
ブラックスーツどう着こなす?着用シーンや選び方を徹底解説!
ブラックスーツと聞いてイメージするのはどんなスーツでしょうか。
実は、ブラックスーツには「ビジネス用」と「冠婚葬祭用」の2種類あり、それぞれ特徴も着用シーンも異なるため気をつけなければなりません。
今回は、ブラックスーツの選び方のポイントやマナー、おすすめの商品などを紹介します。ぜひ参考にして、ブラックスーツをおしゃれに着こなしてくださいね。

この記事を監修した人赤川 圭|ANSWER 編集部(FABRIC TOKYO 有楽町)
有楽町店の赤川と申します。スーツに限らず、カジュアルやジャケパンの着こなし全般について、自信を持ってご案内させていただきます!FABRICTOKYOのオーダーを通して、今までと違う自分を発見するお手伝いができればと思います👔
1. ブラックスーツの主な着用シーンは2つ
シーンによって色を使い分けるのがスーツの正しい着こなし方。ブラックスーツは主にビジネスと冠婚葬祭で着用します。それぞれの着用シーンについて詳しく説明します。
1-1. 【ビジネス】色やデザインがポイント
ビジネス用のブラックスーツは、生地の素材や厚みによって、黒が濃く見えるものからグレーっぽく見えるものまであり、色のトーンが微妙に異なります。あまりにも黒が深すぎると喪服のように見えてしまうため、ビジネスで着用するなら少しグレーがかった色合いを選ぶようにしてください。
おすすめはほどよい光沢感がある生地で、タイトなシルエット。合わせるシャツは、白無地だけでなく、サックスブルー(淡いブルー)やパステルピンクなどを選ぶと、爽やかに着こなせますよ。ネクタイはネイビーやボルドーなど濃い目の色で引き締めましょう。
1-2. 【フォーマル】シンプルなデザインがおすすめ

ビジネス用とは違い、結婚式や葬儀などの冠婚葬祭の場で着用するブラックスーツは、墨色ともいわれる漆黒が特徴です。「ブラックフォーマル」や「礼服」などとも呼ばれています。
男性の礼服には、タキシード、モーニングコート、燕尾服(えんびふく)などがあり、フォーマル用のブラックスーツも礼服の一種です。
ビジネス用のブラックスーツと横に並べて比較すると違いがよくわかりますが、礼服の生地は、黒が濃く出るように特別な染め方がされています。
葬儀に参列する際は礼服着用がマナーなので、ブラックフォーマル(フォーマル用のブラックスーツ)を1着用意しておくと安心です。礼服に合わせるシャツは白無地、ネクタイは葬儀なら黒、結婚式ならシルバーなどと合わせます。
フォーマル用のスーツについて詳しくは「冠婚葬祭に適したスーツとは?ビジネススーツとの違いや選び方を解説【メンズ】」を参考にしてください。
2. ビジネス&リクルート用ブラックスーツの選び方
ビジネスシーンや就職活動では相手に与える印象が重要です。スーツをビシッと着こなして好印象を得るための選び方やマナーについて説明します。
2-1. ビジネス

ビジネスシーンでは、冠婚葬祭用のブラックフォーマルは避けましょう。ドレスコードのあるビジネス絡みの式典やパーティーなどなら話は別ですが、通常はブラックフォーマルを着て仕事をすることはありません。欧米では、ビジネス用のブラックスーツでも、喪服を連想させるためビジネス向きではないという考え方が一般的です。
黒無地だと特にその傾向が強まるため、ビジネスシーンでどうしてもブラックスーツを着る必要がある場合は、シャドウストライプのような控えめな柄を選ぶとよいでしょう。黒が持つ引き締まったイメージでおしゃれな雰囲気に着こなせますよ。
「シャドウストライプ」とは?
糸の方向を変えて織った生地の織り柄の模様を指します。無地のように見えますが、光や角度によってストライプが浮き出る控えめな柄が特徴です。ストライプスーツについて詳しくは「ストライプスーツに合わせるシャツやネクタイの正解は?明日からマネできるテクニックを紹介」を参考にしてください。
2-2. リクルート

