ノーネクタイはどう着こなす?ビジネスシーンにおすすめのコーデ6選も紹介!

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「ノーネクタイってただネクタイを外せばいいの?」
「どうすれば格好よくノーネクタイで着こなせるんだろう……」

このような悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。ノーネクタイスタイルは、ただネクタイを外せばいいわけではありません。覚えておきたいマナーや着こなしのコツがいくつかあります。

本記事では、ノーネクタイのマナーや格好いい着こなし方について解説します。ノーネクタイがNGなシーンなども紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。


この記事を監修した人ファブリック トウキョウ

オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。

1. ノーネクタイが一般化した理由や時期

「ノーネクタイ」とは読んで字のごとく、ネクタイをしないスタイルのことです。少し前までは職場でネクタイを締めるスタイルが基本でしたが、最近ではノーネクタイが一般化しています。

その理由は、下記の通りです。

  • クールビズの実施
  • ビジネスウェアのカジュアル化

ノーネクタイスタイルは、2005年度から始まったクールビズの実施をきっかけに、ビジネスシーンにおいて広がりを見せました。さらに、ビジネスシーンでの服装もカジュアル化が進み、季節を問わずノーネクタイを推奨する企業が増えてきています。

【MEMO】

環境省が発表している資料によると、「クールビズ」とは地球温暖化対策の一環として、過度な冷房に頼らずさまざまな工夫をして夏を快適に過ごすための取り組みのこと。

2. ノーネクタイスタイルの格好いい着こなし方

ノーネクタイを着こなすためには、覚えておきたいポイントがいくつかあります。しっかり覚えて、格好よく着こなしましょう。

2-1. ラペル幅が狭いジャケットを着用する

ノーネクタイでジャケットを着る場合は、ラペル幅が狭いジャケットを選びましょう。ラペル幅とは、ジャケットの下襟部分の幅のことです。

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ネクタイを締めないときは、ラペル幅が狭いジャケットがおすすめ。首回りがすっきりして見えます。一方、ネクタイを締めるときはネクタイの幅とラペル幅を統一することで、スーツ姿がおしゃれに決まります。

【MEMO】

ラペル幅の標準は8cm。ノーネクタイスタイルのときは、幅が5~8cmのジャケットを選ぶのがおすすめです。

2-2. シャツの襟にこだわる

ノーネクタイのときは襟元にスペースができるので、どうしてもだらしない印象を与えてしまうことがあります。だからこそ、シャツの襟の形にこだわる必要があります。

たとえば「ボタンダウン」や「カッタウェイ」など、形が崩れにくい襟を選びましょう。ボタンダウンは襟先に小さなボタン留めがあるデザインで、カッタウェイは襟の開きが180度と水平に近いデザインの襟型をいいます。

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(左)ボタンダウン、(右)カッタウェイ

2-3. シャツは第一ボタンのみ開ける

ノーネクタイのときには第一ボタンを開けて、涼しげに着こなしてもOK。第一ボタンを開けていないと首元が詰まっているように見え、暑苦しい印象を与えてしまいます。

しかし、開けてもいいのは第一ボタンのみ。ボタンを開けすぎるとだらしなく見えてマナー違反になってしまいます。ビジネスシーンでは「きちんと感」を維持することが大切です。開けるのは第一ボタンのみに留めましょう。

2-4. 秋冬はジャケットにニットをあわせる

秋冬のノーネクタイスタイルには、ジャケットにニットを合わせたノーネクタイスタイルがおすすめです。

冬になると「ウォームビズ」を実施する企業もあります。暖かく過ごすためにも、シャツの上にニットを着用するのもあり。ウォームビズにおすすめのニットの色は、黒やネイビーなどの定番色です。

「ウォームビズ」とは?

クールビズ同様、地球温暖化防止のための取り組みの一つ。環境省は暖房温度を20度程度に抑えたオフィス内でも、暖かくかつ働きやすい服装を推奨しています。

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程よい艶を持ち、肌触りの柔らかいエクストラファインメリノを使用しています。

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3. ノーネクタイがNGなシーン

クールビズの期間中でも、ノーネクタイではマナー違反になる場合があるので注意が必要です。

3-1. 職場

もともとネクタイの着用が義務付けられていて、かつオフィスカジュアルの服装が認められていない職場、ノーネクタイはNGです。場合によっては、クールビズの期間でもネクタイを締めなければいけない可能性があります。

