
今年こそ挑戦したい、秋冬素材のカジュアルジャケット。あなたの印象を変える6生地&コーディネートをご紹介!
秋冬は素材やアイテムのバリエーションが増えて、よりファッションを楽しめるのが魅力ですよね。そこで挑戦したいのが暖かみのある素材のカジュアルジャケット。1着プラスするだけで、おしゃれ度が一段とアップして、今までと違った自分を演出できますよ。
でも素材が多いだけでなく、そもそも着慣れていないので、選び方やコーディネートが難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
今回はFABRIC TOKYOがおすすめする秋冬らしい生地を6種類ピックアップ。おすすめのコーディネートもあわせてご紹介しますので、参考にして秋冬ファッションをさらに楽しんでみてください。
この記事を監修した人鈴木 日出海|ANSWER 編集部
店舗での経験を経て、現在ANSWERの記事作りを行っています。店舗ではビジネスウェアのルールや着こなしをわかりやすく伝えるのが得意でしたので、ANSWERの記事でもわかりやすさを重視しています。趣味は70年代のロックを聴くこと。
秋冬素材は生地の表面に注目!
まずは、秋冬生地の特徴や選び方についてご紹介します。大枠のポイントを押さえておけば、生地選びがグッと楽になりますよ。
秋冬生地の特徴
通年用の生地は表面がつるっとした生地がほとんどなのに対して、秋冬用は表面を毛羽立たせることで起毛感を出している生地や、粗い織りのざっくりとした生地が多いのが特徴です。防寒性もあるうえ、周囲にも温かく親しみやすい印象を与えてくれますよ。
秋冬用の生地の多くはウールが採用されています。天然のウールは生地の風合いや見栄えが良いのが特徴ですが、中にはチクチクした肌触りを不快に思う人も珍しくありません。FABRIC TOKYOでは、天然のウールを使わずに、ポリエステルで秋冬らしさを再現した生地もあります。滑らかな肌触りなので、チクチクが気になる方はこちらから選んでみてください。
秋冬生地の選び方
ネイビーやグレーなどの定番色はもちろん、印象を変えるなら暖かみのあるブラウン系や、カーキなどのアースカラーがおすすめです。ナチュラルな色を選ぶことで、素材の暖かみがより際立ちますよ。
ネイビーやグレーなどの定番色から選ぶ場合は、ヘリンボーンやグレンチェック、千鳥格子などの柄物に挑戦するのもおすすめです。柄や素材感を変えることで、いつもと違った雰囲気を演出してみましょう。
一般的にスーツジャケットはフォーマルな印象が強いため、ジャケット単体でのコーデは難易度が上がって、あまりおすすめできません。しかし、光沢やきめ細やかさのないカジュアルな生地であれば、ジャケット単体でも簡単かつおしゃれに着こなせます。起毛感や、粗い織りのある秋冬の生地はジャケット単体での着用にピッタリです。
しかもスーツジャケットには「裏地」が付属しているので、カジュアルジャケットよりも暖かいというメリットもあります。より防寒性を高めたい方は、ぜひスーツジャケットを選んでみてください。おすすめの生地とコーディネートを紹介
ここからはカジュアルセットアップ生地とスーツ生地に分けて、おすすめをご紹介します。
リーズナブルさや、洗濯などの手入れ面を重視する方はカジュアルセットアップ生地から選んでください。より防寒性を重視したい方や、スーツとしても使用したい方はスーツ生地から選ぶのがおすすめです。
おすすめカジュアルセットアップ生地
クラシックなのに手入れはラク、TECH TWEED JERSEY
ポリエステルでツイード調の生地を再現したTECH TWEED JERSEY。ストレッチが効いていて、着心地の良さが魅力の1着です。滑らかな肌触りなので、ウールのチクチクが苦手な方にもおすすめ。自宅で洗濯できることから、メンテナンスに煩わしさを感じている方からも選ばれています。
8種類のラインアップから、クラシックさが際立つグレーのヘリンボーン柄をチョイス。その他のアイテムを暗めのネイビーで統一することで、明るいグレーの存在感がさらに際立ちます。
チノパンはビジネスカジュアル初心者にもおすすめのSTRETCH by SOLOTEX。なかでも、スタッフ人気の高いデニム調のインディゴを合わせています。色落ちせず、適度なフォーマル感もあるため、ビジカジコーディネートの心強い味方です。






