ホリゾンタルシャツの魅力とは?カッタウェイとの違いやネクタイの結び方も紹介
印象を大きく左右するシャツの襟の形。襟型にはさまざまな種類がありますが、なかでも最近人気を集めているのが、「ホリゾンタル」と呼ばれる襟型です。
しかし、ホリゾンタルシャツに興味はあっても、他のシャツとの違いや着こなしについて、いまいちよくわからない人もいるのではないでしょうか。
今回は、ホリゾンタルシャツの特徴やおしゃれに見せられるネクタイの結び方、おすすめのコーディネートなどを紹介します。
ホリゾンタルシャツ以外の主要な襟型についても説明しますので、シャツの襟型の違いや特徴をしっかり把握し、着こなしに磨きをかけてください。
この記事を監修した人ファブリック トウキョウ
オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。
1. ホリゾンタルシャツとは?
まずはホリゾンタルシャツの襟の形について紹介します。区別がつきにくい「カッタウェイ」との違いについても説明しますので、参考にしてシャツを着こなしてくださいね。
1-1. 襟の開きがほぼ水平(180度)
ホリゾンタルシャツの主な特徴は、ほぼ水平(180度)に開いた襟型です。ホリゾンタルには、英語で「水平」という意味があります。対して、定番のレギュラーカラーの襟の開きは75~90度程度、ワイドカラーの襟の開きは100~120度程度です。
ホリゾンタルカラーのシャツは、他の襟型にはない美しさが人気です。ノーネクタイで着用すると、キレイな襟のアーチを描きます。ジャケットとの相性も抜群ですが、シャツ1枚で着てもスタイリッシュに着こなせますよ。
首の短さや太さが気になる人は、シルエットをきれいに見せてくれるホリゾンタルカラーのシャツがとくにおすすめです。
1-2. カッタウェイとの違いは?
ホリゾンタルとよく似たものに「カッタウェイ」という襟型があります。カッタウェイもホリゾンタルと同じように、襟の開きが大きく開いたデザインが特徴です。
ホリゾンタルシャツとカッタウェイの違いは、襟の開きの角度です。ホリゾンタルシャツの襟の開きがほぼ180度なのに対して、襟の開きが190度程度あり、少し後ろのほうにカットされた襟型をカッタウェイと呼びます。
ホリゾンタルシャツとカッタウェイの違いには諸説ありますが、基本的に同じものと認識して問題ありません。
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2. ホリゾンタル以外に知っておきたい襟型4つ
襟型はシャツのデザインの決め手となる重要な要素です。ホリゾンタルやカッタウェイ以外にも知っておきたい、4つの襟型について紹介します。
2-1. 【ボタンダウン】襟先をボタンで留めたカジュアルな襟型
ボタンダウンは、左右の襟先にボタンがついた襟型です。身頃についた小さなボタンを、襟先に開けられたボタンホールに通して留めます。襟が固定されることで襟元がすっきり見え、ネクタイを外して第一ボタンを開けても襟が横に広がりません。
比較的カジュアルな印象で、クールビズの必須アイテムとして人気です。アメリカの老舗ファッションブランド「ブルックス・ブラザーズ」の定番として世界中で流行し、人気が定着しました。
ボタンダウンシャツについて詳しくは「ボタンダウンシャツは便利なビジカジアイテム!着こなしのポイントや選び方を解説」も参考にしてください。
2-2. 【ウイングカラー】立ち襟でフォーマルな印象
ウイングカラーは、首の周囲を包み込むような立ち襟で、襟先が前に折れているのが特徴です。襟先が折り返された様子が「鳥の翼」のように見えることから、ウイング(=翼)と名付けられました。
タキシードやブラックスーツなど、格式の高い装いに合わせるシャツとして知られています。結婚式や披露宴はもちろん、記念式典やパーティーなど、ドレスアップしたいシーンにふさわしい襟型です。
ウイングカラーについて詳しくは「ウイングカラーシャツとは?ネクタイの合わせ方や着こなしを解説」も参考にしてください。
2-3. 【ドゥエボットーニ】襟が高く個性的な印象
ドゥエボットーニは、第一ボタン部分にボタンが2つある襟型です。ドゥエボットーニはイタリア語で「ボタンが2つ」という意味。ボタンが2つあることで襟が高く、華やかで洗練された印象があります。
襟立ちの良さを生かしたノーネクタイでの着こなしはもちろん、ネクタイを締めてもかっこよく着こなせます。襟が高くネクタイを外した時のVゾーンが鋭角になり、スタイリッシュな印象になります。首の長さや細さが気になる人におすすめです。
ドゥエボットーニについて詳しくは「ドゥエボットーニとは?おしゃれを楽しみたい人におすすめ!着こなし方や特徴を解説」も参考にしてください。
2-4. 【スタンドカラー】襟の折り返しがなく、スッキリした印象
スタンドカラーは、襟の折り返しがなく、首に沿って立ったデザインの襟型の総称です。襟に折り返しがないため、クルーネックのような丸い襟元で、首回りの印象が他の襟型と大きく異なります。コーディネートに変化をつけたい人におすすめの襟型です。