リクルートスーツとしてブラックスーツを選ぶなら無地が定番です。誤って冠婚葬祭用のブラックフォーマルを選ばないようにしてくださいね。
リクルート用のスーツは、2~3着用意しておくと安心です。ブラックだけでなく、ビジネスシーンで定番のダークネイビーのスーツで臨むのもあり。爽やかで誠実なイメージを与えられますよ。リクルートスーツの選び方や着こなし方が気になる人は「【メンズ】第一印象を良くするためのリクルートスーツの選び方・着こなし方をプロが解説!」も参考にしてください。
3. フォーマル用ブラックスーツの選び方
いずれは必要になるフォーマル用のブラックスーツ。どのような基準で選べばよいのかポイントを解説します。
3-1. 葬儀では「ブラックフォーマル」がマナー
葬儀の前日に行われる通夜では、黒やチャコールグレーなどのダークな色合いのスーツを着用して駆けつけることもあります。一方、通夜の翌日に行われる告別式では、ブラックフォーマルを着用するのがマナーです。
ブラックフォーマルのジャケットのデザインは、「シングル」でも「ダブル」でも問題ありません。
シングルスーツは最もスタンダードなデザインで、フロントのボタンが縦1列に並んだもの。ダブルスーツはフロントのボタンが2列に並んでいるもので、ボタンの数は4つや6つがあります。
ブラックフォーマルのスラックスの裾は、折り返しのない「シングル」が基本です。ダブルに折り返してあるものはカジュアル向きのデザインであり、「ダブる、重なる」などが忌み言葉でもあるため、葬儀の場ではNGとされています。
スーツやコートで使われる水牛ボタンは高価で上質ですが、生き物の殺生を連想させるため葬儀では避けましょう。葬儀の服装について詳しくは「お葬式の服装のことが完璧に分かる!アイテム別の選び方や注意点を分かりやすく解説!」も参考にしてください。
3-2. 結婚式はシーンに合わせて選ぶ

格式高いホテルで行われる結婚式や、親族として出席する結婚式ではブラックフォーマルを着用するのがマナー。一方、友人や知人などの結婚式には、ビジネス用のダークスーツでもOKです。シャツやネクタイを華やかな雰囲気にすると、晴れの日にふさわしい装いになりますよ。
アクセサリーや小物などの持ち物は、革や毛皮など動物の殺生を連想させるものは避けましょう。
4. 【ビジネス】おすすめのブラックスーツ
ビジネスウェアのオーダー専門店「FABRIC TOKYO」がおすすめするビジネス用のブラックスーツを紹介します。商品によってこだわりポイントが異なりますので、シーンに応じたブラックスーツを選んでくださいね。
4-1. AUTHENTIC ブラックヘリンボーンツーピーススーツ

遠目では黒無地に見えますが、よく見ると魚の骨が並んだような「ヘリンボーン」の織り柄で、ビジネスシーンでも人気のある柄です。
上質なウールをぜいたくに使ったブラックスーツ。ストレッチ性にも優れていて夏以外のスリーシーズンで着用できます。











4-2. FABRIC TOKYO MODEL X ブラックシャドウチェックツーピーススーツ

控えめなストライプ柄がこなれ感のあるブラックスーツです。ウールの質感と機能性に優れたポリエステルの良さを合わせた混紡素材で、防シワと耐久性に優れているのが特徴。
適度にストレッチが効いているので、窮屈さを感じないのもポイント。フレッシュな新社会人の初めてのオーダースーツとして最適です。











FABRIC TOKYO MODEL X
FABRIC TOKYO MODEL Xは、ビジネスのどんなシーンでも、現代のライフスタイルにフィットすることを目指して作られたモデルです。
4-3. EASY CARE WOOL ブラックシャドウストライプ中ツーピーススーツ

洗練されたシャドウストライプのブラックスーツで、大人の雰囲気を演出してみてはいかがでしょうか。天然のウールならではの上品でやわらかい質感が特徴で、ポリエステルと合わせることで耐久性を高めることに成功しました。
家庭での手洗い洗濯も可能です。長く大切に着用できる1着をぜひオーダーで仕立ててみませんか。
掲載の商品は販売を終了しました。
5.【リクルート】おすすめのブラックスーツ
リクルートで大切なのは第一印象です。ブラックスーツをビシッと着こなして誠実な印象を与えましょう。リクルートで間違いなしのおすすめブラックスーツを紹介します。
5-1. FABRIC TOKYO MODEL X ブラック無地ツーピーススーツ

春夏秋冬どの季節でも対応できる、通年向けのブラックスーツ。オールシーズン着用できるのでリクルート用に最初に選ぶ1着として最適です。
ビジネスや冠婚葬祭など、今後さまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。











