冬直前!女性のビジネスカジュアルってどうする?営業職向けコーデ5選
「職場でビジネスカジュアルが推奨されているけど、冬はどんな着こなしをすればいいのかわからない…」
と悩んだ経験はありませんか?
特に新卒社員や、部署異動で初めてビジネスカジュアルな服装が必要になると、
・ビジネスカジュアルってそもそもなに...
・どう着るのが正解なんだろう...
など、わからないことも多いですよね。
そこで今回は、冬のビジネスカジュアルに悩む女性のために、最初に選ぶべきアイテムや、コーディネート例、よくある質問を紹介していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
※本記事では、パンツスーツの着こなしに特化しています。スカートの着こなしは別記事で解説予定です。
この記事を監修した人ファブリック トウキョウ
オーダーメイドのビジネスウェアブランド「FABRIC TOKYO」が企画・編集。現代にフィットする着こなしや、お客さまからよくいただく疑問をわかりやすく解説します。
1. 【女性向け】冬のビジネスカジュアルとは?
ビジネスカジュアルとは、スーツのように堅苦しさが無いものの「取引先や社外の人と会っても問題のない」服装をさします。
そのため、スーツほどかしこまる必要はないですが、「誰から見ても好印象を与えるような着こなし」が重要です。
1-1.【結論】冬のビジカジ初心者はこれを選べばOK!
ハイゲージニットはきちんと感が出ておすすめ
着こなしのポイントを3つ解説します。
① セットアップを選ぶ
...初心者の方は、「ネイビー」や「グレー」などの定番色を選ぶと安心です。
...パンツは足首が隠れるほどの長さであれば、寒さ対策もできるのでおすすめです。
② インナーは薄手のニットが冬の定番
...きれいめな目の細かいニットであれば、暖かさと好印象を両立できます。
...モックネックは、程よい高さで首元をカバーしてくれるのでジャケットとの相性が良いです。
③ ビジネスカジュアルの場合はローファーも◎
...足の甲が隠れるローファーは、寒さ対策ときちんと感を両立させることができます。
...パンプスを着用される場合は、約3.0〜5.0cmほどのヒールがおすすめです。
インナーの色と合わせることで統一感が出ます
1-2. オフィスカジュアルとの違いってなに?
【左】オフィスカジュアル寄り/【右】ビジカジ寄り
ビジネスカジュアルが、社外の方と会うことを前提としているのに対し、オフィスカジュアルは「社内で過ごすのに相応しい服装であるか」が基準となります。
着こなしがビジネスカジュアルと被る部分もありますが、会社の服装規程に合わせて「より崩した着こなし」が許容されるイメージです。
ジャケットとパンツの色が違う着こなしは、上下同色のセットアップに比べるとカジュアルな印象になるため、オフィスカジュアル寄りの着こなしになります。
職場がオフィスカジュアルも推奨していたり、周りの同僚や上司が上下色違いの着こなしをしている場合は、相談の上、お試しいただくのがおすすめです。
1-3. 夏用と冬用では何が違うの?
夏用と冬用のセットアップの違いは、主に素材やセットアップの仕様にあります。
ここでは、違いを見分けるポイントを写真付きでご紹介します。
① 生地の厚さと素材
・夏用セットアップ
....リネンや薄手のウール、ポリエステルなど軽くて通気性の良い素材が多く、暑い季節も涼しく過ごすことができます。
・冬用セットアップ
...厚手のウールやフランネルなど、保温性の高い素材が多く、柔らかい肌触りのものが多いです。
② 背抜き仕様と総裏仕様
・夏用セットアップ
...背中部分に裏地がない背抜き仕様は、通気性があり涼しく着れるようになっています。
・冬用セットアップ
...背中部分に裏地のある総裏仕様は、保温性が高まり寒い季節でも安心です。
2.【冬向け】失礼にならない着こなしのコツ
失礼にならない冬のビジネスカジュアルの着こなしにおいて、大切なのが「きちんと感」です。
コーディネートを組む際のポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
① ジャケットの選び方
セットアップを選べば着膨れせず、すっきりとした印象に
ビジカジ推奨の場合でも、重要な会議がある際は「定番色で襟つきのジャケット」を着用すると安心です。
ベーシックな襟付きのセットアップは既にお持ちで、こなれた印象を出したい場合は「ノーカラージャケット」もおすすめです。
② パンツの選び方
足元の冷える冬は、足首が露出しすぎない長さのものを選びましょう。
パンツの丈の長さは履く靴や、仕事のシーンに合わせるのがおすすめです。
ハイヒールの場合
- 足首が見える:カジュアルな印象
- 足首がすこし見える:ベーシックな印象
- 足首がすべて隠れる:落ち着いた印象
ローヒールの場合
- 足首が見える:アクティブな印象
- 足首がすこし見える:ベーシックな印象
- 足首がすべて隠れる:落ち着いた印象
③ インナーの選び方
濃いめのグレーも、落ち着いた雰囲気が出るのでおすすめ
インナーは、薄手のニットが冬らしくおすすめです。
薄手のニット素材は、シャツやブラウスに比べて防寒性があり、秋冬らしい季節感も演出できます。
ジャケットの下に着てもかさばらず、シルエットが美しく保てます。
④ 靴の選び方
カジュアルさを出したい場合はベージュの靴がおすすめ
ビジネスシーンで着用する靴は約3.0〜5.0cmヒールのパンプスが定番ですが、動きやすさや足元の防寒を優先したい方はローファーもおすすめです。
