【新社会人】スーツ何着そろえるべき?職種別の必要着数を解説
「スーツは何着準備すればいいんだろう?」
「どんなスーツが必要なのかな?」
新社会人になって毎日のようにスーツを着ることになると、スーツについてこう気になる人もいるのではないでしょうか。
業種や職種、着用頻度やシーンによっても必要着数は異なります。
今回は、新社会人に向けて「スーツの必要着数」や「揃えておきたいデザイン」などを紹介します。
営業職や内勤など、職種別でも紹介していますので、スーツを揃える際の参考にしてくださいね。
この記事を監修した人加藤 尚海|ANSWER 編集部(FABRIC TOKYO 名古屋栄)
FABRIC TOKYO 名古屋栄店の加藤です!体型やライフスタイルに合ったサイズ提案はもちろんですが、生地が大好きなので生地提案でもお客さまに喜んでいただけるよう日々勉強しています🌸
1. スーツは1着だけじゃダメ。その理由とは?
毎日スーツを着用する場合、最低でも3着は用意しておきたいもの。なぜ、1着を着まわすのはNGなのでしょうか。単純に「1着だといつも同じスーツを着ていると思われる……」ということだけでなく、実はさまざまな理由があるのです。
1-1. 毎日の着用で傷みの原因になる
「靴は1日履いたら最低でも1日休ませるのが長持ちさせるコツ」と聞いたことはありませんか。スーツも同じように、1日着たら数日は休ませることが寿命を伸ばすことにつながります。
スーツは天然素材のウールや化学繊維のポリスエステルを用いられるのが一般的です。ウールは伸縮性や弾力性に優れているなどメリットが多い一方で、摩擦に弱く毛玉や擦り切れを発生しやすい性質があります。毎日着用すると生地に負担がかかるので、1日着用したら1~2日間は休ませるのがおすすめです。
また、強度を高めるためにウールにポリエステルを混紡(こんぼう)しているスーツもありまが、ポリエステルはシワやテカリの原因になるため同じく連続着用を避ける必要があります。
階段の上り下りなどちょっとした日常の行動ですら、シワやテカリ、擦り切れの原因になってしまいます。最低でも3着は用意し、ローテーションしながら着まわすようにしましょう。
1-2. ホコリや湿気でも傷む
日常の動きが生地に負担をかけるだけでなく、汗やホコリ、湿気などもスーツが傷む原因になります。スーツは正しいメンテナンスをすることで長持ちさせられます。一日着用したら、軽くブラッシングしてホコリや汚れを落とし、風通しの良い場所で休ませましょう。
型崩れを防ぐために、スーツのジャケットはしっかりした厚手のハンガーにかけるようにしてください。ウール素材のスラックスは、裾を上にして逆さに吊るして軽く水でスプレーしておけばシワが伸びますよ。
ハンガーの正しいかけ方、選び方は下記の動画を参考にしてくださいね。
2. 入社前に確認!スーツは何着必要?
スーツは何着用意する必要があるのでしょうか。最低限用意しておきたい着数とその理由について説明します。
2-1. 最低「3着」は用意しておこう
新社会人の場合、基本的にスーツは3着あると安心です。
3着あれば、交互に着まわして2~3日休ませられるためスーツが長持ちします。できれば春夏用、秋冬用(通年用)でそれぞれ3着ずつ用意しておくのが理想です。
気温や季節に合った素材のスーツを揃えておけば毎日を快適に過ごせますよ。
春夏スーツは生地が薄くて軽く、織り方が粗いのが特徴です。基本的に裏地は背抜き(背中の裏地部分を半分~3/4程度なくした仕様)になっています。
対して秋冬スーツは、生地が厚くて重く、織り方はきめ細かいのが特徴。基本的に総裏地(背中部分全面に裏地がある仕様)になっています。
2-2. 営業など外回りが中心なら「4~5着」あると安心
営業職など外回りが多い人や、接客系の職種の人は最低でも4〜5着あると安心です。週休2日制と考えると、5着あれば1週間は異なるスーツを着まわしできます。
顧客に会う機会が多い場合、いつも同じスーツよりは違うスーツをきちんと着こなしていれば、印象がアップするかもしれません。
2-3. 内勤など着用頻度が少ない場合スーツは何着必要?
