテムですが、結婚式ではマナー違反です。スーツに合わせてコットン素材のスッキリとしたものを選びましょう。
一方で、素肌が透けるような薄手の靴下も、結婚式や披露宴など冠婚葬祭の場で履くのはNGです。たとえスーツをカッコよく着こなしていても下品な印象になってしまいます。
2-3. 丈・長さのNGポイント
カジュアルすぎる靴下は基本的にNGです。例えば、くるぶしやスニーカーソックスはカジュアルなスタイルに合わせる靴下です。結婚式や披露宴などフォーマルなシーンには適さないので、履かないようにしましょう。
結婚式にふさわしい靴下の丈はすでに説明しましたが、靴下を選ぶときには、パンツの裾から素肌が見えない「丈・長さ」かどうかを事前に座ってチェックすることがポイントです。
2-4. 状態のNGポイント
最後に、避けるべき靴下の「状態」に関するポイントですが、毛玉のついた靴下や穴が空いた靴下は絶対に避けるようにしましょう。
その他にも、靴下の色あせにも注意が必要です。特に和風の神前式や料亭披露宴などでは、靴を脱ぐこともあるので脱いでも恥ずかしくない状態の靴下を履きましょう。
「素足」はもちろんマナー違反なので、必ず靴下を着用することが大切です。
3. 二次会からならOKの靴下とは?
結婚式や披露宴に参列する際に知っておきたい靴下選びのポイントを解説しました。二次会から参加する場合も同じ基準なのでしょうか。
一般的に、友人同士で開催するようなカジュアルな二次会に参加する場合は、少し遊びゴコロがあるおしゃれなタイプの靴下を選んでも問題ありません。例えば、あえてスーツと異なるカラーの靴下を選んで差し色にしたり、ドット柄やアーガイルのチェック柄などの派手な柄を選んだり。おしゃれを楽しむのもよいでしょう。
ただし、二次会から参加する場合も「スーツ」「ネクタイ」「シューズ」など、他のアイテムとバランスを考えた靴下を選んでコーディネートを楽しんでください。
4. 靴下と合わせたい! 結婚式の二次会コーデ
二次会は披露宴よりもドレスコードが緩やかになるため、靴下でさりげないおしゃれを楽しむ絶好の場です。色の差し方ひとつで、同じスーツでも印象を大きく変えることができます。ここでは簡単に取り入れられるコーデの工夫を紹介します。
4-1. 差し色を小物で統一する
二次会では、靴下にアクセントカラーを取り入れるとおしゃれ感が出ます。おすすめはポケットチーフや時計のベルトなど、小物の色を靴下とリンクさせること。派手すぎず、全体に統一感を生み出せます。
4-2. ネクタイやポケットチーフと靴下を同系色にまとめる
ネクタイやポケットチーフと靴下のカラーを合わせたスタイルもおしゃれです。差し色のカラーを合わせることによって、パンツの裾からさりげなく見える同色に目を引くはず。
靴下の差し色とポケットチーフのカラーを合わせるか、靴下自体の色をネクタイやポケットチーフのカラーに合わせてみてください。
4-3. 季節感を意識した色選び
春夏ならブルーやグリーンなど爽やかな色、秋冬ならボルドーや深緑といった温かみのある色を取り入れると、季節感が出てセンスアップにつながります。
5. まとめ
結婚式における靴下の基本は「黒・無地・長め丈」。この3点を守るだけで、大きな失敗は防げます。
足元まで配慮した装いは、ゲストとしての礼儀であると同時に、全体のスタイルを引き立てる大切な要素です。マナーを押さえつつ、自分らしい着こなしを楽しみましょう。
FABRIC TOKYOでは、結婚式に最適な靴下に加えて、スーツやシャツのオーダーもあります。豊富な種類から自分に合った服装を選べます。スーツや小物をスマートにスタイリングして結婚式や披露宴、二次会に気持ちよく参加しましょう。

FABRIC TOKYOはビジネスウェアのオーダー専門ブランドです。スーツはもちろん、シャツやカジュアルジャケット、カジュアルパンツ、チノパン、セットアップなどもオーダー可能です。20代〜40代のオーダー初心者の方にも多くご利用いただいています。
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