【保存版】ジャケパンってなに?初心者を迷わせないお手本コーデ15選
「ジャケパンって、最初は何を買うべき?」
「ビジネスで失礼にならない服装は?」
スーツに比べて、着こなしのハードルが上がるのがジャケパンスタイル。
ビジネスカジュアルの普及とともに、人気の高いジャケパンスタイルですが、間違ったコーディネートをすると一気にダサくなったり失礼になることも...。
そこで今回は、ジャケパンの着こなしで押さえるポイントや、最初に持っておくべきアイテムを徹底解説。
さらに、今後レベルアップするための手順を、充実したコーディネート15選とともに、ご紹介します。
今までジャケパンに踏み出せなかった方もこれで安心です。ぜひ最後までお読みください。
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この記事を監修した人ファブリック トウキョウ
オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。
1. そもそもジャケパンとは
まずは念のためのおさらいです。
ジャケパンとは、「ジャケット」と「パンツ」を組み合わせた略語で、上下で同一ではないジャケットとパンツを合わせたスタイルをいいます。
スーツに比べればカジュアル、私服に比べればフォーマルという、2つの中間に位置するのが特長。こなれた雰囲気で、着こなしの幅もグンと広がるのがメリットといえます。
小物も含めて、アイテム選びにコツはありますが、着こなすことができれば、周りにセンスの良い印象を与えられます。
ジャケパンは休日コーデにも使えますので、おしゃれしたい時の「決めの一着」としてぴったり。オンオフともに充実する可能性を秘めているのがジャケパンの魅力です。
2. ジャケパンで押さえるポイントはたった3つ
ここからはジャケパンの具体的な着こなしについて、「色」「サイズ」「インナー」の項目に分けてご紹介します。
2-1. 上下の色のバランス
ジャケパンのコーディネートは、上下の色にメリハリをつけましょう。そうすることでスーツとの違いが印象付けられます。
ジャケットはネイビー、チャコール、ブラックなどの暗めの色がおすすめ。
パンツはグレー系、ベージュやカーキなど、ジャケットよりも明るい色を選ぶのがおすすめです。
明るい色のジャケットは、カジュアルな印象が強まり、最初のうちは着慣れていない感じが出てしまいます。初心者は特に暗めの色を選ぶようにしましょう。
2-2. サイズ感
ジャケパンは、サイズ感にも注意が必要。カジュアルになるからといって、ゆるすぎるシルエットで着たり、タイトすぎるシルエットで着てしまうと、だらしない印象を与えてしまうことも...
ジャケパンは、スーツのようなジャストサイズのシルエットをベースにしつつ、「アイテムの素材だけ」カジュアルになるイメージを意識しましょう。
ただし、ジャケットやパンツの着丈を少し短くするのはOK(目安は1〜2cm)。スーツよりも軽快さを出したい方は、お好みで試してみてください。
2-3. インナー選び
オックスフォードのボタンダウンシャツ
インナーの基本はシャツになります。最初に持つべきシャツは、オックスフォードの織り柄で、ボタンダウンの襟型がおすすめ。
オックスフォードは生地に凹凸の表情があり、適度なカジュアルさを持っていますので、ジャケパンと相性ぴったり。これを持っていれば、着回しに困りません。
ボタンダウン以外の襟型でしたら、ワイドカラーがおすすめ。
(左)通常のワイドカラー、(右)ソフトワイドカラー
ネクタイを着用する方は、襟に芯が入っている通常のワイドカラー、ノーネクタイで着用する方は芯が入っていないソフトワイドカラーが、相性よくおすすめです。
また、服装規定が厳しくない職場でしたら、Tシャツの着用もOK。
ビジネスで着用する場合は、首周りが開きすぎないものを選んでおくと安心です。
秋冬でしたら、タートルネックやニットアイテムという選択肢もあります。
写真はタートルネックのカットソー
特にタートルネックは首に高さがあるので、ほどよいフォーマル感が生まれ、シャツの代用としてぴったり。季節感も出るので、ぜひ試してみてください。
3. ジャケパンコーデ15選|初心者向け4ステップ
ここからはジャケパン初心者におすすめの買い足し方法をご紹介します。
ステップごとに集めていけば、自然とジャケパンスタイルを着こなせるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
STEP1. とにかく最初はネイビー × グレー
王道のジャケパンスタイル(ネクタイあり)
王道のジャケパンスタイル(ネクタイなし)
ネイビージャケットとグレーパンツは、ジャケパンスタイルの中でも最重要で押さえておきたい基本アイテム。
