ドレスコードとは?NGポイントも含めて初心者にも分かりやすく解説!【メンズ編】

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日常生活ではあまりなじみがないドレスコード。

結婚式やパーティーなどのかしこまった場に招待されたときに、ドレスコードの指定があって戸惑ったことがある人も多いのではないでしょうか。

今回はドレスコードの意味や種類、注意したいポイントなどを詳しく紹介します。

ドレスコードの基本を知っていれば、いざというときでも落ち着いて対応できるので、ぜひ覚えておきましょう。

この記事を監修した人襟川 諒佑|ANSWER 編集部

FABRIC TOKYOの各店舗にて、お客さまのコーディネートをご提案しながら、ビジネスファッションの情報を発信するメディア「ANSWER」編集部に所属中。趣味は古着屋めぐり。カジュアルめなコーディネートを考えるのも好きです👔

1. ドレスコードの種類をチェックしよう

ドレスコードには6種類あり、シーンによってさまざまです。大切な場の雰囲気を壊さないように、知識を身につけておきましょう。

1-1. フォーマル【正礼装】

ドレスコードの中で最も格式が高いのがフォーマルで、正礼装(せいれいそう)や正装(せいそう)とも呼びます。

主に「モーニングコート」や「タキシード」「燕尾服(えんびふく)」がフォーマルのドレスコードにあたります。

モーニングコートは新郎新婦の父親や、新郎、主賓が着用する昼間の正礼装で、夜の正礼装は「燕尾服(えんびふく)」とされています。

燕尾服はテールコートとも呼ばれ、ジャケットの後ろ部分がツバメの尾のように裾がカットされているのが特徴です。

タキシードは夕方から夜にかけての結婚式や晩餐会で着用する正装です。

【着用シーン】

  • 結婚式(新郎新婦の親、媒酌人)、国家式典など

1-2. セミフォーマル【準礼装】

フォーマルの次に格式が高いドレスコードが「セミフォーマル」で、「準礼装(じゅんれいそう)」とも呼びます。

セミフォーマルは、フォーマルと同様に昼と夜とで使い分ける必要があります。

昼はディレクターズスーツ、夜はタキシードの着用が正式ですが、「ブラックスーツ」ならセミフォーマルの場でも昼夜問わず着用できます。

ちなみに礼服としてのブラックスーツは、ビジネスで着用するいわゆる黒いスーツとは異なるので要注意。ブラックスーツは黒ければ黒いほど高級とされています。

【着用シーン】

  • 結婚式、披露宴(ゲスト)など

1-3. インフォーマル【略礼装】

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「インフォーマル」は、フォーマルのなかでも自由度の高いファッションで、「略礼装(りゃくれいそう)」とも呼びます。

正礼装とカジュアルスーツの中間にあたるドレスコードです。

結婚式や披露宴、同窓会などの招待状で「平服で」と指定されているときは、インフォーマルを着用することが求められています。

昼と夜の使い分けや細かいルールはないので、堅苦しさを抑えて洗練されたファッションを楽しめます。ブラックスーツやダークスーツを選べば間違いないでしょう。

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【着用シーン】

  • 結婚式、披露宴(ゲスト)、同窓会など

1-4. スマートエレガンス

インフォーマルと比べるとドレッシーで、カジュアルのなかで最もフォーマルに近いドレスコードが「スマートエレガンス」です。

厳密な定義はないものの、華やかでドレスアップしたスタイルがスマートエレガンスに該当します。

結婚式の二次会やお披露目パーティーなどに最適な服装です。

カジュアルすぎる印象にならないよう、ブラック、ネイビー、グレーなどのダークスーツを選ぶとよいでしょう。無地が無難ですが、光沢感のあるシャドーストライプもおすすめです。