また、ノーネクタイを推奨している職場でもネクタイの着用が求められるシーンがあります。例えば、下記のようなシーンではネクタイを締めた方が無難でしょう。

  • 商談をするとき
  • プレゼンをするとき
  • 顧客と会うとき

クールビズの期間とはいえ、上記のシーンでは相手にだらしない印象を与えないためにも、TPOに合わせてネクタイはきちんと締めましょう。

3-2. 就職活動

ノーネクタイスタイルは軽装と捉えられるため、就職活動のときはネクタイを着用するのが基本。ノーネクタイだと面接官に悪い印象を与えてしまう可能性もあります。

周りの就活生と浮いてしまわないためにも、クールビズ期間でも就職活動にはネクタイを締めて挑みましょう。

【MEMO】

企業側から「軽装で」や「ノーネクタイで」と指定されたときには、就職活動の場面でもノーネクタイで大丈夫です。

3-3. 結婚式

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結婚式はフォーマルなシーンのため、男性はネクタイを着用しなくてはなりません。親友や親類など親しい間柄の結婚式の場合でもノーネクタイはNGです。

古くからの慣習で、結婚式といえば白のネクタイがふさわしいとされていましたが、最近ではシルバーやシルバーグレーが主流になってきています。若い人の間では、淡いブルーやピンクなど、パステルカラーのネクタイも人気です。マナーとして受け入れられるようになってきているので、ぜひジャケットに華やかなネクタイを合わせてみてください。

【MEMO】

二次会などのカジュアルな会場や、招待状に「平服でお越しください」と書いてある場合は、ノーネクタイでもOKです。

4. 簡単にまねできる! おしゃれノーネクタイコーデ6選

それでは最後に、ノーネクタイのおしゃれなコーデを紹介します。

4-1. 「きちんと感」のあるシンプルスタイル

首元をすっきりと見せてくれる「バンドカラーシャツ」。ダークグレーのセットアップで、きちんと感のあるコーデに仕上がっています。

「バンドカラーシャツ」とは?

折り返しがなく、襟が立ったシャツを「バンドカラーシャツ」と言います。スタンドカラーも同じく折り返しのない襟型が特徴ですが、バンドカラーのほうがより襟の高さが低くなっています。FABRIC TOKYOではカスタマイズで「スタンドカラー」をご用意しています。

4-2. 爽やかなベージュがワンポイントのビジカジスタイル

爽やかなベージュのグレンチェックジャケットに濃い色味のシャツをプラス。シャツの素材として、肌触りの良いジャージー生地が使われています。通気性に優れているので、夏のノーネクタイスタイルにぴったりです。

「グレンチェック」とは?

細かいしま模様を組み合わせた柄を「グレンチェック」と言います。

4-3. パーティーにもぴったりなスリーピーススタイル

デニム素材のスリーピースを合わせた個性的なコーデ。ノーネクタイ向けのスタンドカラーシャツを合わせることで、よりカジュアルな印象に仕上がっています。

「スタンドカラー」とは襟の部分に折り返しがなく、首に沿うように立った(=stand)デザインの襟のことを言います。詳しくは「スタンドカラーシャツの魅力とは?おしゃれな着こなし方やコーデを紹介」で紹介しています。合わせてご確認ください。

4-4. 夏におすすめの爽やかスタイル

ライトグレーのセットアップにサックスブルーのポロシャツを合わせた夏らしいスタイル。

きちんと感がありながら、ポロシャツでカジュアルダウンした爽やかなコーデです。ドレッシーな生地のポロシャツなので、ノーネクタイスタイルでもスマートな印象を与えられます。

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WASHABLE WOOL STRETCHの特徴は、エクストラファインウールという高品質のウールを使うことで生み出された、スーツのような上品でしっかりとした見た目。

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4-5. 大人っぽさを演出するダークトーンスタイル

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チャコールグレーのジャケットには、カーキ色のチノパンがぴったり。ノーネクタイと相性のいいボタンダウンシャツが、程よくカジュアルな印象を与えてくれます。

ノーネクタイで着用するときも、ボタンダウンシャツの襟先のボタンは留めるのが鉄則です。

4-6. こなれ感のある上級者見えスタイル

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ネイビーのジャケットにビビッドカラーのチノパンを合わせた上級者見えコーデ。ノーネクタイで着こなせば、ちょっとした余裕も感じさせられる着こなしに。

5. まとめ

クールビズの実施や服装のカジュアル化により、ノーネクタイスタイルが一般的になってきています。とはいえ、ただネクタイを外せばいいわけでもないのがノーネクタイの難しいところ。格好よく着こなすためのポイントを押さえることが重要です。

ノーネクタイにふさわしくないシーンもあります。TPOに合わせて、ノーネクタイでもいいのかどうかを判断しましょう。マナーをしっかり覚えたら、ぜひ本記事で紹介したコーデを参考にノーネクタイスタイルを楽しんでくださいね。

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