今までスーツだった方でも抵抗なく取り入れられる上に、今後の着回しでも重宝します。
素材感は「通年向け」のものがおすすめ。春夏向けや、秋冬向けの生地もありますが、最初は使いやすいものが正解です。
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ジャケパンの素材を選ぶ時は以下の3種類を参考にしてみてください。
- ビジネスで使いやすい、きれいな光沢が特長。スーツに近いので、きちんと感を重視する方におすすめ。価格はやや高め。
- シワに強く、ストレッチが効くなど、豊富な機能性が特長。価格的に買いやすいが、印象はややカジュアル。
- 光沢を抑えたマットな質感が特長。ウールとポリエステルの中間くらいの、ほどよい上質さが魅力。シワになりやすいものが多い。
また、ノーネクタイで着用する場合、白シャツだと印象がやや寂しくなってしまうため、白シャツはネクタイ着用時に選ぶのが正解。
ノーネクタイの場合はブルー系やストライプを選びましょう。
(左)サックスのシャツ/(右)ストライプのシャツ
不安な方はセットアップという選択肢もあり
ノーネクタイのセットアップスタイル
セットアップとTシャツのスタイル
スーツとセットアップの違い
- 肩パッド、裏地、毛芯(表地と裏地の間の副資材)が入っているのが特徴。形状が安定し、精悍でフォーマルさが際立ちます。ウールなどの上質な素材が多い。
- 肩パッド、裏地、毛芯を極力少なくしているのが特徴。フォーマルさとカジュアルさを適度に持ち合わせているので、オンオフ問わず使えるのが魅力。生地の種類はさまざま。スーツに比べて単品使いしやすい。
もし最初から着回しのバリエーションが欲しい方は、ネイビーセットアップとグレーパンツの3点セットがおすすめ。
コーディネートの幅がグンと広がるので、試してみてください。
STEP2. 足元から買い足していく
ネイビージャケットにベージュのチノパン
ネイビージャケットにカーキのチノパン
ネイビージャケットとグレーパンツを揃えたら、次に買い足すべきはパンツ。
パンツは顔から遠ざかっているため、ジャケットの色を変えるよりも、抵抗感なく取り入れられますよ。
色は、グレーよりもカジュアルさが強まるベージュやカーキ、ブラウンなどがおすすめ。
少しずつカジュアルダウンして、着慣れていくことが、ジャケパン攻略の秘訣です。
グレーベージュのチノパン
FABRIC TOKYOでしたら、グレーベージュという少しニュアンスの出るカラーも用意。ベージュのカジュアルさとグレーのフォーマルさを、ほどよく併せ持っています。
STEP3. ネイビー以外のジャケットを追加
ブラックを主役にしたモノトーンコーデ
ブラウンを主役にした垢抜けコーデ
チャコールグレー × カーキのシックなコーデ
ベージュを主役にした明るめコーデ
パンツのバリエーションが増えてきたら、ネイビー以外のジャケットを買い足していきましょう。
使いやすいのは、ブラック、ブラウン、グレー系などのカラー。思い切り印象を変えるなら、ベージュという選択肢もありです。
次の色ごとの特徴を参考に選んでみてくださいね。
- フォーマルを連想させる色のため、上品で落ち着いた印象。スーツでは式典用のイメージがあるため、一見使いにくそうですが、ジャケパンにおいては色合わせがしやすく、非常に便利な色です。
- 着るだけで垢抜けた印象になるのが魅力。自然な温かみのある色なので、おしゃれさに加えて、親しみやすさも演出できます。ジャケパンでは特に人気の色。
- スーツではネイビーに次いで定番の色。都会的で洗練された印象になります。モノトーンのため、色合わせしやすいものの、グレーパンツとはやや相性が悪いので注意。チャコールとライトグレーなど、上下の色に差があればOK。
- ベージュは顔周りが明るくなり、ナチュラルでやさしい印象になります。インナーのシャツをネイビーなどの濃いめの色にできるのもポイント。ベージュのチノパンとは合わせにくいので注意。
STEP4. 季節感や柄を取り入れる
爽やかなリネン調のベージュジャケット
秋冬らしいツイード調のグレージャケット
ツイード調のチャコールグレーのジャケット
起毛感のあるブラウンジャケット
ツイードジャケットにコーデュロイのシャツ
フランネルジャケットにツイードのパンツ
ここまで来たら、いよいよ季節感を取り入れたり、柄物に挑戦して、もっとジャケパンスタイルを楽しんでみましょう。
春夏であれば、涼しさの出るリネン系のアイテム。秋冬でしたら、起毛感のあるアイテムがおすすめです。
春夏におすすめ、リネン調の生地(千鳥格子の柄)
秋冬におすすめ、ツイード調の生地(ヘリンボーン柄)
秋冬におすすめ、フランネル調の生地(チェック柄)