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【着用シーン】

  • 結婚式の二次会、お披露目パーティーなど

1-5. スマートカジュアル

「スマートカジュアル」は、洗練されたカジュアルファッションで、きちんとした印象を与えるドレスコードです。

こちらも厳密な定義はありませんが、堅苦しさを感じさせないジャケットとパンツのスタイルが基本です。

ただし、普段ビジネスなどで使用しているスーツのジャケットを他のパンツと組み合わせるのは違和感が出るのでおすすめしません。

また、ネクタイやチーフは必須ではないので、その場の雰囲気や場所に合わせて活用しましょう。

【着用シーン】

  • ホテルやレストランでの食事など

1-6. ビジネスアタイア

パーティーの招待状に「ビジネスアタイア」と記載されていることがあります。

アタイアとは「服装・衣装」という意味なので、上下揃ったスーツスタイルで問題ありません。

これは企業主催のレセプションや株主総会、入社式などで求められるドレスコードです。シャツやネクタイもカジュアルすぎずシンプルな色柄を選びましょう。

【着用シーン】

  • 株主総会、企業主催のレセプション、入社式、イベントなど

2. ドレスコードの意味と必要性

そもそもドレスコードとは何のことで、なぜ必要なのでしょうか。まずはドレスコードの意味について見ていきましょう。

2-1. ドレスコードの意味

ドレスコードは日本語で「服装規定」と呼ばれ、それぞれのシーンで周囲の人に配慮するためのファッションのエチケットです。

たとえばホテルやレストランなどではノーネクタイや短パンなどが禁止されていたり、ホームパーティーではカジュアルな服装が規定されていたりします。

また、入社式などの社内行事でドレスコードが設けられていることも少なくありません。

知らずに出席して肩身の狭い思いをしないよう、事前にドレスコードを確認しておく必要があります。

2-2. ドレスコードが必要な理由

ドレスコードは、主催者の目的や気持ちに心を寄せて、その場にふさわしい服装のマナーを意識する、ということが前提にあります。

ドレスコードを無視したファッションは、主催者や周囲の人に不快な思いをさせてしまう可能性があるのです。

また、参加者の服装に統一感がないと、場の雰囲気を乱しかねません。

一般常識として、いわゆるTPOをわきまえた服装を心がける必要があります。

3. ドレスコードのあるシーンで注意すべきこと

ドレスコードがあるフォーマルシーンで、注意すべき着こなし方を確認しておきましょう。

主なポイントは「小物」「NGアイテム」「シャツの色」。この3つを押さえておけば、自信を持ってコーディネートを楽しめるはずです。

3-1. 小物選びも意識しよう

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結婚式などのフォーマルシーンに出席する際は、黒やアニマル柄のネクタイはマナー違反なので気をつけましょう。

アニマル柄は、殺生を連想させるため結婚式ではマナー違反といわれています。また、黒はお葬式を連想させるためお祝いの席にはふさわしくありません。

シンプルなネクタイでも、ネクタイピンをタイチェーンなどにすると華やかな印象になります。

タイチェーンとは装飾性の高いネクタイピンの一種で、バーの部分にチェーンがついたアイテム。チェーンにネクタイの表面を通してバー部分でネクタイの裏側を固定して使用します。

__ポケットチーフはネクタイの色に合わせるとバランスがよくなるのでおすすめです__。

靴は、フォーマルなシーンでは黒の革靴(ひもで結びタイプ)が基本ですが、スマートカジュアルならブラウンの革靴でも問題ありません。

3-2. 避けなければならないアイテム

ドレスコードが決まっているシーンでは、避けるべきアイテムもあります。

NG例として、Tシャツやデニム、サンダル、スニーカーなどは想像がつくかもしれませんが、ブーツや黒いシャツ、白い靴下もカジュアルな印象を与えるので控えましょう。

靴下はミドル丈で黒、もしくはダークグレーやネイビーなど暗めのカラーを選ぶのが基本です。

3-3. シャツの色にも気を配ろう

フォーマルなドレスコードでは、シャツの色は白の無地がベストです。

ただし友人の結婚式にゲストとして参列するなら、サックスブルーで爽やかさを演出したり、ピンクシャンブレーで華やかな印象を与えたりするのもいいでしょう。

スマートカジュアルならカラーシャツでもOKなので、シャツで華やかな雰囲気を出すのもおすすめです。

ただし、原色に近い鮮やかな色は場の雰囲気にふさわしくない可能性があるので控えましょう。

4. ドレスコードがないイベントはどうする?

恒例行事や常連が多いパーティーなどでは、招待状にドレスコードの指定がないことも多々あります。

その際は、他の参加者や主催者にドレスコードについて事前に問い合わせておくと安心です。

自分で判断する場合は、前述したように「インフォーマル」か、場合によっては「スマートエレガンス」の服装を心がければ失敗しないでしょう。

招待状に「平服で」と書かれているからといって、何を着てもいいという意味ではありません。ジーンズや短パンなどはもちろんNGです。

5. ドレスコードを理解してシーンにふさわしい服装をしよう

ドレスコードは細かいルールがあって難しいイメージがあるかもしれませんが、慣れてくると場の雰囲気に合ったおしゃれを楽しむ余裕が出てきます。

ドレスコートを守ることは、20代からの大人のマナーとしてとても大切なことです。

しっかり理解して、マナーを意識した着こなしができればスマートな大人になれること間違いなし。

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