FABRIC TOKYO MODEL X
ウールにポリエステルを混紡した素材で、ウールの本来の機能性とポリエステルの防シワや耐久性などの機能性に加え、1年間を通してご着用いただけることが特徴です。
5-2. AUTHENTIC ブラック無地ツーピーススーツ

上質なウールをぜいたくに使ったブラックスーツ。上質な素材で他の就活生と差をつけたい人におすすめです。
ストレッチ性にも優れていて夏以外のスリーシーズンで着用できます。リクルートだけでなく、入社してからもビジネススーツとして長く着用できますよ。











5-3. FLX WOOL ブラックツイルツーピーススーツ

FLX WOOL(フレックスウール)はストレッチや防シワといった機能に加え、きれいな光沢があるのが特徴。コストパフォーマンスにも優れていることもあり、2022年秋冬のリリースから人気が急上昇している生地です。(2023年3月現在)
ウール100%の生地はハードルが高いけど、リクルートだから見た目は良くしたい方におすすめです。











6. 【冠婚葬祭】おすすめのブラックスーツ
FABRIC TOKYOでは、冠婚葬祭用のブラックフォーマルスーツをオーダーで作ることも可能です。特別な儀式で着用するスーツだからこそ、自分の体型に合った長く着られる礼服をオーダーしてみませんか。
6-1. KUZURI PREMIUM SILK WOOL ブラック無地ツーピーススーツ

高級素材のシルクをウールに混ぜることで、上品な光沢を与え高級感を醸し出しています。生地を手がけるのは日本最大の毛織物産地にある、創業100年を超える老舗。世界の有名ブランドに支持され続けている有数のメーカーです。
通年着られる高級素材のブラックフォーマルスーツが1着あると、長く重宝するアイテムになってくれるでしょう。











KUZURI PREMIUM SILK WOOL
少しずつですが結婚式などのイベントが開かれる機会が増えてきました。大切な人のお祝いに、またはご自身の晴れの舞台に、上質なシルクウールのスーツで輝きを添えてみてはいかがでしょうか。
6-2. BLACK FORMAL super 100s

ブラックフォーマル向けに、濃い黒で染めた特別な生地で作られたスーツです。
繊維のキューティクルを削って、より染まりやすく加工しているため黒の深みが違います。フォーマルの定番とされる「ドスキン」という生地の織り方を採用していて、深みのあるマットで上質な質感に仕上がりました。











BLACK FORMAL
礼服と黒のビジネススーツの大きな違いは黒の色合いです。同じように見える黒いスーツでも生地の色の染め方が異なるため、両者を並べてみると色の黒さの度合いの違いは歴然です。
6-3. BLACK FORMAL しなやかウール

キューティクルを削る「オフスケール」という工程が施された、ウール100%の本格的なブラックフォーマルスーツです。
しなやかさが特徴の高クオリティーツイル生地を使っています。年間を通して着用できるのもポイントです。











BLACK FORMAL
オフスケールという繊維の鱗(キューティクル)を削る加工で、染色しやすくなった状態の生地に黒染めすることによって、一般的なスーツ地の黒よりも濃いブラックフォーマル向けの生地が出来上がります。
7. ブラックスーツが1着38,000円からオーダーできる
同じように見えるブラックスーツでも、ビジネス用とフォーマル用とでは明らかな違いがあります。それぞれのシーンに合ったものを選びましょう。
FABRIC TOKYOでは、1着38,000円からのお手軽価格でスーツをオーダーできます。リクルートからビジネス、冠婚葬祭までシーンに応じたスーツをカスタマイズできますよ。スーツ選びに迷ったらぜひお気軽にご相談ください。

FABRIC TOKYOはビジネスウェアのオーダー専門ブランドです。スーツはもちろん、シャツやカジュアルジャケット、カジュアルパンツ、チノパン、セットアップなどもオーダー可能です。20代〜40代のオーダー初心者の方にも多くご利用いただいています。
1.スマホでオーダー
店舗で採寸したサイズデータはオンライン上に保管されます。その後はPCやスマホからいつでもオーダーできます。「採寸したら買わないといけない」という心配も必要ありません。
2.スーツが1着38,000円〜
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着心地やサイズ感に違和感がある場合は、お届けから50日間は無料で1回までサイズのお直しをさせていただきます。オーダー初心者でも安心してオーダーできます。
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