FORMAL カットソー タートルネック
メゾンブランドの取扱実績もある尾州のカットソーメーカー「NORITAKE」の生地を使用した、上質見えするタートルネック。適度な光沢があり、襟や袖が伸びにくいのが特徴です。
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STRETCH by SOLOTEX
「SOLOTEX(ソロテックス)」という高機能な糸を用いた生地を使っているため、適度な光沢とストレッチ性に優れているのが特徴。インディゴは「デニムスラックス」として人気の1着です。
柄に挑戦したい方におすすめ、TECH FLANNEL JERSEY
柄物に挑戦したい方にぴったりなのが、TECH FLANNEL JERSEY。
こちらのチャコール千鳥は、さりげない柄のため、派手すぎず、初心者にも合わせやすいのが特徴です。ポリエステルでフランネル調の生地を再現しているので、ウール特有のチクチクはなく、さらにストレッチ性に優れているのが魅力です。
インナーに合わせたグレーシャツは、明るさを抑えて、秋冬の落ち着いた雰囲気を演出するのに便利な1着。中間色で色合わせしやすいので、ぜひ取り入れてみてください。
チノパンは明るめのカーキをチョイス。暗めのコーディネートにも映えるカラーなので、暗いトーンにアクセントを加えたい時におすすめです。





TECH FLANNEL JERSEY
ポリエステル100%にもかかわらず、生地に起毛加工を施すことで、フランネルのような風合いを出しています。季節感があるチェック柄と千鳥格子柄は、取り入れるだけで一気におしゃれ度がアップするアイテムです。








NON IRON EASY CARE
人気のノンアイロンシリーズ。形態安定性の程度を測るW&W性が3.2級をクリアしている為、洗濯後はアイロンなしでもシワがほとんど目立たちません。






COLOR WOOL
ウールが配合されているため、スラックスのようなきれいな光沢があることが特徴。一般的なチノパンに多い「カジュアルさ」が抑えられるため、ジャケパン初心者の方にもおすすめできるパンツです。

王道の秋冬ウール素材をリーズナブルに、SUSTAINABLE WOOL CASHMERE BLEND
ウール混のジャケットをリーズナブルに試したい方にはSUSTAINABLE WOOL CASHMERE BLENDがおすすめ。リサイクルウールを使用することでコストを抑えているのが魅力です。ごわつきがちなリサイクルウールですが、カシミヤを入れて生地に柔らかさを加えることで上品な雰囲気に仕上がっています。
コーディネートのポイントは、カーキジャケットに合わせたボルドーのネクタイ。ボルドーはメインアイテムではあまり選びませんが、差し色として便利な色です。主張を抑えながらも深みのあるボルドーは、暗めになりがちな秋冬コーデにちょうど良い彩りを与えてくれます。ブラック、ネイビー、チャコール、ブラウンのジャケットとも相性が良いので、一本持っておくと重宝しますよ。
チノパンは人気の高いSTRETCH by SOLOTEXのベージュ。FABRIC TOKYOのラインナップの中では、比較的濃いめのベージュなので、春夏はもちろん、秋冬の暗めコーデにも合わせやすいのが魅力です。





SUSTAINABLE WOOL CASHMERE BLEND
回収された古着や裁断過程で発生した裁断くずを一度ワタ状に戻し、糸を紡ぎなおして作られる反毛繊維を使用。全工程を日本国内で行うことで、高い品質の生地に仕上げています。














STRETCH by SOLOTEX
「SOLOTEX(ソロテックス)」という高機能な糸を用いた生地を使っているため、適度な光沢とストレッチ性に優れているのが特徴。色の濃さがちょうど良く、初めてのベージュチノパンはこちらがおすすめです。

色で遊びたい方におすすめ、STRETCH MILLED by SOLOTEX
暗い色になりがちな秋冬コーデですが、少し明るい色のジャケットで遊びたい方にはSTRETCH MILLED by SOLOTEXがおすすめです。明るめで起毛感のある生地は、個性がありつつも合わせやすく、周囲からの視線を集めること間違いなし。都会的で垢抜けた印象を与えてくれます。
明るいカーキジャケットには、濃いめのインディゴシャツとグレーパンツを合わせるのがおすすめ。ジャケット以外のアイテムを暗めのトーンにすることで、ジャケットの色がより際立ちます。
GIZA DENIMはデニムシャツでありながらも光沢が非常にきれいなので、ノーネクタイでも上質な雰囲気をまとえます。
STRETCH MILLED by SOLOTEXは、他にもパープルブラウンやグレーネイビーといった個性的な色も展開していますので、ぜひチェックしてみてください。