ノーネクタイ専用の襟型で、首元がスッキリ見えるのが特徴です。幅広いスタイルに対応でき、なかでも白無地はドレッシーに、色柄のあるものはカジュアルに着こなせます。
スタンドカラーシャツについて詳しくは「スタンドカラーシャツの魅力とは?おしゃれな着こなし方やコーデを紹介」も参考にしてください。
3. 動画で解説|ホリゾンタルシャツに合うネクタイの結び方
襟の開きが大きいホリゾンタルシャツは、ネクタイの結び目がよく目立ちます。かっこよく着こなすには、ネクタイの結び方が大切なポイント。ホリゾンタルシャツと相性のいいネクタイの結び方を2つ紹介します。
3-1. 【セミウィンザーノット】美しい逆三角形の結び目
セミウィンザーノットは、ネクタイの結び目がきれいな逆三角形(左右対称)になる結び方です。スタンダードな「プレーンノット」では結び目はやや細長い形になりますが、セミウィンザーノットの場合、結び目が程よい大きさになるので華やかな印象を演出できます。
セミウィンザーノットは、大剣が小剣の上に来るように重ね合わせたら、半周させた大剣を首元のスペースに通して巻きつけるひと手間がポイント。詳しい結び方は動画をご覧ください。
3-2. 【ウィンザーノット】ボリュームのある結び目
ウィンザーノットは、先ほど紹介したセミウィンザーノットよりも、ひと巻き多い結び方です。結び目の逆三角形の広がりが、セミウィンザーノットよりもさらに大きくなります。
ボリュームがあるため、襟の開きが大きいホリゾンタルシャツやカッタウェイにぴったりの結び方です。詳しい結び方は動画を参考にしてください。
4. ホリゾンタルシャツおすすめコーディネート
ホリゾンタルシャツにおすすめのおしゃれなコーディネートを2つ紹介します。FABRIC TOKYOのオーダーシャツなら、好きな生地を選んで襟型をカスタマイズできますよ。ホリゾンタルにカスタマイズし、いつもとは違ったスーツコーデを楽しんでくださいね。
4-1. ホリゾンタルシャツ × レジメンタルタイ
ホリゾンタルシャツにグレーのスリーピーススーツを合わせたコーディネート。上質なコットン100%の形態安定シャツはビジネスシーンと相性が良く、1枚は持っておきたいアイテムです。
襟先がベストに隠れるホリゾンタルシャツは、スリーピーススーツとの相性も抜群。首元には、鮮やかな赤のレジメンタルタイを合わせてフレッシュな印象にまとめました。ポケットからのぞく赤いチーフがアクセントでありながら、コーディネートにまとまりを与えています。
4-2. ホリゾンタルシャツ × ダブルブレストスーツ
ホリゾンタルシャツにトラッドな印象のダブルブレストスーツを合わせたコーディネート。ダブルブレストのジャケットはVゾーンが狭いため、アーチを描くホリゾンタルシャツがよく合います。
スーツは、ポルトガルの老舗生地メーカー「PAULO OLIVEIRA」のインポート生地を使用した1着です。派手すぎない千鳥柄がおしゃれ。機能性も高く、ストレッチ性と防シワ性、ウォッシャブルの3つの機能を備えています。
5. ホリゾンタルシャツが1着6,500円からオーダーできる
ホリゾンタルシャツの大きく開いた襟型には、他にはない魅力があります。お手持ちのシャツに1枚加えれば、いつもとは違った着こなしが楽しめますよ。
FABRIC TOKYOのオーダーシャツは、好きな色柄の生地を選んで、襟の形をカスタマイズして注文できます。
10種類以上の襟の形をラインアップし、ホリゾンタルは無料でカスタマイズ可能です。ぜひ一度ご来店ください。お待ちしております。
FABRIC TOKYOはビジネスウェアのオーダー専門ブランドです。シャツはもちろん、スーツやカジュアルジャケット、カジュアルパンツ、チノパン、セットアップなどもオーダー可能です。20代〜40代のオーダー初心者の方にも多くご利用いただいています。
1.スマホでオーダー
店舗で採寸したサイズデータはオンライン上に保管されます。その後はPCやスマホからいつでもオーダーできます。「採寸したら買わないといけない」という心配も必要ありません。
2.シャツが1着6,500円〜
「FABRIC TOKYO」では中間業者を介すことなく最短ルートで工場とお客さまをつなぐことで、品質にも妥協することなく、シャツ1着6,500円から体験できるオーダーメイドを実現しています。
3.お届けから50日間は無料でお直し
着心地やサイズ感に違和感がある場合は、お届けから50日間は無料で1回までサイズのお直しをさせていただきます。オーダー初心者でも安心してオーダーできます。
「FABRIC TOKYO」のカスタムオーダー商品をご購入いただくには、採寸とサイズ登録が必要です。採寸にかかる時間は約30分。「まずはサイズ登録だけして、家でじっくり商品を検討したい」というご要望も承っております。
首都圏や関西エリア、名古屋、福岡にも店舗がございますので、お気軽にお近くの店舗までお越しください。