靴の色は、ベルトやカバンの色と合わせると統一感が出て、コーディネート全体にまとまりが出ます。
3.【女性向け】冬のビジカジお手本コーデ5選
ネイビーセットアップ
営業や商談時はネイビーのセットアップがおすすめ
- ダークネイビーのセットアップに黒のカットソーやパンプスを合わせることで、モードな印象で着られます
- 全体的にダークトーンなので、足元はパンプスを合わせて足の甲を見せることで、重くならずメリハリが出ます
センターラインの入ったパンツできちんと感を演出
- かっちりした雰囲気のネイビースーツも、首の詰まったニットを合わせることでカジュアルな印象に◎
- 程よくゆとりのあるストレートパンツなら、中に保温性の高いストッキングを履いても引っかかりにくく、暖かく着られます
グレーのセットアップ
ビジネスカジュアルの場合はローファーも定番です
- 定番色のジャケットでも薄手のニットを合わせることで、ビジネスカジュアルらしい着こなしができます
- 移動の多い一日は、ローファーを合わせて「歩きやすさ」と「きちんと感」を両立させるのがおすすめです
ベルトや靴をベージュにするとカジュアル感を出せます
- 色物のインナーを合わせる場合は淡いブルーのブラウスなら落ち着いた印象になり、失礼のない着こなしができます
- 胸元にデザインのあるブラウスを合わせると、シャープな印象のノーカラージャケットも華やかに着られます
グレーベージュのセットアップ
上品な印象になるグレーベージュの着こなし
- トーンの落ち着いたグレーベージュのノーカラージャケットは、品のある落ち着いた印象で着られます
- 明るめの色のスーツも、インナーや小物を黒で合わせることで、メリハリが出てクールな印象をつくれます
4. よくある質問Q&A
Q. 外回りの営業です。NGな着こなしはありますか...?
A. 黒のタイツや、カジュアルすぎるセーターは避けましょう
パンツスーツ、スカートスーツどちらの場合も、ベージュのストッキングを合わせましょう。
ベージュのストッキングは薄く、寒い印象がありますが、最近では裏起毛や厚手のストッキング風のタイツも販売されています。
ストッキング風の防寒タイツなら、見た目はきちんと感がありながらも、暖かく過ごせるのでおすすめです。
また、セーターは網目の細かいきれいめなカットソーを選ぶようにしましょう。
Q. 営業1年目です。新卒感が出ないようにしたいです...
A. 襟のついていない、ノーカラーのセットアップがおすすめです。
営業や商談時はダークカラーのセットアップが便利です
ノーカラージャケットはテーラードジャケット(襟付きジャケット)に比べ、襟がなく、首元がスッキリ見えるため、程よく抜け感が出て新卒感をおさえることができます。
しかし、テーラードジャケットに比べ少しカジュアルな印象になるため、ビジネスシーンで着る際は着こなしに注意が必要です。
職場の服装規定や雰囲気にもよりますが、初めてノーカラージャケットに挑戦する場合、一着目は黒、ネイビー、チャコールグレーなどの暗めの色を選ぶのがおすすめです。
暗めの色を選ぶことで、カジュアルな印象を与えやすいノーカラージャケットも、適度なフォーマル度を保ちつつ着こなすことができます。
Q. 冬は着膨れが心配です。何か対策はありますか...?
A. サイズの大きいスーツやコートは避け、できるだけ薄手のインナーを選びましょう。
着膨れする要因として、オーバーサイズの洋服を着ることでシルエットが大きく見えてしまったり、厚手のインナーが上着に響いて大きく見えることが挙げられます。
① ジャケットは肩幅の合ったサイズを選ぶ
肩幅の適正サイズを見るときは、肩先が落ちていないか、二の腕にゆとりが出過ぎていないかを確認しましょう。
② ニットを着る場合は、ハイゲージニットを選ぶ
ローゲージニットはカジュアルな印象になります
ハイゲージニットであれば、ジャケットの下に着用してもかさばらないので、ジャケットのシルエットを綺麗に保つことができます。
ローゲージニットは、厚手なのでジャケットの下に着用すると動きにくく着膨れして見えてしまいます。
Q. 営業職にふさわしいコートって何がおすすめですか?
A. 「トレンチコート」や「チェスターコート」がおすすめです。
シンプルで暗めの色がビジネスシーンに馴染みやすい
トレンチコートやチェスターコートはシンプルなデザインですので、「きちんと感」を保ちつつ、長く着られます。
・おすすめの色味
…「黒」「ネイビー」「グレー」などの暗めの色を選ぶことで、ビジネスシーンにも馴染みやすく、誰からも不快感を持たれない、間違いない着こなしができます。
・着丈の長さ
…ヒップを覆うくらいの長さがおすすめです。
営業職の方は、取引先への訪問時にコートを脱いだ際、ロングコートだと場所をとってしまい着脱にもたついてしまう可能性があります。
ヒップを覆うくらいの、長すぎないコートを選びましょう。
5. まとめ
・冬のビジカジ初心者は、ダークカラーのセットアップがおすすめです
・冬用のセットアップは生地に厚みがあり、総裏仕様になっているのが特徴です
・インナーは薄手のハイゲージニットがジャケットのシルエットも美しく保てます
もし、「既製品だと、満足いくサイズが見つからなくて...」という方はオーダーという選択肢を考えてみてもいいかもしれません。
FABRIC TOKYOではウィメンズラインをご用意しています。冬の仕事着にぴったりな生地もご用意してますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
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