STRETCH MILLED by SOLOTEX
色で被りたくない方におすすめ。秋冬らしい起毛感に加えて、機能素材SOLOTEXによるストレッチの効いた着心地が特徴です。














FORMAL CHINO
しっかりと目が詰まったヘビーウェイトの生地です。目が詰まることで生地に厚みやハリ、艶が生まれ、仕立て映えしするのが特徴です。混紡されたポリウレタンがストレッチ性に富んでいるため、動きやすさも損いません。
おすすめスーツ生地
王道の秋冬ジャケットならこれ、スタッフ人気の高い4PLY VINTAGE
4PLY VINTAGEは、4本の異なる色の糸を撚り合わせたヴィンテージライクな風合いが魅力。
ブラウンやグレー、ネイビーなどの合わせやすいベーシックな色を用意しています。
今回のコーディネートでは、秋冬の定番であるブラウンの無地をチョイス。
インディゴのシャツとデニム調のチノパンを合わせることで、スーツジャケット全体をカジュアルダウンさせています。ネクタイはブラウンと相性の良いベージュの小紋柄。ネクタイの中にさりげなくあるブルーが、インディゴのアイテムと調和して、統一感を出しています。
4PLY VINTAGEはFABRIC TOKYOのスタッフにも人気の高い1着です。定番の1着が欲しい方はこちらがおすすめです。
掲載の商品は販売を終了しました。








DUNGAREE DENIM
カジュアルな印象が魅力のダンガリー素材。「抜け感」を簡単に演出できるので、ジャケパンスタイルのアクセントとして重宝できます。反応染という色落ちしにくい染め方をしているので、色移りの心配もありません。






STRETCH by SOLOTEX
「SOLOTEX(ソロテックス)」という高機能な糸を用いた生地を使っているため、適度な光沢とストレッチ性に優れているのが特徴。インディゴは「デニムスラックス」として人気の1着です。

SILK TIE シルクダイヤ小紋ネクタイ
1本の糸から縫製加工まで一貫して行う東京の伝統産業「八王子織物」のシルクタイ。ベージュの中にあるブルーがアクセントになって、様々なアイテムと色合わせしやすくなっています。
商品をみるひと味違ったブラウンで個性をアピールできるBALANCA
少し個性を出したい方におすすめなのが、BALANCAのブラウン。秋冬っぽさを演出しつつも、明るいブラウンなので周囲との違いもしっかりアピールできます。
和歌山の丸和ニットで独自開発された生地は、スーツでは珍しいニット素材。
ストレッチ性と軽さに優れ、カジュアルジャケットに近い着心地が魅力です。
明るいブラウンジャケットと相性が良いのが黒のチノパンです。特にコーデュロイの素材を選ぶことで、より秋冬らしさが増しますよ。
インナーのタートルネックカットソーは、2022年の秋冬にリリースされた新色のブラウン。首元に高さがあるので、Tシャツよりもカジュアルになり過ぎず、適度なフォーマル感を出せるのが魅力です。
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FORMAL カットソー タートルネック
メゾンブランドの取扱実績もある尾州のカットソーメーカー「NORITAKE」の生地を使用した、上質見えするタートルネック。適度な光沢があり、襟や袖が伸びにくいのが特徴です。
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CORDUROY
秋冬シーズンに活躍する起毛感と光沢感のあるコーデュロイ素材のパンツ。少量のポリウレタンを配合しているため、程よいストレッチ性が備わっています。より秋冬の雰囲気を出したい方におすすめです。
秋冬の本番はこれから!
秋冬生地のおすすめアイテムとコーディネートをご紹介しました。バリエーション豊富な秋冬素材。温もりのある素材は、周囲の人も暖かい気持ちにしてくれますよ。
「今まで試してみたかったけど、なかなか挑戦できなかった」──そんな方はこちらの記事を参考にして、ぜひ秋冬のファッションを楽しんでみてください。