特に秋冬はツイード、フランネル、コーデュロイなど、生地の種類が豊富です。季節感のある組み合わせは、一気に垢抜けた印象になりますよ。
色は春夏でしたら、ベージュやブルー、ライトグレーなどの軽めの色がおすすめ。
秋冬でしたら、ブラウンやグレー、チャコールなどの重ための色がおすすめです。
定番のネイビーも素材感を変えるだけでガラッと印象が変わるので試してみてください。
起毛感のあるネイビー
また、STEP4まで来たら、コーディネートのアクセントとして、シャツやパンツに異素材のアイテムを差し込むのもおすすめ。
特に代表的なものがデニム系のアイテム。
ジャケパンのアクセントに活躍するデニムシャツ
FABRIC TOKYOの人気アイテム、デニム調のチノパン
職場の服装規定にもよりますが、こなれた印象になり、さらにジャケパンスタイルが楽しめます。
気になる方は、ぜひ挑戦してみてください。
4. ジャケパンでよくある質問Q&A
ここからはジャケパンについてのよくある質問にお答えします。疑問を解消して、ジャケパンへの不安を払拭しましょう。
Q. スーツジャケットはジャケパンに使っていいの?
可能ではあるものの、上質なウールを用いた艶のある生地の場合はおすすめしません。フォーマルな印象が強く、上下でチグハグな印象になってしまいます。
一方で、艶を抑えたややカジュアルな印象のスーツジャケットでしたら、使用してもOK。特に秋冬らしい起毛感のある生地でしたら、相性もよくピッタリです。
Q. スーツのスラックスは使える?
条件によってはOK。艶が強すぎると、コーディネートで浮いてしまうので、艶が控えめのものがおすすめです。
また、裾の長さもチェックしたいポイント。裾が長すぎると、ジャケパンのカジュアルさが損なわれてしまいます。目安は靴の甲の部分に軽く被るか、被らないくらいのバランスが、おすすめです。
Q. 靴はどうする?
左上:内羽根タイプ 右上:外羽根タイプ
基本は革靴を選びましょう。
スーツスタイルで定番の内羽根タイプも使えますが、印象としてはやや堅め。
外羽根のデザインを選ぶと、ほんのりカジュアルな印象になり、ジャケパンとのバランスがよくなります。初心者にはこちらがおすすめ。
- 靴紐を通す穴周辺のパーツが、本体と一体化するよう甲の内側に縫い込まれているデザイン。フォーマルで落ち着きのある印象です。
- 靴紐を通す穴周辺のパーツが、外に開く仕様。脱ぎ履きしやすく、適度にカジュアルな印象です。
また、ジャケパンスタイルで人気の革靴が、スリッポンやローファーのタイプ。
左下:スリッポン 右下:ローファー
外羽根の次の選択肢として検討してみてください。
革靴の色は黒かブラウンがおすすめ。ブラウンのほうが、ややファッション性が高いため、初心者は黒が安心です。
- スニーカーは、デザイン選びに注意が必要。基本的にゴテゴテしたデザインのものは選ばず、甲が低く、スッキリとしたフォルムを選びましょう。色は黒などの暗めがおすすめ。
Q. ベルトはどうする?
ベルトはレザーのメッシュベルトが断然便利。レザーならではのフォーマルさと、メッシュによるカジュアルさが、ちょうどいいバランスです。注意点は靴との色合わせ。基本的に、ベルトと靴は同じ色を選んで統一感を出しましょう。
Q. ノーネクタイだと物足りない時は?
写真はシルクニットタイ
ノーネクタイだと物足りないけど、スーツ用のネクタイだと印象が堅くなりすぎる...
そんな方には第3の選択肢である「ニットタイ」がおすすめ。スーツスタイルで用いるネクタイに比べて、適度にカジュアルさを演出できます。
ニットタイは、襟の柔らかいカジュアルなシャツとも相性が良いので、ノーネクタイスタイルと使い分けできるのもメリットです。
Q. 鞄(カバン)はどうする?
おすすめは、容量が大きく、荷物がたくさん入るブリーフケースかトートバッグ。
スーツ姿で持ち歩くような黒レザーのブリーフケースは、やや堅めの印象なので、色を茶系にするか、ナイロンやポリエステルなどの素材を選ぶと良いでしょう。
両手が空くリュックも人気ですが、なかには「ビジネスにリュックは失礼」と捉える人もいます。営業先に出向くときなどは、極力、リュックは控えたほうが無難です。
5. まとめ
ジャケパンを選ぶときのポイントや、コーディネートの手順についてご紹介しました。最後に、ジャケパン初心者が、最初の購入で押さえておくべきポイントを、まとめておさらいします。
- 上下の色にメリハリをつける
- ジャストサイズを意識する
- 最初はネイビージャケットとグレーパンツ
- シャツはオックスフォードのボタンダウン
- ベルトはメッシュのレザーベルト
- 靴は革靴の外羽根タイプ
- 鞄はブリーフケースかトートバッグ
ジャケパンはスーツに比べて考えることが多いですが、今回ご紹介したステップを参考にしてもらえば、かんたんにおしゃれな印象を演出できますよ。
ぜひポイントを押さえて、ジャケパンスタイルを楽しんでみてください。
6. オーダーのカジュアルジャケットを22,000円から
FABRIC TOKYOなら、あなたの体型に合ったカジュアルジャケットが22,000円からオーダーできます。
シャツは6,500円、カジュアルパンツは16,500円からオーダーできますので、お気軽にチェックしてみてください。
FABRIC TOKYOはビジネスウェアのオーダー専門ブランドです。カジュアルジャケットはもちろん、スーツやシャツ、チノパン、セットアップなどもオーダー可能です。20代〜40代のオーダー初心者の方にも多くご利用いただいています。
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店舗で採寸したサイズデータはオンライン上に保管されます。その後はPCやスマホからいつでもオーダーできます。「採寸したら買わないといけない」という心配も必要ありません。
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