内勤業務など、外部の人と接することが少ない職種の人でも最低2着は必要です。
最近は仕事着のカジュアル化が進み、カジュアルパンツにTシャツやポロシャツを合わせる「オフィスカジュアル」でOKという企業が増えています。
しかし会議や研修、顧客先に出向く場合など、時と場合によってはスーツが必要となる場面があります。
また、結婚式や葬儀などの冠婚葬祭ではスーツの着用が必須です。冠婚葬祭用のスーツも含め、最低2着は用意しておくのがおすすめです。
FABRIC TOKYOのスタッフおすすめ!オフィスカジュアルな着こなし3選
2-4. 冠婚葬祭用のスーツも必要
社会人になると、冠婚葬祭でスーツを着用するシーンも増えます。冠婚葬祭にはビジネススーツとは異なるフォーマル用のスーツが必要です。慌てて準備することがないよう、事前に用意しておきましょう。
フォーマル用のスーツは、礼服に含まれる「ブラックスーツ」のことです。フォーマル用の黒は、一般的なビジネススーツの黒とは違い「墨色」とも呼ばれていて、黒色の深みがまったく異なります。
通夜では黒やネイビー、チャコールグレーなどのダークスーツでも構いませんが、葬儀や告別式ではブラックスーツを着用するのがマナーです。
ブラックスーツに関して詳しくは「冠婚葬祭用のスーツとは?ビジネススーツとの違いや選び方を解説【メンズ】」で詳しく紹介しています。ご確認ください。
3. 揃えておきたいスーツの色柄
新社会人にふさわしいスーツはどのようなタイプでしょうか。社会人として入社前に揃えておきたいスーツの色柄やデザインについて紹介します。
3-1. 色は「ネイビー」&「グレー」があれば安心
新社会人がまず選びたいスーツカラーは、ネイビーとグレーです。ネイビーはさわやかで誠実な印象があり、グレーはやわらかく落ち着いた雰囲気を演出してくれます。どちらもビジネススーツの定番色で新社会人が最初に選ぶことが多い色です。
ネクタイやシャツの色も合わせやすく、多くの人に似合いやすい色で安心感があります。ただし、派手な印象になりがちなライトグレーや、明るすぎるブルーはカジュアル度合いが高くなり、シーンによってはふさわしくないこともあるため避けたほうが無難です。
3-2. シンプルな柄やデザインを選ぶ
新社会人が選ぶスーツの柄は無地の他、シャドーストライプや細かいチェックなど遠目から見ると無地に見えるシンプルなものがおすすめです。反対に派手な柄や大きな柄、強い光沢のあるものなど、主張が強いスーツはカジュアルな印象を与えてしまうのでおすすめできません。
ジャケットのデザインは、ボタンが1列のシングルを選びましょう。ボタンの数はビジネスシーンで定番の2つボタンがおすすめです。
新入社員のスーツに関して詳しくは、「新入社員のスーツに関する9個の疑問をスーツのプロがお答えします!」も参考にして下さい。
4. 新社会人におすすめのスーツコーディネート3選
新社会人におすすめのスーツコーディネートを紹介します。スーツの色柄やデザイン、シャツ、ネクタイとの相性もぜひ参考にしてください。
4-1. グレースーツに明るめネクタイでアクセントを
フレッシュな印象のグレースーツは、新入社員におすすめの1着です。スーツがシンプルな分、ストライプシャツを合わせてアクセントをプラスしています。
ネクタイはあえて明るめのブルーをチョイスして爽やかさを演出。ソリッドタイ(無地)ならコーディネートにも悩みません。全体的にはベーシックながらも、シャツやネクタイによってさりげなくおしゃれな雰囲気に仕上がっています。
4-2. ダークネイビースーツとレジメンタルタイが相性抜群
ビジネスシーンで定番のネイビースーツ。とくに深みのあるダークネイビーは、誠実で信頼感を与えられる色として人気のスーツカラーです。
ネイビースーツに合わせるネクタイは、斜めストライプの「レジメンタルタイ」がおすすめ。なかでもストライプが太めの「パネルレジメンタルタイ」を選んで、少し大人っぽい印象にしてみましょう。シャツはネイビースーツにぴったりのライトブルーをチョイス。新入社員らしいさわやかなスタイルになりますよ。
4-3. チェック柄のスーツ&無地シャツで親しみやすく
ベーシックなグレースーツにちょっとしたこだわりを演出するなら、グレンチェックのスーツはいかがでしょうか。グレンチェックはイギリス発祥の伝統的な柄で、温かみのある雰囲気が特徴です。
グレンチェックのスーツには、全体のバランスを考えてシンプルな白無地のシャツをセレクト。鮮やかな色のネクタイを合わせれば、メリハリの効いたおしゃれな着こなしになりますよ。
5. 新社会人におすすめのスーツが1着38,000円からオーダーできる
職種や勤務状況によっても異なりますが、スーツは基本的に3着あると安心です。営業など外勤で人と会う機会の多い人は4〜5着必要になることもあります。一度に揃えるのが大変な場合は、入社してから徐々に増やしていくのもおすすめです。
FABRIC TOKYOでは、38,000円からのお手軽価格で自分にぴったりのスーツをオーダーできます。周囲と差をつけたい、自分好みのデザインでこだわりのスーツを仕立てたい人は、ぜひ一度ご来店ください。お待ちしております。
FABRIC TOKYOはビジネスウェアのオーダー専門ブランドです。スーツはもちろん、シャツやカジュアルジャケット、カジュアルパンツ、チノパン、セットアップなどもオーダー可能です。20代〜40代のオーダー初心者の方にも多くご利用いただいています。
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